「i-modellers」の次号のお題が「D-Day~ノルマンディ上陸作戦の脇役たち Hobo's Funnies」なので、それに使えるネタはないかな。いや、あるのはあるんですよ。大量に…。買い込んでばかりではなくちっとは作れよ、って話なのですが、ミニスケールの特殊車輌なんて、レジンの手のかかるキットばかりでして、まずは比較的簡単に完成させられそうなものは、などと考えるとなかなか無いんですよね。とりあえず、ネタに使えそうなキットを、在庫管理をかねてちょっと探してみます。
ミニスケールのホバーツファニーズの、シャーマンやチャーチルをベースにした特殊車輌、とくれば何と言ってもミリキャストですね。ここ近年で入手したものの一つが、「UK105 Sherman Mk.V DD Tank with fully erected screen」です。有名なシャーマンDDの、防水スクリーンを展張してまさに水上走行をする態勢の状態です。トップ画像は車体、砲塔、スクリーンの各パーツです。砲塔の防盾には防水シートが装着済み。車体はシャーマンDDの特徴である、スクリーンを取り付けるための裾部が一体成形されています。そしてスクリーンは、裾の方が湯口になっているので、それを削れば問題無く車体側の裾に密着させられます。
ただし、話はそう簡単には行きません。トップ画像では特徴的なパーツのみ撮影しましたが、実はこれ以外に細かいパーツが結構多い。足回りなどは同社のバトルフィールドシリーズ(BBで始まる製品番号)仕様でかなり一体化されているのですで、以前の製品よりはマシなのですが、それでもなかなか面倒そう。だって、完成したらこうなるんですよ。立てたスクリーン内側には、細い支柱がたくさんある。それから、水上走行中は操縦手席から前が全く見えませんから、砲塔後ろに操縦者を立たせ、スクリーンの上から顔をだしつつロッドで舵取りします。その操縦者の足場、そしてそこからつながる舵取り用のロッド。さらに、スクリューによる水上推進装置。これらにかなりのパーツ数があります。DD=Duplex Driveは、通常走行と水上走行の二重駆動、早い話が水陸両用、ってことですから、このスクリューも模型としての魅力ですよね。
考えるに、砲塔足場に操縦者が立って水上走行をしている時は、車体内部の通常の操縦手はいなくてもいいんでしょうか。いや、そんなはずはありません。ギアやスロットルの操作は操縦席でするはずですから、操縦手も必要ですよね。砲塔足場は車長か誰かが兼任したんでしょう。
はるばる英国から送られてくる間に、細いパーツは結構な割合で折れている。まあその辺は真鍮線かプラ棒で修復するとして、全体的にはミニスケールですから、あまり凝らずに雰囲気重視で行くしかありません。でも、この異形の様、模型としては大変な魅力がありますね。何とかこれを組み立てたいものです…。
と思っていたら、とんでもない落とし穴が! こちらの画像を見て下さい。
ミリキャストのシャーマンシリーズは、足回りがキャタピラまで含めて片側ずつ一体成形になっていることが多いのですが、その右側足回り。湯が回っていなくて、キャタピラが見事に欠損している…。げ~。こりゃすぐに製作というわけには行かないぞ。いつものあそこで買ったので、アフターサービスは大変丁寧に対応してくれるのですが、買ってからかなり時間が経っているので丸ごと返品・交換はちょっと気が引ける。でもミリキャストは以前から、不良パーツの請求には割と親切に応じてくれるようなのです。で、このパーツも、ついでに折れていた他のパーツも、交換をお願いしました。届くのがいつになるか分かりませんが、これを作るのはパーツが届いてから、ということになりますかね…。しかし、ここまで湯周りが悪いパーツは、ちゃんと検品しておいてよ、ミリキャストさん…。でも、車体に一体成形された、スクリーン展張用の空気ボンベとか、車体後部に追加されたスクリュー用の車軸などを見ていると、心だけは猛然と作りたくなるんです。
ミニスケールのホバーツファニーズの、シャーマンやチャーチルをベースにした特殊車輌、とくれば何と言ってもミリキャストですね。ここ近年で入手したものの一つが、「UK105 Sherman Mk.V DD Tank with fully erected screen」です。有名なシャーマンDDの、防水スクリーンを展張してまさに水上走行をする態勢の状態です。トップ画像は車体、砲塔、スクリーンの各パーツです。砲塔の防盾には防水シートが装着済み。車体はシャーマンDDの特徴である、スクリーンを取り付けるための裾部が一体成形されています。そしてスクリーンは、裾の方が湯口になっているので、それを削れば問題無く車体側の裾に密着させられます。
ただし、話はそう簡単には行きません。トップ画像では特徴的なパーツのみ撮影しましたが、実はこれ以外に細かいパーツが結構多い。足回りなどは同社のバトルフィールドシリーズ(BBで始まる製品番号)仕様でかなり一体化されているのですで、以前の製品よりはマシなのですが、それでもなかなか面倒そう。だって、完成したらこうなるんですよ。立てたスクリーン内側には、細い支柱がたくさんある。それから、水上走行中は操縦手席から前が全く見えませんから、砲塔後ろに操縦者を立たせ、スクリーンの上から顔をだしつつロッドで舵取りします。その操縦者の足場、そしてそこからつながる舵取り用のロッド。さらに、スクリューによる水上推進装置。これらにかなりのパーツ数があります。DD=Duplex Driveは、通常走行と水上走行の二重駆動、早い話が水陸両用、ってことですから、このスクリューも模型としての魅力ですよね。
考えるに、砲塔足場に操縦者が立って水上走行をしている時は、車体内部の通常の操縦手はいなくてもいいんでしょうか。いや、そんなはずはありません。ギアやスロットルの操作は操縦席でするはずですから、操縦手も必要ですよね。砲塔足場は車長か誰かが兼任したんでしょう。
はるばる英国から送られてくる間に、細いパーツは結構な割合で折れている。まあその辺は真鍮線かプラ棒で修復するとして、全体的にはミニスケールですから、あまり凝らずに雰囲気重視で行くしかありません。でも、この異形の様、模型としては大変な魅力がありますね。何とかこれを組み立てたいものです…。
と思っていたら、とんでもない落とし穴が! こちらの画像を見て下さい。
ミリキャストのシャーマンシリーズは、足回りがキャタピラまで含めて片側ずつ一体成形になっていることが多いのですが、その右側足回り。湯が回っていなくて、キャタピラが見事に欠損している…。げ~。こりゃすぐに製作というわけには行かないぞ。いつものあそこで買ったので、アフターサービスは大変丁寧に対応してくれるのですが、買ってからかなり時間が経っているので丸ごと返品・交換はちょっと気が引ける。でもミリキャストは以前から、不良パーツの請求には割と親切に応じてくれるようなのです。で、このパーツも、ついでに折れていた他のパーツも、交換をお願いしました。届くのがいつになるか分かりませんが、これを作るのはパーツが届いてから、ということになりますかね…。しかし、ここまで湯周りが悪いパーツは、ちゃんと検品しておいてよ、ミリキャストさん…。でも、車体に一体成形された、スクリーン展張用の空気ボンベとか、車体後部に追加されたスクリュー用の車軸などを見ていると、心だけは猛然と作りたくなるんです。