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ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「1911」、中国の辛亥革命の年、日本人は知らないのかな?

2011-11-08 17:53:41 | 中国映画
原題は「1911 辛亥革命」なのに、日本の題名は1911のみ。

ジャッキーチェーン、100作目とかで、むしろこちらの方に目が行ってしまう。

でもこの映画、むしろ、中国のプロパガンダ映画だ。

現代中国の祖、孫文がなしえた辛亥革命を描くことによって、

中国人のルーツを呼び覚ます。

あたかも、むかしの共産主義映画のように。

ただ、ジャッキーチェーンが、監督・主演することによって、

現代的な歴史劇・戦争映画となっている。

登場人物が多いのと、字幕が左右下と表示され、うっかりすると、読み過ごし、前後の脈絡が分からなくなるという日本人のハンデがある。

さらに、袁世凱というどちらの味方かわからない人物が、もう一方の主役となるので、混乱する。

最初、この映画の背景となる当時の中国の立ち位置について解説があり、ずいぶん助かるが、でもちょっと中国の近現代史に興味がないとついていけない。

一方で、恋愛映画的要素もあり、一応娯楽作としても見られるが、当初に革命のため命をささげた女性闘士が描かれるが、彼女の説明がないので苦しい。

ジャッキーチェーン映画として楽しむには、ちょっと硬い映画だ。
コメント (1)
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