ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」、トムクルーズ主演のミイラ復活物語!

2017-07-31 18:18:53 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

お化け屋敷とトムクルーズが見られる、夏休み企画。

アメリカでの評判は悪いが、いろいろ考えずに、女ミイラ・モンスターとトムクルーズの冒険アクションと考えれば、夏休みにぴったり。

トムクルーズが、全裸でご奉仕するシーンもあって。

それにしても今は、SFX技術の進歩で、次から次へと難関をこしらえ、クリアしていく。

ジキルとハイドという重要な役をラッセルクロウが演じて、花を添える。

王女が牢獄へ閉じ込められたという悲劇が根底にあるが、

アンデッドというゾンビまがいの存在が、ゾンビ映画を模して活躍するし、大量の生物が、襲い掛かるシーンも用意されていて。

砂漠とイギリス、現代と古代、今や世界は時空の移動はおてのもの。

トムクルーズがいなければ、B級ばりばりの映画だが

さすが役者、夏休み映画に昇格させている。

ユニバーサルピクチャーズの第一作で、ダークユニバースは今後が楽しみ。

 

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「スノーデン」、アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた元CIA職員エドワード・スノーデン!

2017-07-30 19:17:03 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

実話もの好き ☆☆☆★

アメリカ・ドイツ・フランス合作 PG12

スノーデンは、NSAの盗聴監視プログラム「プリズム」の存在を暴露した内部告発者。

昨年すでに。ドキュメント「シチズンフォー スノーデンの暴露」が公開され、第87回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞している。

今回は、オリバーストーン監督、ジョセフ・ゴードン=レビット主演のドラマだ。

ドラマ故、実録とは異なる部分があるが、彼を支えたリンゼイミルズとの恋愛話も絡んでくる。

スノーデンは、愛国者で、軍隊に志願している。ただ、特殊部隊の訓練は厳しくけがでリタイアしている。それからCIAやNASAで働き、スイス、香港、日本など国際的に活躍している。

で、結局、国家が企業とグルになり、あらゆる情報を管理していることに危機感を覚え、英国紙「ガーディアン」に事の真相を暴露する。

そして機密情報を持ちだし、政府から追われる立場にある。

現在もまだ、国外で生活している。

この国際的事件を、半ばエンターテインメント風に、描き上げた力量は、さすがオリバーストーン。

 

 

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「フライト・クルー」、大噴火が起こった火山島から飛行機で脱出を図るパイロットの奮闘、ロシアで大ヒット!

2017-07-30 15:44:50 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

飛行機での大パニック映画好き ☆☆☆★

ロシアのアクション映画。

詰め込みすぎぐらいのピンチまたピンチ。

ありえない展開だが、迫力満点。

人物描写もユニーク。

ロシアで大ブレイクしたのもうなずけるが、日本では、突っ込みどころ多すぎ、一部劇場で公開。

新米パイロット見習いアレクセイ、これがいたって反抗的というか、前向きな好青年。

この青年をちょっと煙たがっているが、技術を買っている機長。

前半は、このアレクセイの傍若無人てきな、それでいて、的確な判断をする青年を好意的に描く。

そして、恋の相手の女性パイロット。

一方、機長は、これも反抗期の息子を抱え、飛行機への騎乗を許す。

ほかに、エアアテンダントの三角関係とか、人間関係も複雑。

火山島が大地震で火災が発生。

アレクセイが、人道的に助けようと、島に着陸。

だが、火災は思ったよりひどく、

飛行場は大火災。

若者は、取り残された人たちを助けに現地へ。

一方、機長は、火災で滑走できない状態になった飛行場で、急きょ荷物機で人を乗せ滑走。

若者は、無謀にも、燃えている滑走路を乗ってきた飛行機で離陸。

途中、二機の飛行機での乗客移動。

エンジンが火を噴きながらの、濃霧の中の着陸。

まあ、どれ一つとっても、救いようのない状況をクリア。

ラストは、それぞれの人生も万々歳。できすぎたフライトだった。

 

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「フェンス」、黒人家族の親子確執!

