ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「最初で最後のキス」、煌めくイタリアの高校生!

2019-04-08 17:41:42 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

Pg12

不器用な僕らが誰より輝いていた日々
イタリアでスマッシュヒット、各国映画祭で観客賞受賞! 
16歳の女子♀1×男子♂2。3人の恋と友情をビタースイートに描く青春ストーリー! 

イタリアの高校生ってこんなに進んでいるのか。

ゲイの男性をめぐる、友情と恋。

セックス談義も大っぴら。

いじめにあってもたくましく生きる。

題名に反して、この映画はシリアス。

ポップな語り口だが、その裏にどんよりした重みが。

養子に来たロレンツオ、ゲイであることを隠さず、派手な衣装で軽やか。

裏の主人公(ナレーション)ブルー。恋人と4Pをしたとか自慢か?

バスケ部のアントニオ、バスケ部でも外れた存在。兄の亡霊がまとわりつく。

この映画は、実際に起きたゲイ殺人事件がモチーフの映画。

どこか怪しげな、それでいて、はじけている、青春のほろ苦さあふれている。

レディガガの音楽が素敵。

 

 

 

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「Re:デッド」、イタリア製ループホラーです!

2019-01-27 10:38:06 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆

ホラー・スプラッター映画好き ☆☆☆

劇場未公開

「世界中のファンタ系映画祭で34冠! 全く新しいSFスリラーの傑作が誕生!」の売り文句はすごい!

大学の女教授エマはツアーガイドのジュリアが運転する車で中世期の遺跡を目指していた。
ところが途中で車が故障し、そこへ突如現れた仮面とマント姿の何者かにエマは殺害される。
しかし、死んだはずのエマが意識を取り戻すと、周囲の時間は殺される前に戻っていた。
再び何者かに殺害されるとまた同じ時間に巻き戻り、不可解なタイムループから抜け出せなくなったエマ。
無限に繰り返される同じ恐怖の一日。
果たして彼女は、このループする空間から無事に脱出できるのか!?

ループ物だが、次々に新しい展開なのが、興味を引く。

ただ、後半は、説明が多くて、

主人公を演じるマーセラ・ブラーガ、塾女系で、全裸シーンが多い。

途中挟まれるシーンなど、スプラッター(血が多い)シーンが多いので、嫌いな人はNG.

ホラー映画好きで、暇のある方にはいいかも。

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「ロング,ロングバケーション」、夫婦でフロリダへ、ロードムービー!

2018-09-02 17:13:02 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

イタリアの名匠パオロ・ビルツィが監督。

ヴェネチア国際映画祭、トロント映画祭でも熱い称賛を浴びた、笑いと涙に溢れる最高のロードムービー! 

舞台はアメリカ。認知症の夫と末期がん患者の夫婦が、おんぼろキャンピングカーで、アメリカ最南端のキーウェストを目指す。

夫を演じるのが、ドナルド・サザーランド。妻を演じるのがヘレン・ミレン。

絶妙コンビで、ロードムービーを演じ切る。

認知症の夫は、妻すら認知できない状態。だが、やり取りのうちに思い出す。

夜は、8ミリの映像を鑑賞、若かりし頃をしのぶ。

基本、認知症男の運転は許される訳もなく、途中警察に追われたり、妻を置き去りにしたり、ハラハラの連続。

妻は、ガン末期で、痛み止めの薬が欠かせない。そんな体での長旅は無理、当然途中で倒れることに。

夫が元国語教師で、愛するヘミングウェイの暮らした、キーウェストを目指す。

まあ、映画だから許される話ではあるが、ちょっと無謀。

でも、主演二人の微妙な駆け引きが映画を面白くしている。

お互い昔の浮気話を蒸し返して、男女の機微は難しい。

しみじみと人生を考えさせる良作だ。


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ツタヤ発掘良品 「狂った夜」、イタリア、若い男たちの無軌道!

