ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「終着駅 トルストイ最後の旅」

2010-09-30 16:55:02 | 映画
トルストイといえば、あの「戦争と平和」を書いた文豪。

その晩年を描いた作品。

ただ、前半、せりふが多くて、字幕が見づらくて、

全体の様子を知らずに見ると、結構つらい。

さらに、トルストイを取り巻く人たちの関係も、知ってないと、とまどう。

まあ、トルストイの財産を、皆のものにしようとする取り巻きと

家族のものにしたい妻との駆け引きが一つの筋で

一方、新しくトルストイの身の回りの世話をする男性が登場

彼が、ストイックなのに、女性の誘惑に負けて恋に落ちるもう一つの筋。

この二つの物語が絡まって、

最後、トルストイが家出をして旅に出、その先で死を迎える。

妻は、ほんとはお互い愛しているのに、いさかい、

その有様を、見事に演じあげる二人の役者の妙が素晴らしい。

一方、若者の愛も愛嬌だ。

トルストイの晩年を知れるのが面白い。
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ちゃんと伝える

2010-09-26 18:59:21 | 日本映画
高校サッカーコーチとその息子の物語。

二人とも癌になる。

そのことを、ちゃんと伝えようというストーリー。

だが、それ以上に、この二人の関係や、その妻、恋人との関係。

お互いちゃんと伝えることが大切だと訴える。

でも園子の演出は淡々としている。

現在の出来事と、コーチ(父)と生徒(子)との

厳しいレッスンを通しての絆が、交叉して描き出される。

厳しいコーチと歯を食いしばってついていく子。

この根があって、親子のちゃんと伝えるが生きてくる。

父の死後、突然遺体を乗せた霊柩車を釣り堀へ運んで、

父の遺体に、釣りをさせる。

それは生前二人が約束したことだった。

最後、若い二人は結婚を誓う。

その後は?

家族関係をじっくり描いた珠玉の小品だ。

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食べて、祈って、恋をして

2010-09-25 19:34:32 | アメリカ映画
これは、中年の女の現実逃避の旅物語だ。

それも、その土地にふさわしい行為を満喫。

まず、イタリアでは、食べまくる。

人生、食の楽しみあればそれで満足ではあるが、

確かに、イタリアは食道楽を満足させてくれる。

そこでは、新し恋は友人に先を越され

次は、インドへ。

印度は、瞑想の地だ。

一人、サリーをきて、瞑想に励むが

余計な男性の悩みにつき合わされ、

最後は、バリ島へ

自然の美しさ、南国独特のムード。

ここは恋にうってつけだ。

基本的には、離婚と失恋という心の痛手が

もとにあるだけに、男には弱い。

ましてや、セックス日照りでは、すぐ男に転んでしまう。

だが、結婚となると躊躇するが、結局は?

2時間余の大作だが、観光気分と疑似恋愛気分で

結構引き込まれたまま終わってしまう。

恋に悩む男女におすすめ映画だ。

ジュリアロバーツは、楽しんで演じているみたい。






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映画「バイオハザードⅣ アフターライフ」

2010-09-20 19:31:19 | アメリカ映画
冒頭、日本が舞台になり、

主演のミラ・ジョボビッチは、日本刀を日本背中につけ、手裏剣を使いこなす。

まさに日本の忍者風だ。

でも、これはもっとでかい映画だ。

バイオハザードも4作目となり、

今回は、3D映画で、その作りはアバターをも超える立体映像だ。

さらに、強い女性が加わり、二人のたのもしい女性が

ばったばったと、ウィルス感染者のゾンビたちをなぎ倒す。

またそれなりに対抗できるつわものが次から次から出てきて

盛り上げてくれる。

強いヒーローが、アクションものを見事にこなし

一方で、ストップモーションの多様で、かえってスピード感が味わえる。

アクションをたっぷり楽しみたい向きには、もってこいの作品だ。

もちろん、3Dで見てほしい。
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悪人

2010-09-15 20:01:39 | 日本映画
誰が悪人なのか?

被害者だって悪人なんだ。

でも本当の悪人は?

