ひろの映画見たまま

映画にワクワク

コレラの時代の愛

2008-09-26 09:28:57 | 映画
題名にちょっとぎょっとするが、

19世紀末、コロンビアでの話。

郵便屋の男が、貴族の女性に恋し、

彼女の夫が死んだのを幸い40年越しの恋を成就させる物語。

スペインの監督や俳優による映画だ。

愛の行きつくまでの当時の時代を丁寧に描いている。

エキゾチックな匂いがする点では面白い。

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ウォンテッド

2008-09-20 15:41:32 | 映画
デブ女社長に、いつもせっつかれ怒られているダメ男が、

父の復讐のため、最強のヒットマンになる。

でも、つねに女ヒットマンが影のように彼を助け、

命令は織物工場で織り上げられた織物に秘されている。

格闘の末、切られ、はねられ、撃たれても

修復のバスがあるため、早く回復する。

射撃も、前の敵を倒すのでなく、その後ろへ弾を回転させ後ろの敵を倒すという高等技術。

そんなアクション映画だが、

半端じゃない映像がこれでもかと襲ってくる。

そして、話はどんでん返しに。

列車での追いかけは、峡谷の鉄橋でクライマックスに、

列車は、だんだんと谷底へ落ちていく。スリルは最高に。

鼠に仕掛けられた爆発で始まるラスト近くの

壮絶な打ち合いは一瞬も目が離せない。

主人公はふだんがボンクラだっただけに、その変貌がはなはだしく

それが一般のサラリーマンを勇気づけてくれるのか?

脚本の醍醐味と、VFXによる巧妙な映像が見る者を飽きさせない。

アンジェリーナジョリーが見せてくれる。

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Sダイヤリー

2008-09-18 19:55:34 | 映画
韓国の失恋物語だ。

だが、失恋に終わらせないところに韓国映画の真骨頂がある。

几帳面に日記をつけていたおかげで、

今まで、恋が成就しなかった相手に問い詰める。

しかし、もう相手は冷めていた。

そこで日記が力を発揮する。

ほろ苦い最初の恋と現実に向きあわさせられる新たな恋。

やるせない人間模様を、あからさまなセックスと

とぼけたコミックとでつづっていく。

相手の男が、教師、神父、警察官と硬い職業なのがおちか?

それにしても、金で解決しようというえげつなさにも感心する。
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おくりびと

2008-09-14 17:13:37 | Weblog
おくりびと。

「旅のお手伝い」のキャッチフレーズの求人募集に応じた大悟。

それは、納棺師。ちょっと世間ではばかられる仕事だ。

この映画もそういう目で見られかねない。

モントリオール映画祭で受賞したことで箔がつき、映画も好評だ。

映画でも、最初はいやいや金と社長の押しでやらされる感じの

納棺師。死んだ人のそれぞれの事情が、この死の場面でむき出しになる人間性。

それと、納棺という、穢れから美への昇華という作業が美しいものに見えて。

だんだんとはまっていく大悟。

妻にいったん捨てられるが子供ができたことで復縁。

自らの親子関係も劇のテーマとなって、重く描かれる。

納棺師というちょっと変わった職業を紹介し、

家族のドラマを描き、庄内の自然の美しさを描き

映画は盛り上がる。

そう意味でよくできた映画だ。
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グーグーだって猫である

2008-09-09 19:41:51 | 映画
結構、観客は多い。

これは、大島弓子の漫画ファンも多いのだろう。

でも、この漫画を読んだことがなく、というかこういう少女漫画は苦手な私には、この映画の良さが伝わらない。

でも監督は、中年の男性なのだが。

ありていにいえば、一人の少女漫画作家の人生物語なのだが、

吉祥寺を説明するあやしげな外人がいたり、

アシスタントが森三中というお笑いのキャラクターだったり

もう一人のアシスタントは、ミュージシャンを目指す男と恋仲だったり、

果ては、猫の幽霊が出てきて、まあさっぱり映画に入り込めないのだ。

たしかに猫好きには、たまらないエピソードが詰まっているのだろうが、

さして猫好きでないわたしにはちょっと。

小泉今日子ファンな私だが、かといっていいなとは思いながら

入っていけない俺がいる。

まあ、入っていけない映画を語るのは無理だね。
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恋の罠

2008-09-08 20:28:11 | 映画
もうDVDが出たというのに、関西では今公開だ。

これはかなり卑猥な映画だ。

むしろDVDでひそかに見たほうがいいのかも。

でも、王朝のきらびやかさはやはり劇場でないとね。

淫乱書生が韓国の題名だが、それがぴったり。

でもこれ一方では純愛物語。

裏切りあり、格闘あり、拷問ありと結構ハードな映画でもある。

しかし、なんといっても、淫乱小説兼挿絵。

日本でも、テレビのない時代、挿絵が小説の一つの魅力だった。

絵のいやらしさが、小説を盛りたてたものだ。

それにしても、韓国人は卑猥なのが好きだ。

日本では、そんな題名では客は入らない。

でも、この映画結構つくりはしっかりしていて、むしろ感動させてくれる。



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シティオブメン

2008-09-04 19:58:37 | 映画
リオのスラム街を描いたブラジル映画「シティオブゴッド」の第2弾に当たる。

今回は、2歳の子供の父親と、自らの父親を捜す二人の18歳の男の子の友情物語だ。

二人は幼いころからの大の仲良しだが、お互いの事情を抱えている。

スラム街ゆえ、暴力団ははびこり、抗争は続く。

銃社会ゆえに、普通の人もいつしか巻き込まれたりする。

はじめ、なにしろ黒人ゆえ人の名前がわからなくて、前半は要領がつかめない。

後半になってやっと関係が見えてきて

ドラマの面白さが伝わるが

前半の不明部分が後に尾を引いて感動が薄まる。

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闇の子供たち

2008-09-03 19:35:44 | 映画
小さな映画館は満杯だ。立ち見も一杯。

女性も多い。

しかし、この映画かなりえぐい。

幼児売春(男性の同性愛も含む)、臓器提供のための生身の人身売買。

さすが、手術のシーンはないが、幼児売春はかなりえぐいシーンがある。

そして、これらを取り仕切る闇の世界。

それはやくざの世界であり、役人や新聞記者をも殺しの対象となる。

そういう意味でいえば、この映画の製作自体もかなりの厳しいものがあったに違いない。

日本を飛び出して、タイでの現地ロケ。

江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡らが現地で好演。

タイ側のキャストに、子役たち。

梁石日の原作を、坂本順治が脚本演出。

重いテーマをしっかりと描ききった力量に感心。
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ハンコック

2008-09-01 20:05:53 | 映画
空を自由に飛び回り、力は強く車を持ち上げ、ビルをぶっ壊す。

着地すると、その地面はめり込む。

さらに、弾が当たっても、電車と激突しても傷つかない不死身だ。

そんな彼は、悪を退治するが一方で破壊者として

世間の批判を浴びる。

ひょんなことから知り合ったPRマンの手ほどきでよいヒーローになろうとする。

ところが、その妻が、彼がいにしえに愛し合った女だったことから

話はこんぐらがる。

この女もスーパーウーマンだった。

そして、二人が共鳴することで、パワーが失われ、離れることで

パワーが回復するという愛の物語になる。

まあ、奇想天外な発想でスーパーヒーローが活躍するので結構楽しい。

今までにないキャラクターだけに新しいヒーローの誕生ということか?

ウィルスミスとシャーリーズセロンが演じ、

ベテランの味を見せてくれる。

今や二人は引っ張りだこだ。
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