2017-07-29 18:31:54 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

家族劇好き、黒人映画好き ☆☆☆★

アカデミー賞作品なのに劇場スルー、DVD公開

デンゼルワシントン監督・主演。

劇作家オーガスト・ウィルソンによる、ピューリッツァー賞などを受賞した名作戯曲「フェンス」の映画化。

アカデミー賞助演女優賞のビオラデイビスとデンゼルは舞台でも共演。

家庭内ワンマン男の物語。自ら嘗て、野球選手で有望視されながら黒人ゆえに挫折した苦い経験を持つ。

妻は愛しているが、ほかに女を作り、その子を妻に育てさすようなワンマン男だ。

長男は、フットボール選手にあこがれており、スカウトの話も。

だが、父親は断固反対する。

で、この映画、前半は、この男の物語で、デンゼルの会話中心で話が進む。

場所の移動がほとんどないし、セリフ過多のため、なんともうっとおしい映画だ。

後半になって、これらが動き出し、ドラマにふくらみが出てくる。

1950年代の米ピッツバーグが舞台で、人間模様がえぐられていく。

なかなか含蓄のあるセリフも出てくるが、必ずしも同感とはいかない。

演劇ファンには、喜ばれる映画だろうか。

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「TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)」、魚市場築地のあれこれ、徹底描写!

2017-07-29 13:39:00 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

ドキュメント好き、築地好き ☆☆☆★

昨年は、小池都知事の誕生で、オリンピックと築地移転問題が話題に上った。

結局、豊洲に移転が決まった。

ということは、築地市場は壊されることになった。

この日本独特の魚市場、それも東京という大都会の台所を支える市場。

これを記録に残そうと、奔走した人々がいた。

初めはともかく、色んな人たちが、築地を語っている。

魚、それも生食をする文化は、日本独特の、ものであり、魚の生食のおいしさを追求した人たちがいた。

関東大震災で、それまであった市場が壊され、新しく市場が建てられた。

西洋建築だ。

古い誕生時の貴重な記録映画も見つかり、当時の様が見られる。

一方、生食文化にこだわる面々が、そのうんちくを傾ける。

昨今、食の映画があちこちで散見されるが、集団としての市場、すし屋、魚屋、料理屋が次々と語られ、それぞれのエキスパートが貴重な発言をしている。

関西人にとっては、やや遠い存在だが、同じ生魚食文化を享受するものにとって貴重な映像だ。

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「残像」、ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダの遺作!

2017-07-28 19:43:55 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

アンジェイワイダ好き、ポーランド映画好き ☆☆☆★

この映画の監督アンジェイ・ワイダは昨年10月、肺不全のため、90歳で亡くなった。

本作は、遺作となった。

「地下水道」「灰とダイヤモンド」など、1950年代末期に、気鋭の監督として、話題をかっさらった。

その彼が、この遺作でも、抵抗の姿は、映画を貫いている。

実在の前衛画家ブワディスワフ・ストゥシェミンスキの半生を描いている。

美術館を建て、学校を経営するほどの有名人で、彼の講義は学生に人気があった。

彼は、戦争で片手と片足を怪我し、不自由な身であった。

冒頭のスケッチのシーンなど、美術家として成功している様が描かれる。

だが、社会主義が勝利するや、芸術も社会主義を謳歌するものでなければならないとする政府側ににらまれ。

反抗するため、ますます、じり貧となる。

孤高の芸術家として描かれているが、もう少し妥協の余地はなかったのかと、余計なおせっかいをおもいつく。

だって、肺結核にかかり、食うに困るのだから。

それにしても、導入部と終末部に描かれる彼の作品は、なかなか魅力的。

ワイダは、自分の人生を重ねたのだろうか?

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「お嬢さん」、イギリスのミステリー作家の小説の映画化、エロティック!

2017-07-27 19:03:39 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆

エロティック ミステリー好き ☆☆☆★

「お嬢さん」「哭犬」「アシュラ」と3本、同時にDVDレンタル。話題作が固めてレンタル。

お嬢さんは、145分の長尺。R+18 まっとう官能映画で、18歳未満お断り。

なかなか複雑なつくりで、屋敷の仕掛けが豪華。

本国韓国では成人映画(R19指定)のオープニング記録を更新。

全米批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、サンフランシスコ映画批評家協会賞など、アカデミー賞にもつながる数々の映画賞で外国語映画賞を獲得。世界の映画賞において、2月8日時点で73のノミネート、33の受賞という結果を残しているのだ。

舞台は、1930年代、日本統治下の韓国。

秀子(お嬢さん)やおじさんは日本人の設定。韓国語と日本語が飛び交う不思議な光景。

そして、セットは、日本調が根底にあるが、どこか西洋風。ようは異国情緒。それも、金のかかった芸術調。

パクチャヌク監督、ヒロインはキムミニ。

 

 

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「ビニー 信じる男」、交通事故から奇跡のカムバックを遂げた、ビニー・パジェンサを描いた実録映画!

