ひろの映画見たまま

映画にワクワク

キサラギ

2007-08-30 19:06:16 | 映画
アイドル「如月ミキ」が自殺して1周忌。

ファンクラブの集いに集まったのは、

ミキの父や、恋人、幼馴染、マネージャーなど、

それなりに彼女とかかわりのあった人たち。

集まって、ミキが自殺に至った動機や状況を語り合ううちに、

事件の真相が明らかにされていく。

一部屋で、繰り広げられる、告白のバトル。

回想や、想像や、実体のないミキが、だんだんとあぶりだされる。

演劇のような映画だが、映画だけに映像として広がりを持つ。

そしてやっと、ミキの生前のバラエティ「水中運動会」の画面で

ミキは姿を現す。

「羅生門」のような、異なった視点からの実像あぶりだしは、

最後まで、息をつかせない。

でも、本当の映画の面白さじゃないんだよな。
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天然コケッコー

2007-08-28 20:14:20 | 映画
なんとも、田舎な感じの映画だ。

小中学合わせてたった6名の島根県(田舎)の学校に

中学2年の男子が東京から転校してくる。

はじめは、ちょっと距離を置いていた同級生の右田(女子)は、

海へのピクニックの途中で線路で倒れたところを助けられ、恋をする。

この二人の恋を中心に、田舎の人々ののんびりした生活ぶりと

学校での和気あいあいの授業など、

のんびりした雰囲気が、心を温かくしてくれる。

修学旅行は、学生二人に先生3人というグループで東京へ行く。

東京と田舎のギャップ。

人気漫画家の原作だけに、しっかり描けており、

すがすがしい恋愛映画に仕上がっている。
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街のあかり

2007-08-21 19:52:35 | 映画
フィンランド映画と言えば、カウリスマキ。

タンゴの調べ、それは孤独をいやすのか、いやその心を表す。

ヘルシンキの夜警員、

その職業柄、人々となじめず、孤独を味わっている。

しかし、その彼に付け込もうとした、男と女がいた。

女は、彼に近づき、彼は、一挙に孤独をいやそうとする。

しかし、彼女は、彼から警護する宝石店の暗証番号と鍵を手にいれ

男に渡す。

盗まれた宝石、警備員に嫌疑がかかり、

証拠もつかまされ、監獄へ。

出てきた彼が、働き始めたレストランに

男が現れ、彼を完膚なきまでに痛めつける。

被虐者かとも思わせる、いたぶられても、

女の愛を信じ続ける。

その純真さが、いちずに貫かれる。

現代に忘れられかけえいるその心を監督は描きたかったのだろう。

そのストイックなまでの姿に、一時はちょっとひくが、

その痛々しさが、最後の救いへと導かれていく。

上半身のアップを多用した人物描写が、心憎い。



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陸に上がった軍艦

2007-08-17 20:27:59 | 映画
95歳の映画監督新藤兼人の戦中体験記だ。

30歳にして、海軍に入隊したが、

ついに、海上に出なかったというお話だ。

いかにくだらない戦争だったか、

そのためにたくさんの人と家族が苦しい思いをしたか。

淡々と描かれているが、

今にしては、滑稽としか言いようがない。

そういう意味では喜劇なのだが、見終わった後のむなしさは何と大きいことか。

立見まで出た劇場で、人々は黙々と劇場を後にした。

新兵いじめ、無駄な訓練、熾烈な制裁。

新藤監督の語り(書斎と今日の現場で)

シナリオに基づくドラマ。

挿入される映像と写真

これらが、交互に描写され

新藤さんの弟子山本さんのメガホンだ。

今にして初めて描かれる、平凡な話。

でも新藤さんの筆力はすごい。





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オーシャンズ13

2007-08-15 16:40:56 | 映画
今回のオーシャンズは、派手なアクションは少ないが、

なかなか見せてくれる。

相手の裏をかく様々な仕掛けが、大掛かりで、

それでいて、繊細だから、成功した時のスカッと感はぐっとくる。

特に、ばくち場での、大当たり劇は、客が皆喜ぶのだから

たまらない。皆がハッピーになる。

なかでは、マッドデイモンが、鼻を高くした変装をして、

媚薬を首筋につけて、女を口説くシーンは笑える。

このシーンは、難攻不落の宝石を盗むシーンだが、どんでん返しが3回あって、

クライマックスとなっている。

役者では、例によってジョージクルーニーが

派手なアクションは一つもないが、敵を圧倒する、眼力と

さっそうとしたさまはいけている。

ブラッドピッドも、アクションはほとんどないが、

スロットで、大儲けの仕掛けを作るいい役どころを演じている。

笑いも多く、仕掛けに酔うのが一番だ。

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河童のクゥと夏休み

2007-08-10 19:18:31 | 映画
河童は、想像上の生き物だ。

考えようによっては愛嬌のある生き物だ。

この河童が、江戸時代の怨念を背負って、現代の日本に生返る。

そして、小学生の男の子に拾われ、

それが、世に知れ大騒動となる。

遠野に河童がいるかもということで、遠野にも遠出する。

そこで、河童と小学生は生き返ったように水中を泳ぐ。

テレビ報道のヒロインにされ、逃げ出すが、

そこは東京タワー、何とも河童にしては大変な苦しい環境だ。

河童を通じて、環境問題を考えさせられる。

でも、そこは、漫画、かなりリアルに人の振る舞いが描かれ

笑いを誘う。

家族連れで見て、考えさせられ、笑わせられる映画だ。

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消えた天使

2007-08-07 11:09:13 | 映画
2分に1回快楽犯罪が生まれるというアメリカ。

日本も最近はこれに近くなっている。

そこで、性犯罪者の監視が行われている。

その監察官がこの映画の主人公だ(リチャード・ギアが扮する)。

もう定年間近、後任の女性観察官の指導を頼まれる。

そんなとき10代の少女が誘拐される。

自分の観察する性犯罪者の中に、犯人がいると動き出す。

性犯罪という猟奇的なイメージと、

画面のチラつきとフラッシュバック。

「インファナルアフェイア」を撮ったアンドリューラウがメガフォンをとり

観客をドラマの中に引き込む。

そして、ミイラ取りがミイラになるのか。

本当の犯人は

最後まで、息を継がせない

怖いのは女性。それが、映画の暗示か?



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