ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ザ・トライブ」、聾唖者のエロ、グロ、バイオレンス

2015-11-30 17:42:10 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆

前衛(今までに見たことない新しい)映画好き ☆☆☆☆

ウクライナ映画

第67回カンヌ国際映画祭の批評家週間でグランプリを受賞。

聾唖者の映画なので、全編セリフおよび字幕がありません。すべて手話(健常者は理解不能)

冒頭、主人公セルゲイが新しい学校へ転校してきたところから。

最初は、話している内容がわからないことへのいら立ちで辞めたくなる。ただ、聾唖者の会話は、甚だしくトーンが高く暴力的にさえ見える。

まして、画面はほとんどロングショット、ワンショットの時間が長い、またまた眠気を誘う。

そして描かれる暴力的いじめ。

一応、主人公に同情を禁じ得ないが、やがて、その主人公が、悪の仲間に。

学校ぐるみでトライブ(族)という悪の組織。

女学生は、売春の対象に。

一方で、セルゲイは売春学生に恋をし、全裸セックス。

だが、彼女はボスの女。

妊娠、堕胎、リアルな表現に唖然。

やがて暴力がエスカレート。とどまらない。

故に、話はドツボにはまる。

その描写手法と、容赦しない暴力とエロの人生で、ウクライナの現状を告発しているのだろうか?
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嵯峨嵐山 紅葉の探索 宝厳院 続

2015-11-30 09:25:13 | 日記
宝厳院の続き、

紅葉も綺麗だが

そこここに、古びた木や岩が、風情を醸し出している。

紅葉だけでなく、寂も楽しみたい。














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「Re:LIFE リライフ」、中年男の再生物語です。

2015-11-29 18:03:12 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

ヒューグラント好き ☆☆☆☆

あのラブコメの王者、ヒューグラントも55歳。

今回は、15年前にアカデミー賞に輝き、今や鳴かず飛ばずの脚本家を演じる。

妻にも逃げられ、田舎町の大学のシナリオコースの講師にいやいや就職。

全然やる気のなかった講師が、生徒たちと触れ合い、恋もするうちに、自らの生きる道を見出していく、ある意味成功物語。

ヒューグラントが、やる気のない脚本家を、見事に体現し、その渋さゆえに、ラブコメの要素満載で、心を温めてくれます。

脇を固める役者も達者で、J・K・シモンズ、マリサ・トメイをはじめ、抜かりない。

これといった盛り上がりはないが、無難な出来に安心。
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嵯峨嵐山 紅葉の探索

2015-11-29 10:17:16 | 日記
紅葉の季節

今年は、親友と嵐山の旅。

まずは、紅葉の名所 宝厳院(ほうごんいん)へ。

ここは、「獅子吼の庭」が有名。

その雄大な庭は、嵐山を借景とした広大な和風庭園。

そこここに紅葉があり、紅葉の種類によって、色づきが違うので、今が旬ともいえるし、でもないともいえる。























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「愛の棘」、若い高校教師と女生徒との妖しい関係

2015-11-28 17:11:38 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

韓国・サスペンスドラマ好き

いかにも韓国映画らしい展開、昔のAVっぽいという人もいるぐらいベタ。

妻の父のこねで高校師をしているジュンギ、妻は妊娠後期、セックスもままならない。ラグビーが好きでコーチをしたいと思っている。

そんなとき、教え子のヨンウンが猛アタック。

雨の日、傘を持たない二人が校舎に取り残され、ヨンウンのお色気攻撃にキスをしてしまうジュンギ。

そこから始まる愛の棘。

妻が夫の行動に疑問を抱き、ヨンウンの家庭教師に、家庭に招き、泊らせたりする。

女同士のせめぎあい。

やっぱり女は怖い。

ヨンウンの妊娠騒動があって、更には生まれたての赤ん坊の盗難。

なかなか目を離せない展開だ。

韓国映画らしい暴走が続くが、それにはまると抜け出せない。
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「ゲイト・オブ・ザ・サン ~終わりなき聖戦」、アルジェリア発アクション映画です

2015-11-27 17:30:25 | 映画
おススメ度 ☆☆

アクション映画好き ☆☆☆

アルジェリア映画

地の果てアルジェリア―テロ犯罪の巣窟、北アフリカを舞台に、秘密軍事テロ組織≪O.A.S≫と、国家警察の壮絶な攻防戦を描く、スーパー・バイオレンス・アクション!!

最近は、アクションシーンについては、どの国においてもかなりな出来。本作も、話の展開はいまいちだが、アクションシーンは結構見せてくれる。

勿論、出てくる役者などもなじみがないし、場所がアルジェリアと異国情緒たっぷりだ。

フランスからのアルジェリアの独立を阻止しようとした組織≪O.A.S≫。

それを利用しようとたくらむ悪の組織。

BRI(フランス国家警察探索出動部隊)が動きさす。

そして潜入捜査。

ナイトクラブが舞台だ。

肉体のぶつかり合いから、銃撃戦、カーアクションと暴力映画の王道だ。

91分の中尺なので、あまりだれずに、一気に見せる。

マイクタイソンが本人役で出ているのがご愛嬌。

まあ、暇つぶしにはいいかも。
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「FOUJITA」、フランスでも活躍した日本人画家・藤田嗣治の半生