2017-07-26 18:08:35 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

ボクシング映画好き ☆☆☆★

ボクシングで2階級制覇するも友人の車に同乗した際に起きた交通事故で頸椎骨折の重傷を負い、復帰を絶望された実在のプロボクサー、ビニー・パジェンサが再起を果たすまでを描いた映画。

例によって、タイトルバックにビニーバジェンサ本人の映像と、ハローベスト器具(頸椎固定金具)を装着しての練習風景などが映される。2004年に引退、現在54歳。

ビニーを演じるのは、「セッション」のマイルズ・テラー。自らを追い込む役柄が得意。ただ、ボクシングシーンは、経験者でないと難しいといわれ、撮影には苦労が。

一旦、世界チャンピオンになりながら、その直後の交通事故。

普段ならそこであきらめるはずが、不屈の闘志とボクシングにかける情熱でそこを突破する、まあ、映画向きの題材だ。

途中からトレーナーを引き受けるケビンルーニー(アーロン・エッカート)、マイクタイソンのトレーナーをしていたが、突然解雇され、こちらに回ってきたみたい。

心のケアまでする中々のやり手。彼の助力は大きい。

事故後のリハビリに、首に、固定金具をボルトで固定。

このボルトを麻酔なしで抜く作業は痛々しい。

最後のボクシングは、判定にもつれ込むので、やや盛り上がりに欠ける。

ボクシング映画ファンには見逃せない一作だ。

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「WAR DOGS ウォー・ドッグス」、武器商人の若者の実話をコメディに!

2017-07-25 18:38:38 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

劇場未公開

『ハングオーバー! 』シリーズのトッド・フィリップス監督最新作! ! 


ジョナ・ヒルとマイルズ・テラーが笑いの火薬庫に火をつける。

単なる地元の武器商人が、米軍の頭脳と精鋭たちが集結するペンタゴンだけでなく、敵である筈のアフガニスタンにまで手を伸ばし富を得た馬鹿な若者二人が主人公。

実話に基づくコメディ。

武器商人の若者、政府の仕事が、ネットで落札される現状を利用。大企業のできない、隙間を狙ってあぶく銭を稼ぐ。

ただ、危険がいっぱい、イラク戦争当時なのに、武器の買い付けにアルメニアまで出向いたり、ヨルダンからバクダッドへ、陸路をトラック輸送するなど、怖いもの知らずの綱渡り。

最後の大勝負は、だまされて中国製を米軍に売るという大ばくち。

まあ、結構ひやひやさせられるシーンがあり、引き込まれるが、お笑いコンビが以外とシリアスなので、笑えない。

ちなみに、ジョナ・ヒルは、結構太って出演、ゴールデングローブ賞にノミネイトされている。


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「アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発」、心理学者の半生!

2017-07-25 13:39:01 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

心理学好き ☆☆☆

アイヒマン(ナチスドイツで、ユダヤ人を強制収容所に送った重要人物)が、南米で捉えられ、イスラエルで裁判にかけられた1960年。

同じころ、「なぜ、どのようにホロコーストが起きたのか」「人間はなぜ権威へ服従してしまうのか」を実証するため、電気ショックを用いた実験を行った心理学者がいた。その名は、ミルグラム。

その実験は、アイヒマン裁判の翌年に行われたので、「アイヒマン実験」と呼ばれた。

本映画は、その「アイヒマン実験」を行ったミルグラムの半生である。

日本語タイトルは、人の目を引くが、正確ではない。原題は、実験者。

映画の前半は、この実験を丁寧になぞっており、途中からミルグラムが語り出すというスタイルをとっており、むつかしい心理学実験を解説してくれる。

後半は、大学を転々とし、実験に対する批判に耐えながら、本にして出版、テレビにも出演。夫人とのやり取りも続く。

心理学実験に興味ある方には、面白い話だが、興味がないと難解な学問話をきかされることに。

ミルグラムを演じるのはピーター・サースガード。コリンファースにちょっと似ているが、小ぶりだ。

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