出会い系で知り合った男と女。

そんな現代風俗をたくみに描いて

殺人という悪を描く。

被害者と加害者、それに加害者を愛する女。その家族。

現代を浮き彫りにするその筆致はさすがなものがある。

演じる妻夫木と深津のほか、脇もベテランが固めて盛り上げてくれる。

そして行き着いた灯台。

そこでは、道行の最後、愛する男女の究極の姿が描かれる。

愛の姿に涙するが、そのあとも長い。

作家と監督が思いっきり描きたかったものが多すぎた。
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パリ20区。僕たちのクラス

2010-09-13 19:01:33 | フランス映画
パリ20区の中学校の国語教師と生徒たちの物語。

小生意気な生徒たちと、言葉を通して生きることを問いかける教師。

それだけの物語だが、

ここには、教育問題を中心とした様々な問題が凝縮されている。

とくにこのパリ20区は、人種、出身地、経済状況など様々な人がいる。

その雑多さが、移民問題に凝縮される。

熱血先生は、小生意気な生徒に、ルールを執拗に説くが

生徒は、様々な反応をする。

クライマックスは、いうことをきかない生徒(アフリカ人)に

切れた教師が言ってはいけない言葉を発し、

教育委員会にまで問題が波及するところだ。

ただ、おもしろいのは、生徒の処遇を検討する場に

生徒代表が出席し、彼らはその処分の過程を生徒たちに知らせることだ。

ちょっと日本では考えられない。



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花と蛇 3

2010-09-09 16:12:58 | 日本映画
杉本彩の前作が衝撃的だったが、こちらはちょっと。

大金持ちの山の別荘。

そこで繰り広げられる。

夫人の調教。

そのクラシックなたたずまいといい、

いわゆる、江戸川乱歩風の

こった背景と

執事をはじめとするあやしげな召使たち。

題名通り、蛇と花が出てきて雰囲気はおどろしい。

さらに後半の小向美奈子の縄しばりは、

本式的なもので、アクロバチックでさえある。

ストリッパーに転身した小向美奈子の

お披露目で、好事家の気は引くだろう。

でも、おどろおどろしくはあるが

エロチックにはややかける出来になっている。

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九州激動の1520日 新誠への道 第二部

2010-09-08 19:31:15 | 日本映画
これは三部作だ。

手記の映画化だけにかなり真実に近いのだろう。今回は第二部だ。

淡々と物語は進む。

親分が、後を勝手に理事長なる側近にわたしたことで、

他の組長にわだかまりが募る。

ただ、やくざの世界仁義を重んじるので

親方の言うことはそのまま、

というのが従来のやり方だろうが

公然と反対しだすというのは

やくざ社会も変わったとみるべきか。

兄貴なる人物がやくざの常道を解くが

確かに理にかなっている。

だけに次の抗争へとつきすすむ構図が説得を持つのだろうか。

いずれにせよ、第二部もとりたてて事件も起こらず、

むしろ静かな争いというべきか?

その点、役者をそろえているので、演技面ではそん色はない。
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オカンの嫁入り

2010-09-06 18:59:13 | 日本映画
なかなかハートウォーミングな作品だ。

題名の通り、関西弁の世界だ。

母子で暮らす家に、深夜母は若い男を連れて帰ってきた。

若い男が一緒に暮らすという。

娘はかたくなに反抗。

このもつれた糸が

それぞれの事情が明らかになるにつれ、ほどけていく。

母が勤める整形医院の先生と

住まいの大家で隣に住むおばちゃん。

この二人を加えた家族の物語だ。

結構深刻な話なのだが、

明るく描き、明るく演じる。オカンが花嫁なのだ。

スタッフ、キャストのまとまりがよい。

深刻な話が、最近の映画の常道なのが気にかかる。
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九州激動の1520日 新誠への道

2010-09-01 20:07:22 | 日本映画
やくざ映画だ。

九州が舞台。

現実のやくざと関係があるのか?

ただ、この映画3部作で、これは第一部。

だから、親分衆の関係や、心意気は描かれるが、

いわゆる抗争らしきものはほとんどない。

その点では、北野武の映画に及ぶべくもない。

だが、かなりドキュメント風で

第二部、第三部の伏線ともとれ、

これだけでは何とも言えない。

のし上がってくるものを抑えようという魂胆は

わかるのでこれがどう展開するか?
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