ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「メアリーの総て」、フランケンシュタインの生みの親は18才少女!

2019-06-16 17:51:47 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

文学作品に関心のある方 ☆☆☆★

イギリス・ルクセンブルグ・アメリカ合作 PG12

ゴシック小説の古典的名作「フランケンシュタイン」を生み出したイギリスの女性作家メアリー・シェリーの波乱に満ちた半生を描いた映画。

19世紀のイギリスで小説家を夢見る少女メアリーは妻子ある詩人パーシー・シェリーと出会う。2人は互いの才能に惹かれあい、情熱に身を任せて駆け落ちするが、メアリーは数々の悲劇に見舞われてしまう。

その失意の中、メアリーは詩人バイロン卿の別荘で「みんなで1つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。

だが、当時の出版界は、一少女の物語など見向きもされない。

だが、夫の手を借り出版。

世に現れることに。

18才の少女を同年齢のエル・ファニングが好演。

監督はハイファ・アル=マンスール。

フランケンシュタインの出版秘話を作者の半生から描写した佳作。

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「暁に祈れ」、タイ刑務所の地獄!

2019-06-10 16:58:03 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

シリアス映画好き ☆☆☆☆

イギリス・フランス合作

R15+ 刑務所でのおかま掘りの現実。

タイの刑務所に服役し、ムエタイでのし上がることに成功したイギリス人ボクサー、ビリー・ムーアの自伝小説を映画化したアクションドラマ。

アクションドラマというけれど、突然タイ刑務所に放り込まれたイギリス人。周りは殺人者など薄気味悪いタイ人ばかり。言葉がわからない、お金がない、最低の状態で、殺人、レイプ、汚職がはびこる地獄のよう刑務所で、ビリーは死を覚悟する日々を余儀なくされた。

所内に新たに設立されたムエタイ・クラブとの出会いによって、ビリーの中にある何かが大きく変わっていく。

実際の刑務所を使っての撮影、囚人たちも受刑者が演じている。まさに地獄が再現される。

まあ、逃げ出したい気持ちになる。

だが、ボクサー魂がよみがえり、ムエタイを会得、試合に出ることに。

そして、地獄のマッチ。

手持ちカメラでアップシーンが多く、臨場感は半端ない。

「グリーンルーム」のジョー・コールが主人公ビリー役を演じる。監督は「ジョニー・マッド・ドッグ」のジャン=ステファーヌ・ソベール。

見る人を選ぶ映画だ。

圧倒的な臨場感は、目の前に迫ってくる。

 

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「バハールの涙」、ISと戦うクルド人女性戦士!

2019-06-09 17:15:28 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

フランス・ベルギー・ジョージア、スイス合作

IS(イスラミックステート)に奪われた息子を助け出すべく、女性だけの戦闘部隊を結成してISとの戦いの最前線に身を投じたクルド人女性と、彼女たちを取材する女性ジャーナリストの姿を描く。

2014年に、ISがイラク北西部のシンジャル山岳地帯に住む少数民族ヤズディ教徒を襲撃した事件をモチーフにしている。

ISの戦闘はすさまじい。男は惨殺、子供は誘拐して戦闘員に、女は性奴隷に。

夫を殺され、子供を誘拐された女性は、銃を持ち戦闘に参加する。

激戦地の逃避行も迫力満点。妊婦を抱えて国境を突破するときには、思わず手に汗。

主人公を演じるゴルシフテ・ファラハニがかっこいい。

実際に起きた戦闘をモチーフにしているだけに、リアリティにあふれる。

いまだに、このような戦闘地域があると思うと心が痛む。

リアルな戦闘場面は少ないが、隊長と随行カメラマンの視点で描かれるので、より具体的に迫ってくる。


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「マイ・サンシャイン」、ロス暴動事件が背景に!

2019-06-08 17:25:50 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

フランス・ベルギー・アメリカ合作

1992年のロサンゼルス暴動に巻き込まれた家族を描いたドラマ。

監督は、トルコ系の女性デニス・ガムゼ・エルギュベン。

ハル・ベリーと、ダニエル・クレイグの共演。

ミリー(ハル)は家族と一緒に暮らすことができない子どもたちを、貧しいながらも愛情を注いで育てていた。黒人街は貧しい。

それにしても。子供多すぎない。幼い子もいるし。

騒動は、テレビで見せられるが、やがて、子供たちも、紛れ込んで盗みを働こうと。

そこへやってきた警官につかまり、反抗するから余計いらだたれ、手錠をかけられ電柱に括り付けられてしまう。

警官もいらだっていて、黒人とあれば見境なくつかまえる模様。

一方、若者たちは、友人がけがをするが、助けてくれる人もおらず、警察がどこかもわからずてんやわんや。

この二つの事件が、暴動を背景に起こり、この映画のメインになっている。

ちょっと取っ散らかっているが、問題意識は確か。

 

 

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「特捜部Q カルテ番号64」、北欧ミステリーの傑作です!

2019-05-22 15:51:02 | ヨーロッパ映画

 

おすすめ度 ☆☆☆☆

デンマーク・ドイツ合作

「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。

累計1000万部以上を売り上げるデンマークの大ヒットミステリー小説「特捜部Q」の映画化第4作。

カール(ニコライ・リー・カース)、アサド(ファレス・ファレス)のコンビが活躍する特捜部Qだが、アサドが転属になるという話で始まる。この転属話が、時間設定のキーポイントとなっており、この事件で二人のきずながより強まることに。

アパートの一室で、ミイラ化した遺体が発見。

それが、1980年に起きた事件との関連が明らかに。

そして、優生思想に基づく、避妊手術が行われたスプロー島収容所へと結びついていく。

現代の移民たちへの避妊手術と関連して、現代もいきづいていた。

それを信望する「寒い冬」グループ。特捜部Qによって事態が明るみに出された。

危うく、命を落としかける二人の刑事(いや今回は三人だが)が物語を盛り上げる。

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「アンシンカブル 襲来」スェーデン映画、SF映画!

