ひろの映画見たまま

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「それだけが、僕の世界」、元ボクサーの兄とサバン症候群の弟、母を交えてのファミリーストーリー!

2019-05-30 17:30:33 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

落ちぶれた元プロボクサーの兄と天才的なピアノの腕を持つサバン症候群の弟が織り成す兄弟の絆を描いたヒューマンドラマ。

ボクサーの道もたたれたジョハが、交通事故にあった相手が、ピアノの名演奏家。一族が音楽会をも牛耳っていた。

この変則技が効いて、ジンテが演奏会で演奏するようになる奇跡がこの映画の肝。

ジョハの父親の暴力が、ひどくて、これは韓国ならではのシチュエーション。

夫の暴力に耐えかねて、子を置いて家出したジンテの母、ジンテは一人で父の暴力を受け悲惨な少年時代を送っている。

一方、ジョハは、サバン症候群ゆえ、母の愛の元で育っている。

この二人のギャップが、はじめぎくしゃくするが、母の家出を契機に絆を取り戻す。

泥臭い中にも光る愛の表現は韓国映画ならではの力量だ。

イ・ビョンホンが兄を演じ、芸域を広げている。

ジンテを演じるパク・ジョンミンは、ピアノの超特訓を受け、吹き替えなしで頑張っている。

母を演じるユン・ヨジョンがいい味出している。

 


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「夜の浜辺でひとり」、第67回ベルリン国際映画祭で韓国人俳優初となる主演女優賞を獲得したヒューマンドラマ。

2019-05-29 16:55:11 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆

ホン・サンス好き ☆☆☆★

今年のカンヌ映画祭は、韓国映画「パラサイト(仮題)」がパルムドールを受賞した。韓国映画が国際的に認められている証拠だ。

本作は、ホン・サンス監督作品。

ホンサンスとベルリンで主演女優賞を獲得したキム・ミニは、不倫関係にある。

で、映画はというと、舞台がドイツ・ハンブルグと韓国・東海岸の都市、江陵(カンヌン)。

どちらも、海岸が美しい。

ほぼ、全編会話集なので、興味を抱かないとまさしく、つまらないの一言。

だが、監督と女優の関係を知っていると、まさに二人、とくに女性の心の揺らぎが見事に紡ぎだされている。

2部に描かれるのは、まさに、酒場での酔客の会話。

そして、海辺に寝そべり、転寝するキムミニ。それは白昼夢。

演技派、キム・ミニにして初めてなし得る心情のトロなのである。

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「ゴールデンスランバー」、伊坂幸太郎のミステリーを韓国で映画化!

2019-05-23 14:48:14 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆

国家的な陰謀に巻き込まれた平凡な男を描き、堺雅人主演で映画化もされた伊坂幸太郎の同名小説を、「MASTER マスター」などで知られる人気俳優カン・ドンウォン主演で、韓国で再映画化。

強盗から人気アイドル歌手を救い、一躍国民的ヒーローになった誠実な宅配ドライバーのゴヌは、久々に連絡があった旧友ムヨルと再会するが、その時、目の前で爆弾テロが発生。次期大統領候補が暗殺されてしまう。

そこで、ソウル市内を走る走る。逃げまくるゴス。

国家暗殺団に利用されたのだ。

日本の推理小説を、韓国で翻案しているので、随所に違いが。

でもこれはこれで、韓国らしい持ち味が感じられる。

 

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「いつか家族に」、なさぬ子をめぐる愛憎ドラマ!

2019-05-16 17:17:09 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆

「活きる」で知られる中国の作家・余華(ユイ・ホア)によるベストセラー「血を売る男」を映画化したヒューマンドラマ。

ハ・ジョンウが監督としてメガホンをとり、自ら主演も務め、物語の舞台を朝鮮戦争後の激動の韓国に舞台を移して描いた。

1953年から始まるこの物語、当時の韓国の庶民事情を描いている。

明日の生活に困る貧乏人たち。献血で生活の糧を得ていた。さらには、ラストでは、金銭のための臓器提供。

死にかけの病人が出ると、占い人が、祈祷で死神を呼び出す。

男性優位の世界。

それにしても、中盤、長男が妻が犯されできた他人の子。血液型で証明。

11年知らずに育ててきたと夫の冷たい態度。

それが、長男の脳炎で、手術費用をねん出するために父親が血を売り歩く家族愛。

いかにも、韓国映画らしい、誇張というかコメディというか?

ラストは、涙なくしては見られない。

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「代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン」、朝鮮側から見た文禄の役!

2019-05-05 17:28:53 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆★

豊臣秀吉が、中国制服を目指し、韓国に攻め入った文禄の役を韓国側から描いた。

1592年、壬辰倭乱(文禄の役)が勃発し、王である宣祖は若き後継者の光海に責務を押し付け、自身は明へと避難してしまう。残された光海は王に代わって兵を集め、戦火に身を投じ、そんな光海を、生活のために他人の軍役を代わりに担う「代立軍」と呼ばれる農民たちが護衛することになる。

まあ、日本軍は敵役で、鉄砲まで持った近代軍。

そんな中、急に王を命ぜられ、援軍を求めて江界へ向かう。

頼りになるのは、代立軍。

王の成長と、代立軍の奮闘を描いた歴史ドラマ。

韓国映画らしく、ドラマ建ては立派。

ただ、いかんせん負け戦だけに、見ても気分は晴れない。

まあ、当時の韓国の実情が垣間見れるのは、おまけか。

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「The Witch 魔女」、本国初登場第一位!

