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NHKスペシャル 「ノモンハン 責任なき戦い」

2018-08-16 15:02:26 | ドキュメント

8月15日7時半から放映された、NHKスペシャル。

時、終戦記念日。

先の大戦の反省記だ。

79年前、モンゴル東部の大草原で、日ソ両軍が激戦を繰り広げたノモンハン事件。

実質は、モンゴル軍と満州軍の国境をめぐる紛争だったが、関東軍が敗退するという、まさに負け戦。

本ドキュメントは、ソ連、アメリカなどの膨大な資料を紐解き、現存する100歳越えの生き残りの証言を交え、この戦いでの責任を問うている。現地の今を空撮で捉えている。

巷間に、辻政信少佐の独断専行とみられているが、その辺のやり取りも、取り上げている。

陸軍学校の優等生ということで、買いかぶられ、おかげで、向こう見ずな計画を立て、それを上層部がうのみにする体質を暴いている。

家族にしてみれば、少佐ごときに、国を任されるはずがない。まだ、駒に過ぎない存在だったのに。

もう一つ、フイ高地の戦闘で、撤退を自主決定した井岡中佐の自決事件を取り上げている。遺族に送られた手紙の数々。無念がにじみ出ている。

フイ高地では、圧倒的な戦力差で戦わざるを得なかった。そのまま、戦えば全員無駄死にだと、潔く撤退。今だったら、ほめられてしかるべき処置。

ゆがんだ戦陣訓が幅を利かしていた時代だ。

ただ、この戦い、決して一方的に負けたわけではない。

実際の戦死者の数を見ると、ソ連の方が圧倒的に多い。

また空軍は、日本の方が優勢だったらしい。

世間では、負け戦を取り上げるNHKとして、非難する声もあるが、真摯に旧日本軍の愚かさを反省すべきだろう。

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