ひろの映画見たまま

映画にワクワク

幸せはシャンソニア劇場から

2009-09-30 19:46:32 | 映画
1936年のパリ。

ミュージック劇場が舞台の心温まる物語。

でも、現場は折角ヒロインを得て成功しかけたのに

ヒロインをさらわれ、寄席芸人が受けず

廃館に。労働争議など絡んで、暗い画面に。

そこにピアノマンという救世主が現れ

再び、隆盛を取り戻す。

ミュージック劇場だけに

そこのだしものが丁寧に描かれ

ミュージカルとしても成功。

恋物語と親子物語など

パリの人情あふれる人々が登場。

すっかり楽しませてくれる。

まさに、幸せはシャンソニア劇場から。
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男と女の不都合な真実

2009-09-29 19:38:34 | 映画
恋愛相談のテレビ番組の美人でやり手の女プロデューサー。

そんな彼女の番組に登場したお下劣なセリフで客を引き付ける男。

女プロデューサーが、隣の医者に惚れ、その恋愛指南を

下劣な男がする。

話はうまくいきかけるが

彼女は、だんだん下劣男にひかれ

ダンスと思わぬキスで、本当は彼が好きなことに気づく

バイブレターをパンティにはめ込み

上司とのパーティに出席し、子供がバイブスイッチを

強くするなど、きわどいシーンも多く。

お下劣だが、それだけに男と女の本質を突いていて

結構、楽しませてくれる。

セリフのどぎつさは、字幕で緩和され

それほどひかずに見ていられる。

男と女の不思議な恋愛話。

ハッピーエンドなだけに、気の置けないアベックには最適

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メメント

2009-09-27 17:29:58 | 映画
これツタヤの100円レンタル。

この難解さに脱帽。

10分前の記憶が消えてしまうという記憶障害者が

殺された妻と記憶を消失させた犯人を求めて活動する。

ポラロイドカメラ、メモ、体への入れ墨。

記憶を補いながら、また記憶を失う・

でも、接する相手が必ずしも本当を話しているとは限らない。

誰を信用すればいいのか。

映画は、記憶が持つ10分刻みで、逆戻りする。

最初の殺人事件。

DVDには、物語を筋を追って展開する特典が付いている。

したがって、わからなかた部分が、見えてくる。

しかし、人の嘘は見抜けない。

信用できないというのだ。

もう一度見る、新しい発見がある。

で、ブログで、分からない部分の説明をしてくれるのがあるが

それを読むとますます興味がわいてくる。

脚本と監督。

だまし絵のような不思議な映画だ。
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カムイ外伝

2009-09-25 19:46:43 | 映画
白土三平の長編劇画の映画化だ。

忍者世界の時代もの。

まあ、活劇として見ている分には

結構面白い場面が多いが、

物語としては、追われる立場と

助ける立場が混在して、敵味方の区分けがも一つはっきりせず

歯がゆい場面が多い。

淡い恋の物語もからませるが

ラブシーンがあるわけでもなく、肩透かし

中で、秀逸はサメに襲われ対峙するシーン

CGとは分かりながら、刀でなぎ倒すのは豪快。

伝説の軍団の長との一騎打ちは

楽しませる決闘だが、

すでにCG画面での忍者を見ているだけに

迫力があるようなないような。

崔監督だけに、なにか仕掛けがと思ったが

ただやたらに、走ったり、肉体派の映像ばかり見せつけられる。
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2009-09-20 19:16:39 | 映画
禅。

この映画は、道元を主人公にした映画だ。

道元は、中国の宋に旅立ち、そこで修行して悟り、

日本へ帰国して布教する。

しかし、弾圧もあって、つてを得て

福井県に永平寺を建立する。

そこで、多くの弟子を抱え

自らの禅を広めていく。

そして、時の執権北条時頼の病を

おさめに幕府へ向かう。

あるがまま、禅の教えを今も伝えている。

暴力夫に悩まされる女の物語も

交えながら、まじめに禅を描いている。

ただ、宗教色が強いだけに、嫌いな人もいるかも。



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花と兵隊

2009-09-17 20:08:53 | 映画
タイに在住する未帰還兵6名の物語・ノンフィクション。

第二次世界大戦で、日本は遠くタイ、ミャンマー、インドまで

攻め込んでいた。

しかし、戦況が悪化。

無茶な戦闘を計画し、あたら軍人達を犬死させたばかりか

地獄を味あわせてしまった。

おかげで、日本に帰ろうとせず現地の土に葬られる人たちがいる。

「ビルマの竪琴」で、このことがドラマ化された。

そこでも、日本に帰ろうとしない僧がいた。

ここでは、現地の人々とすっかりとけいり

それなりに、人生を全うしている人たちである。

だが、監督がしつこく聞き出すと

やがて本音が出てくる。

戦争のむごさが、鮮烈に訴えてくる。

20代の監督が3年足らずの歳月をかけて

現地に住み込み撮影した。

ここに登場する人も今は二人が他界した。

今でしか作りえない貴重な作品だ。
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石内尋常高等小学校 花は散れども