2019-04-28 09:23:49 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆

アクション映画好き、韓国映画好き ☆☆☆★

ある特殊な施設で育てられ、8歳の時に逃げ出したジャユン。記憶を失った彼女は、助けてくれた酪農家の娘として暮らすことに。

それから10数年後。頭に異変を感じるようになったジャユンは、その手術費用と経済状況の厳しい養父母のため、賞金目当てでオーディションを受けることを決意。しかしテレビ番組であるマジックを披露したことから、謎の男たちに追われる身となってしまう。

実は、この映画続編があって、三部作以上。

そのため、前半は、導入部としてジュヤンの生い立ちなどの説明に終始。この辺は、韓国らしいコミカルな展開。

後半は、まさにバトルアクション。韓国映画らしく、グロっぽいところも出てくる。

演出の妙と各映画祭で評価されているキムダミの演技力で、ぐいぐいと引っ張っていく。

続編が期待される。

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「ファイティン!」、マ・ドンソク主演の腕相撲選手権!

2019-04-11 16:55:30 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆

腕相撲映画好き ☆☆☆★

「新感染 ファイナル・エクスプレス」「犯罪都市」のマ・ドンソクが主演。

幼いころに、アメリカに養子にやられ、韓国語がほとんどしゃべれないという設定。

スポーツの中でも、腕相撲を取り上げるのは、なかなか勇気がいる。

マ・ドンソク(たしかに腕が太い)と腕相撲を組み合わせたアイデア。

ただ、腕相撲だけでは、盛り上がらないので、家族物語を絡ませる。

実の母を訪ねて韓国を訪れるのだが、母はすでに亡くなり、見知らぬ母子家族が。

ドンソクのいかにも、ぶきっちょな男らしい男が気を引く。

さらに、彼の周りをうろつくプロモーター。

父の借金が、絡んで八百長試合を受けてしまう。

まあ、王道腕相撲選手権と、かわいい姪っ子たち。

家族物語で盛り上がる。


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「黄泉がえる復讐」、犠牲復活者がからむ事件!

2019-02-19 17:35:38 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆

「反逆の韓国ノワール2018」上映作品

韓国映画は、時々、風変わりな作品を作り出す。

本作も、犠牲復活者という、仏教世界では考えられれない存在がテーマ。

何者かに殺された人間がその相手に報復すべく生き返るという。

そのため、アイデアとしては面白いが、ちょっとあれっという感じの展開。

検事のジンホンには7年前、母親が強盗に殺害され、その後に犯人と見なされた男が死亡したという過去があり、母を殺した真犯人は別にいると考えるジンホンは、独自の調査を続けていた。

だが、その母が「犠牲復活者」として、蘇り、あろうことかジンホンに襲い掛かる。

その背景に、母親の死に犠牲復活者が絡んでおり、最期には、真相が明らかになり、終わる。


 

 

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「一級機密」、実際にあった航空機汚職!

2019-02-07 18:12:16 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

念願の国防部へ異動し、軍需本部の航空部品購買課の課長としてエリート街道を歩み始めたパク・デイク中佐。

過去の購買履歴からエアスター社という企業と軍との間に独占的な取引があったことを発見する。

さらに、エアスター社の部品の欠陥を指摘していたパイロットのカンが、任務中に墜落事故を起こし、生死の境をさまよい、死んでしまう。

パクは、テレビ記者に、真相を話し、放送してもらおうとするが、つぶされてしまう。

部長以下、その取り巻きは、徹底的に、隠ぺいを図り、パクへの圧力をかける。

パクが、正義漢であるだけに余計に身びいきしてしまう。

後半まで、パクへのいびりが続いて、もうだめかと思ったときに、ラストでやってくれます。

汚職事件は、どこでもあるが、韓国の執拗さはえげつない。

映画ということもあるが、演出、演技とも、一級品だ。

韓国映画ということで、あまり評判になっていないが、なかなかの良作。

パクをキム・サンギョンが好演。ただいつも渋い顔をしているのが難。

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「7号室」、個室ビデオ店のドタバタ!

2019-01-03 17:13:56 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆★

韓国映画好き ☆☆☆

アイドルグループ「EXO」のメンバーで、「あの日、兄貴が灯した光」などで俳優としても活躍するD.O.(ディオ)が貧乏学生のアルバイト店員を演じ、片方の主役です。

一方の主役は、店を売却したい社長ドゥシクを演じている「悪女 AKUJO」「高地戦」のシン・ハギュン。

狭い部屋が並ぶ個室ビデオ店。その中の7号室が舞台。

新しく入ってきたバイトが、雨漏りで、清掃中に感電死。社長にたまたま売却先の電話があり、警察に届けられず、7号室に放置。

一方、貧乏学生は、金策をネタに脅され、麻薬を7号室に保管。

二つの秘密をめぐって、どたばた。

ストーリーテリングがうまく、次々と起こる事件に終りまで見てしまう。

韓国社会の疲弊感を表しているとかで、社会派でもある。

でも、それ以上でもそれ以下でもない。

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