おすすめ度 ☆☆☆
1988年製作 第41回カンヌ国際映画祭で芸術貢献賞を受賞。 劇場公開日:2024年3月2日
プロットの根幹は、3人のシシー(祖母、母、娘)がそれぞれの夫を溺死させる、ただそれだけなのだが、視覚的な潤沢さでここまでリッチで面白い映像になるとは。検死官とその息子の役割も大きい。
縄跳びをしながら少女が百個の星を数えるこのプロローグから死のゲームが数のナンバーカウントとともに始まる……。60歳のシシー・コルピッツ1(ジョーン・プローライト)は、夫のジェイク(ブライアン・プリングル)が日曜学校の教師ナンシー(ジューン・ガーネット)と浮気している現場を目撃し、酔っ払ってブリキの浴槽につかっている夫を溺死させる。彼女は34歳の娘シシー・コルピッツ2(ジュリエット・スティーヴンソン)とともに、ジェイクの溺死を事枚として宣告してほしいと検死官マジェット(バーナード・ヒル)に頼むが、彼は長年慕っていたシシー1が自分のプロポーズに応じるなら要求をのむと答える。
セックスと死に集中物語の中でパズルやゲームを扱う彼の聴衆の想像力を維持しながら牧歌的なイメージを作成する。