さて次は、リンドバーグのキットです。スケール的にはこれが一番小さいようです。ちょうど夜間飛行に離陸する、といった雰囲気の箱絵で、大変よくできています。この時代の箱絵は、前回のオーロラにしても、なかなかよいものですね。
この箱絵で見ても分かりますが、ツポレフ104では胴体の客室窓が一列に並んでいないんですよね。客室の座席窓はまっすぐツラ位置に並んでいますが、機首の操縦席後ろ、それから主翼の上部、最後部の水平尾翼前の窓が、若干上の位置にあります。ツポレフ104は元々爆撃機から改造された旅客機なので、内部容積が狭く、旅客機としての効率は悪かったと言われています。客室以外のスペースを取るのに苦労したのでしょうか。一番後ろの窓や主翼上部の窓は、客室ではなくキャビンや乗務員用スペースなどに使われるのでしょう。それから機首にある高い窓は、おそらく天測を行う航法士用のスペースなのではないでしょうか。と言うのは、このすぐ上に天測用の球形窓がついているからです。GPSのある現在では考えられませんが、当時はドーム型の窓から天測儀を空に向けて自分の位置を計算していたんですね。もちろんこの後も自立航法装置はどんどん発達するのですが、ずいぶん後の時代の新しい旅客機でも、天測用の天井小窓をつけたままのものがあるようです。もしもの時用なのでしょうか。夜間飛行で、高空から、天測窓で空を見ると、さぞかし星が綺麗に見えるでしょうね。
この箱絵で見ても分かりますが、ツポレフ104では胴体の客室窓が一列に並んでいないんですよね。客室の座席窓はまっすぐツラ位置に並んでいますが、機首の操縦席後ろ、それから主翼の上部、最後部の水平尾翼前の窓が、若干上の位置にあります。ツポレフ104は元々爆撃機から改造された旅客機なので、内部容積が狭く、旅客機としての効率は悪かったと言われています。客室以外のスペースを取るのに苦労したのでしょうか。一番後ろの窓や主翼上部の窓は、客室ではなくキャビンや乗務員用スペースなどに使われるのでしょう。それから機首にある高い窓は、おそらく天測を行う航法士用のスペースなのではないでしょうか。と言うのは、このすぐ上に天測用の球形窓がついているからです。GPSのある現在では考えられませんが、当時はドーム型の窓から天測儀を空に向けて自分の位置を計算していたんですね。もちろんこの後も自立航法装置はどんどん発達するのですが、ずいぶん後の時代の新しい旅客機でも、天測用の天井小窓をつけたままのものがあるようです。もしもの時用なのでしょうか。夜間飛行で、高空から、天測窓で空を見ると、さぞかし星が綺麗に見えるでしょうね。