2015-11-26 17:10:18 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

フジタ画伯、小栗康平監督、オダギリジョー好き ☆☆☆☆

日本・フランス合作。

藤田嗣治は、1920年代、エコールドパリと言われた最盛期の、パリ画壇で、「乳白色の肌」で裸婦を描き、有名になった画伯だ。

映画前半は、このパリ時代のフジタを描いている。

といっても、ほとんどがセットのまるで舞台劇のような静謐さで描かれる。

途中、小栗監督得意のフェスティバルで盛り上がるが、それ以外は、淡々とフジタの行動とその周りの人たちを描いている。

絵の美しさはあるとしても、劇としての説明要素の欠落から、なかなか、映画に没頭できない作りになっており、見方によっては眠気さえ誘う。

ただ、わざわざ、パリで撮影しただけあって、当時の息吹みたいなものは感じられる。

そして後半突如、日本に舞台が移り、第二次世界大戦中、疎開先で生活をしながら
、日本画壇を背負う立場に置かれる。

従って、従軍しての絵や、想像に基づく玉砕の絵など、基本的には戦意高揚に勤める。

一方で、田舎での生活は、キツネが出てきたり、小栗流のファンタジーへと突入する。

ラストは、戦後日本を追われたフジタが描いたフレスコ画が続き、そこには、フジタ本人が描かれている。

その後は、日本へ帰らず、かの地で亡くなっている。(映画後日談)

日仏合作だけあって、俳優陣もフランス。日本ベテランが演じています。フジタのオダギリははまり役に見える
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「幕が上がる」、ド根性高校演劇部

2015-11-25 17:45:41 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

青春映画好き、演劇好き ☆☆☆☆

平田オリザの原作を、ももいろクローバーZ メンバー主演で描く、高校演劇の頂点を目指す生徒たちのセッション。

ももクロは名前しか知らない当方にとっては、見知らぬ主人公たちの成長物語に付き合うことに。

平田オリザといえば、演劇界の重鎮だが、彼が、ももクロメンバーを指導したというから、そういう意味では重みがある。

確かに、おどおどして、演劇部を立ち上げた最初に比べれば、ラストにはちゃんと演劇を演じているのだから大したものだ。

そしてこの映画の肝は、黒木華演じる吉岡先生。

そのスパルタ教育は、セッションの鬼教師を彷彿とさせる。

自ら、演劇を目指しながら、高校教師にあまんじるジレンマと戦いながら、ももクロメンバー達を叱咤激励する。

そして地区大会まで勝ち上がる。

恋愛沙汰は御法度、ただ、一途に目標に向かって進む生徒たちは神々しい。

それをだれずに演じあげたももクロも立派。

やはり何といっても、平田オリザの原作と、「桐島、部活やめるってよ」の喜安浩平の脚本がしっかりしている点だ。

いずれにせよ、青春に精いっぱいの生徒たちは素晴らしい。
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「神の一手」、囲碁をめぐる抗争

2015-11-24 19:26:12 | 韓国映画

おススメ度 ☆☆☆

囲碁をまで、やくざ映画のネタにするとは、韓国映画も多芸多才。

囲碁も賭けの対象、更には、隠しカメラとマイクを使った偽物同士の対決。

そして、囲碁の才能があれば子供まで、ばくちに付き合わされる。

兄が、暴力団の一計にはまり、碁石を食べさせられ殺され、自らはその罪を着せられ刑務所に。

おとなし目の碁石うちが、復讐を誓い、刑務所で、囲碁と格闘技を研鑽。

お調子者・最強の盲人(通称ジーザス)・ライダーマン(仮名・右手が義手)を仲間にする。

冷凍庫で裸で碁打ちをする荒業などをこなし、剣使いの相手のボスとのタイマンを経て、

囲碁の世界なのに、血の海と死体がごろごろ、

コメディタッチを交えながら、暴力シーンへ突入する。

途中色恋沙汰も交えながら。

「愛のタリオ」などの人気俳優チョン・ウソンが、主人公を演じ、その肉体美をこれ見よがしに披露する。

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「ラストナイツ」、中世帝国の「忠臣蔵」

2015-11-23 19:12:18 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

なんと、祭日に関わらず、映画鑑賞者は私一人。稀有な体験。

紀里谷和明監督ハリウッド進出第一作。

忠臣蔵を、中世の帝国で描いて見せた。

脚本は、カナダ人。

俳優は、主役がクライブ・オーウェン・英国、その主君役のモーガン・フリーマン・米国、黒人、部下のクリフ・カーティス・ニュージランド、マオリ族、敵役アクセル・ヘニー・ノルウェイ、敵の戦士伊原剛志・日本、味方アン・ソンギ・韓国など、国際級。

チェコ、韓国で撮影が行われ、脱日本色。

敵の城は、大石邸と比べ物にならない広大な鉄壁の城だ。

ポスター一つ見ても、脱日本。

これじゃ日本人は敬遠するね。

まあ、壮大な物語に仕上がってはいる。

舞台も大きい。

物語は、忠臣蔵なので入りやすい。

ただ、話を知っていると、先が読めてしまう。(ラストは忠臣蔵とは異なる)

映像が美しいのは、背景のせいかも。
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