2009-09-15 20:12:40 | 映画
エネルギーを消耗する監督業を100歳を目前にする新藤兼人。

映画に一生をささげた。

その新藤の自叙伝的映画。

四国の田舎町の純朴な小学校。

「二十四の瞳」を連想させるが、こちらは男先生。

それも、同じ学校の教師と結婚。教室でのろける。

この子弟の物語と。

主人公の淡い恋愛物語である。

あわいが、結局結婚はせず、30年ぶりの同級会のとき結ばれる。

その二つの青春を軸に、さまざまな人生ドラマが繰り広げられる。

途中、白黒映画が出てきたり、古き列車で別れなど、

映画的装飾はたくさんある。

だが、所詮、力はない。

いうなればエネルギーがわき出てこないのだ。

それは、老人をいたわりすぎたせいでもあろうか?

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グッドバッドウィアード

2009-09-10 20:18:23 | 映画
なぜか、韓国映画なのに英語のタイトル。

舞台は満州。

満州というからには、昭和の初期だ。

そして、なぜか日本人が出てくる。

軍隊なのに、怪盗にやられてしまう。

日本人は見ていて面白くない。

でもこれは映画。

要は、日本軍は西部劇のインディアンだ。

三人の悪者。

でも、Good,Bad,Weird。良しも悪しもということか。

で、一番さえているのは、ウィアード(変な奴)。

ソンガンホ扮する、もっともバイタリティのある曲者だ。

とっぱなは列車強盗。西部劇の常道だ。

で、宝の地図を手に入れる。

この地図を巡って、三者三様、さらには、

日本軍、中国人グループ、韓国人グループと

まさに国際的。

繰り広げられる、荒野は砂漠だ。

時代といい、地方といい、まさに壮大

やることははちゃめちゃ。

当然女もいる。

かっこいいのは、Goodだ。

馬に乗っての見事な射撃。イケメンのチョンウソン

見えのいいのはBad。インビョンホンの肉体美が拝める。

まあ、韓国人には胸のすくキムチウェスタンだ。


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ポー川のひかり

2009-09-09 19:51:25 | 映画
冒頭、寺院のようなところで何事かが起こる。

守衛はぶったまげて、おろおろする。

殺人事件か、いや100冊にも及ぶ本に釘が。

実は、哲学の教授が、この世を捨てて

ポー川のほとりで、

勝手に、古家を改造し住み着く。(犯人は彼か?)

ポー川は、美しい川だ。

とくに、日の出日の入りの光がある場面は素敵だ。

しかし、ここにも環境破壊が。

で、教授は、郵便配達の青年やパン屋の娘と

親しくなり、ダンスをしたり、

川べりで寝転んだり

自然を満喫する。

だが、開発の波が押し寄せ

立ち退くはめに。

淡々とこれらの物語が進むが

哲学者だけに、それらしき語りがあり、

キリストと呼ばれる風貌からなにか堅苦しい。

自然も美しいが、暗い。

映画に乗って行けずに終わってしまった。
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サブウェイ123 激突

2009-09-08 17:55:18 | 映画
サスペンス映画なのに、役者の演技が楽しめる。

特に、あのジョントラボルタの悪役がすごい。

役者一人でこれだけ映画が引き締まる。

見終わって、エンドロールでトラボルタと知った。

こんな見知らぬ役者がいたっけと思っていたのだが。

地下鉄が舞台。

地下鉄をハイジャック。

一人また一人と人質を殺す。

59分のタイムリミット。

相手は市長。

金を運ぶ役に、地下鉄の運行司令官が選ばれる。

デンジェルワシントンが扮し、二人の駆け引きとなる。

素人の彼が、警官に銃を渡される。

そして、犯人と対峙する。

迫真の場面。

タイムリミットのため、外では現金輸送車が

カーチェイスもどきの走りをする。

車両の周りには狙撃手が配備され誤射してしまう。

これらは脚本の妙味だろう。

映画はあっという間に終わる。それほど面白い。



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