2018-05-29 11:14:53 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆★

イタリア映画好き ☆☆☆

1959年作品

『奇跡の丘』等の名監督ピエル・パオロ・パゾリーニの脚本をマウロ・ボロニーニが監督。

戦後、イタリアのリアリズムが全盛期を迎えた。本作は、その最後期の作品。

貧しい青年たちの一夜の出来事を描いている。

盗んだ銃を故買屋で売り、その金で贅沢に遊ぶ。

前半は、娼婦たちとのざれあい、金持ち青年たちとの喧嘩となれ合い。

後半は、女と遊びまくるお話。

ファーストシーンとラストシーンの、捨てられた紙幣が象徴的。

戦後のローマの荒れ果てた郊外がうらさみしい。

 

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「ブランカとギター弾き」、フィリッピン、孤児と盲目のギター弾き!

2018-04-09 10:38:07 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆☆

子供好き、人情映画好き ☆☆☆★

ヴァイオレンスな映画は、フィリッピンでは作られるが、こういったニューマンな作品はまれ。

それも、日本人監督作品。それも初監督。

監督の長谷川氏は、カメラマンとして国際デビュー。その後、フィリピンで短編映画を撮り、

そのおかげで、ベネチア・ビエンナーレ、ベネチア国際映画祭の出資を受けこの映画を製作、第72回ベネチア国際映画祭でソッリーゾ・ディベルソ賞、マジックランタン賞を受賞。

物語は、ストリートチルドレンのブランカ。

町中で、盲目のギター弾きと出会い、歌を教えてもらいホールでも歌うことに。

だが、世の中はそんなに甘くない。

主演のサイデルガブデロは、ユーチューブで歌っているのも見いだされ出演。その透き通った歌声は見事。

ロードムービー的雰囲気の映画で、ストリートチルドレンの過酷な日常が活写される。

そして、ギター弾きの人情に惹かれ、徐々に成長していく。

フィリピンの現状をこのような形で見れるのは、不思議な気がする。


 

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「ファルコン イタリア警察特殊部隊」、ハードタッチのイタリア産異色ポリスアクション。

2018-03-21 17:47:28 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆

WOWOW公開後DVD化

ナポリが舞台、特殊部隊ではなく、二人の悪徳刑事の活躍。ベテランのペペと若手のフランチェスコは、荒っぽい方法を使ってでも犯罪者を捕まえる毎日。

だが、同僚のマリノガ自殺したことから、ペペは、マリノの飼っていた犬を飼う羽目に。

一方、フランチェスカは、マリノの自殺の原因を作った情報屋を殺してしまう。

そこを見られた中国女に惹かれていく。

フランチェスカがペペの犬をマフィアに売ったことから、騒ぎが起こり。

二人は、中国マフィアと戦うことに。

まあ、いまいち魅力のない映画。

タイトルや予告編の割にこじんまりした映画だ。

 

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「歓びのトスカーナ」、精神を患った二人の女性の逃避行!

2018-02-05 10:06:01 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

イタリアのアカデミー賞と言われるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で17部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演女優賞など5部門を受賞。

冒頭、虚言、妄想癖のベアトリーチェ。精神病施設で、しゃべりまくる。

そこへ、鬱に陥ったタトゥ女のドナテッラが新しく入所してくる。

要は、二人の狂った女性の物語だ。

おかげで、タイトルの「歓び」なぞ正反対の日々だ。

ちなみに原題は「La pazza gioia」、狂った歓び。

邦題をみて、楽しいイタリア映画を期待したら裏切られる。

だが、この二人の珍道中、施設を後にして、世の中を楽しむ旅だ。イタリアの景色は美しい。

まず、ベアトリーチェの弁舌のさわやかさに驚かされる。いわゆる詐欺だ。車は盗むは、高級レストランでトンずらするは、銀行までだますのだから、まったくもって罪の意識がない。

一方のドナッテラ、鬱ゆえに、子供から離され、養子に出され、会うことすら拒絶される。

こちらは、入水自殺から、子供との海辺の戯れまで、涙せずには見ていられない。

風刺を聞かせながら、イタリア社会の膿をあぶりだす。

それにしても、精神病院の対応の人間尊重は、傾聴に値する。

監督は、「人間の値打ち」のパオロ・ビルツィ。ベアトリーチェをバレリア・ブルーニ・テデスキ、ドナッテラをミカエラ・ラマゾッティが好演。

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「甘き人生」、母の死が受け入れられない男の顛末!

