みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

イギリス兵の塗装 その6

2008年03月17日 23時48分17秒 | フィギュア(軍事)
 やっと結論らしきものです。日本ではイギリス軍車輌や軍服そのものずばりの色は発売されていません。でもヨーロッパでは、用途が細かく指定された塗料が出ています。例えば「AGAMA」というところのアクリル塗料には、「WW2 UK - Uniform Khak」というずばりの色があるんです。
http://tracks-n-troops.com/shop/index.php?manufacturers_id=5&main_page=index
ここのAG-B25をご覧下さい。もちろんウエブページ上のカラーでは正確なことは分かりませんが、大体こんな感じが書籍や映画で見る軍服の感じに近い気がします。クレオスのダークアースの赤みをやや減らしたような感じです。クレオスのカーキからも調整して作ることができそうです。

 各社のイギリス歩兵セットの塗装説明はそれぞれに塗料を指示していますが、いずれもなぜか「カーキ」には全く触れていません。いや、でもこれ、イギリス兵にも使えますよ。カーキではなくて、それがダークアースやフラットアースであったとしても、ビン生そのままでは使えないことに変わりはありません。だったら色合いを調整する素材としては「カーキ」でもいいんじゃないかな。ってことで、まずこのカーキを基調に軍服の色を決め、それとの対比でパウチ類の色も決めたいと思います。だいたいこういう色合いを参考に
http://www.ultracast.ca/products/35/034/default.htm
やや明るく調色するつもりです。

 ついでにイギリス軍の車輌の色についてですが、イギリスのメーカーからはイギリス軍車輌専用の塗料として「ブロンズグリーン」「ミディアム・ブロンズグリーン」「ディープ・ブロンズグリーン」などが発売されています。日本の製品はみんなダークグリーンとかカーキグリーンという言い方ばかりで、イギリスで用いられているブロンズグリーン系の名称を用いていません。そうすると、こうしたイギリス製の塗料の色合いは重要な資料になりますね。これは、AFVクラブのチャーチルが発売されるまでには一度整理しておかなければなりません。