2019-05-02 12:27:18 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆

スェーデン映画 

モストデンジャラスシネマグランプリ2018上映作品。

暗い過去に縛られている青年が正体不明の敵から襲われる恐怖を映し出すスウェーデン発のパニックドラマ。

スウェーデンの田舎町バンニャに住むアレックス。自己中の父親に嫌気がさして出ていった母の後を追って自分も独立。恋人がいた。

数年後、作曲家として成功したアレックスは、母の葬式に出席するため久々に故郷を訪れる。

同じ頃、首都ストックホルムでは何者かによる爆破事件が多発。政府は厳戒態勢を敷いたものの、謎の攻撃は国中に広がりパニックは拡大していく。故郷でアンナと再会を果たしたアレックスのもとにも、その脅威が迫り……。

前半のドラマがゆっくりした展開で、眠気を誘う。

後半、SF映画となり、不明の敵に襲われ、俄然アクション展開に。

ただ、登場人物が自己中で、感情移入が難しく、ただただ、パニクル映画。

敵は何者かわからず、生物兵器であったりとか不気味。

スェーデンの国内事情を反映した映画らしい。最後にプーチン大統領が出てくる。



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「黙ってピアノを弾いてくれ」、狂気のピアニストチリー・ゴンザレス❣

2019-04-25 06:56:14 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆★

音楽(ピアノ)好き ☆☆☆★

ドイツ・イタリア合作

ピアニストで作曲家チリー・ゴンザレスの生き様や音楽の魅力を追ったドキュメンタリー。

90年代後半、モントリオールからベルリン、パリへとわたった彼は、クラシックとジャズで培ったピアノ技術とラッパースタイルでアンダーグラウンドシーンから頭角を現し、〈異端〉の天才として時代の寵児となった。

前半は、若き時代のラッパースタイルのアンダーグラウンド。

後半は、クラシック音楽のオーケストラとの共演。だが、そこでも、独自のスタイルでの演奏。

その狂気的で過激な言動とは真逆ともいえる、美しく繊細な音色を奏でるピアノ演奏で人々を魅了する。

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「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」、ニコラス・ケイジ主演の復讐劇!

2019-04-03 17:16:34 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆★

B級映画好き、ニコラスケイジ好き ☆☆☆

ベルギー映画 R15+

ニコラス・ケイジが愛する妻を殺され復讐に燃える男レッドを演じ、バイオレンス描写たっぷりに描いたリベンジスリラー。

前半部分は、暗くてよくわからず、何が起きているのやら、睡魔が襲う。

妻マンディに固執するカルト集団と、彼らと関係を持つ謎のバイク集団。

妻が、イラストレーターなこともあって、時々挟まれる意味不明のイラスト。

不気味な音楽とともに、淡々と進む。

そして、白いシーツにくるまれた妻は、レッドの目の前で焼き殺される。

そして、レッドは酒におぼれ、白パンツ一丁で狂いまくる。

後半は、リベンジ。

特に、最強武器チェンソーで戦うシーンは必見。

一人また一人と、敵を殺していき、その殺し方も異常。

異常には異常か?

エロ、グロ、スプラッター満載のB級映画。

その真骨頂かも??

 

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「あなたはまだ帰ってこない」、占領下のフランス、夫はまだ帰ってこない!

2019-03-22 17:21:18 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

文学好き、恋愛映画好き ☆☆☆★

フランス・ベルギー・スイス合作

「愛人 ラマン」などで知られる作家マルグリット・デュラスが1985年に発表した自伝的小説「苦悩」を映画化。

1944年、ナチス占領下のフランス。若き作家マルグリットは夫ロベール・アンテルムとレジスタンス運動に身を投じていた。ある日、夫がゲシュタポに逮捕されてしまう。マルグリットは愛する夫を取り戻すため、ゲシュタポの手先であるラビエと危うい関係を築き、情報を得る。

このドイツ占領下のフランスという立ち位置が、身近でないので、わかりにくい。

政権は、ドイツのもとにあり、反ドイツは、ゲリラ戦をしていたのであろう。

前半は、まさに夫を待ち焦がれ、藁をもすがる気持ちで、政権側の男と親しくなり、情報を入手しようと努力する。

アウシュビッツのイメージから、かなり厳しい収容所生活が予想されるが。残されたマルグリッドは必至だ。

映像が、映画化の難しい文学作品なので、とくに凝った作りになっていて、よいとみるのか、てらっているとみるのか?

後半は、パリが解放されてからのマルグリッド。

痛めつけられた夫を受け入れられるのか?

あっけないラストだが。

凝った作りの恋愛映画なので、退屈に思うか、文学作品として評価するのか迷うところだ。

マルグリットを演じるメラニーティエリーの演技、エマニュエルフィンケルの演出をどう評価するのか。

フランスでは、アカデミー賞のフランス代表だ。

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「パリ、憎しみという名の罠」、フランス製ノワール映画なんですが!

2019-03-14 09:36:18 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆

フランスノワール映画好き ☆☆☆

フランス・ベルギー合作

経営する会社の不振で経済的に追い詰められた主人公は温室効果ガスの排出量取引に目を付け、法の抜け穴を突き荒稼ぎを始めるが

主人公がグスなので、乗れない。

パリ議定書が出てくる、アイデア犯罪だが、景気後退や格差問題、そして移民問題等、社会派サスペンス・テイスト強めに描いてます。

ギャング、警察、義父などが絡んで、話は予想外の方向に展開していく。

ジェラール・ドパルデューが貫禄を見せています。

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