2017-12-30 17:36:40 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆☆

イタリア映画好き、マルコ・ベロッキオ好き ☆☆☆☆

イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオが、イタリア人ジャーナリストのマッシモ・グラメッリーニによるベストセラー自伝小説を映画化。

イタリア映画界最大の栄誉であるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で監督賞ほか最多8部門を受賞。

1960年、トリノ、サッカー場が見えるアパートに住む9歳の少年マッシモ。母とかくれんぼしたり、マザコンだ。

ある日突然母が亡くなる。死因は誰もはっきり教えてくれない。

1990年、ローマ、ジャーナリストとして成功するも、トラウマを引きずっているマッシモ。

偶然から、彼の悩みを聞いてくれるジョイに出会う。

父も死に、トリノの家を売ろうと考えたマッシモ。そこには、父母の名残が。

サラエボで、母が殺され、呆然とする少年に出会ったり、母とのもめごとで死にたいとする投書に返事を書き、好評を得たりと、さまざまなエピソードが収れんしラストへ。

真実を知ったマッシモは、心を癒されるのだろうか、少なくとも、彼女というかけがえのない存在が現れた。

ちょっと、日本人的には、理解しがたい題材だ。演出の力で重厚さは感じられるが、どうだろうか。

 

 

 

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「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」、イタリア版鋼鉄ジーク。

2017-12-29 18:12:28 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

PG12 エログロあり

イタリア・アカデミー賞と言われるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、最多16部門にノミネート、新人監督賞を始め、最多7部門受賞した! 

1975年に日本で放送され、1979年にはイタリアでも放送された永井豪原作のSFロボットアニメ「鋼鉄ジーグ」をモチーフにしたSFアクション映画[

イタリアローマの下町が舞台。

窃盗で生計を立てているエンツォ。

腕時計を盗んで見つかり、追いかけられ、窮地で飛び込んだ河。そこにあったドラム缶にはまったことから、鋼鉄の体になってしまう。

力任せでATM機をぶっ壊し、金を盗むが、札束に色素をかけられ無駄骨など、そこここに、小ネタが。

古売屋のオヤジに次の仕事を紹介され仕事をするが、古売屋の娘を引き取る羽目に。

この娘が、知的障害で、後に父にもてあそばれていたことがわかる。エンツォと恋仲に。

一方、古売屋のもとじめやその部下などが絡んで、要は、小規模なやくざの争い。

エンツォは、電車を力で止めたことで街の評判となる。

そんな彼をねたんだ闇組織のジンガロが立ちはだかる。このジンガロがなんとも小物だが、ちょっといかした癖のある男。

娘も殺されてしまう。

そして「その力をもっと世のために使って」と懇願され目覚める。

ラストは、サッカー場でのジンガロとの一騎打ち。

小ネタのきいた展開で終りまで飽きさせない。

小物が改心して、世のために立ち上がるところがみそ。

全体に暗いイタリア映画独特の映像美。

また、音楽も絵にあっている。


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「暗黒街」、イタリアカジノ法案成立をめぐる暴力と欲望の争い!

2017-12-18 11:16:13 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆☆

イタリア、暴力もの好き ☆☆☆★

一部劇場で公開

イタリア・フランス合作

2011年、当時イタリア首相だったシルヴィオ・ベルルスコーニは未成年者売春を始めとする数々のスキャンダルで辞職した。

この事実に基づき、悪の黒幕たちの争いを描いたバイオレンス。(喉首掻っ切るのがすごい)

イタリアでは、政治家が未成年者売春にかかわるとは、この映画も、カジノ法案にかかわる大物政治家が、未成年売春、麻薬で事件を起こし、それをもみ消すことから事件が始まる。まさに、目には目をの復讐合戦だ。

政界、宗教界をも巻き込んだ争い、なかでも、ジプシーギャングの立ち位置がすごい。

日本では、たけしの「アウトレイジ」があるが、本作は、実際に起こった事件をモチーフにしているだけに現実感があって迫力がある。

登場人物が多く、人の見分けがつきにくいが、大筋が理解できると、なかなか面白い。

映像や、音楽が渋く、役者もうまい。

久々に、イタリア映画に堪能した。

主役のピエルフランチェスコ・ファビーノが渋い、冒頭の売春婦とのセックスシーンはお見事。

 

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