ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「ニューイヤーズイブ」、大晦日はこれを見るに限る!

2011-12-31 17:22:37 | アメリカ映画
まさに楽しいアメリカ映画、ほろ苦さも交えて愛をテーマに、ニューヨークのニューイヤーズイブを堪能させてくれる。

冒頭、ヒラリースワンクスが、タイムズスクエアのニューイヤーズイブのイベントを仕切る場面から。実はヒラリースワンクもう一つの大役があるのだが。

そして並行して8組のエピソードが交互に進んでいく。

死期間近の老人、出産目前の夫婦、などいずれも、少しほろ苦い傷を抱える人たち。

それも、一年間、この再会を待っていた人もいたりして。(これって現代版君の名は)。

巧みに交差して、一緒になりそうでならない、子供も生まれそうでなかなか生まれない。

まあそんな作劇術満載で、コミカルな面も見せて、とってもハートフルだ。

やはり、この映画で特筆すべきは出演陣の多彩さだ。芸達者や人気者のオンパレード。

いくつものラブロマンスを同時に見ているようなものだ。

たしかに、ニューイヤーズイブに恋人とみれば、とってもいい経験をした気持ちになる。




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追悼、森田芳光、映画「家族ゲーム」、松田優作が懐かしい!

2011-12-29 16:43:33 | 日本映画
今週は、山田洋次の百選はお休み。

代わって、森田芳光死去を受けて、「家族ゲーム」が放映された。

森田芳光は、今年61歳、まだ若くして死んだ、惜しまれる。

その彼の代表作がこの「家族ゲーム」。

1983年の作品だ。

ちょっと、変わった映画だ。素直にはついていけない。

平凡なサリーマンのマンションでの生活。

子供二人は、高校生と中学生。主人公は、この中学生。

進学を前に、悩んでいる。いじめにあったりして、学校の成績もよくない。

そこへ現れた家庭教師。彼は何人目かの後釜だ。

成績が一人抜くごとに1万円という金で父と約束する。

教え方も、ちょっと変わっている、平気で暴力をふるったりもする。

進学一番主義だった当時の風潮を揶揄したものだが、当時高校生による父親バット殺人事件が起こったりしていた。

平凡な家庭でありながら、机を前に横一列に並ぶ。すなわち、父権家族でありながらばらばらなのだ。

後半、家庭教師が机をひっくり返すシーンが、当時の社会を揶揄している。

そしてラスト、父親を殺したという説まで出る余韻なのだ。

松田優作が、家庭教師を演じ、コミカルな役でありながら、存在感を出している。


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映画「永遠のぼくたち」、日本の特攻隊の幽霊が出てきます。でもこれラブロマンス!

2011-12-28 18:12:29 | アメリカ映画
不思議な映画だ。

両親と乗っていた車が事故。両親は死ぬが、青年は臨死体験ののち生き返る。

そのときから、日本人特攻隊の幽霊が彼の周りに付きまとう。日本のことがいろいろ出てきて、腹切りとか、原爆とか、いみがあるのかな。

葬式めぐりをしているうちに、脳に障害を持つ女性に出会う。

そして二人はいつしか、恋仲に。

ただし、彼女は余命いくばくもない。

死というものを巡って淡々と描かれる。

ラスト、青年が演説をしようとした時、今までの恋の思い出が。

これはやはり、美しい恋愛映画だ。

ちょっと変わったシチュエーションで、死を見つめながら、愛し合う二人。

最後は感動をもたらす。

日本人の幽霊を加瀬亮が演じている。
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映画「山本五十六」、役所広司が好演しています!

2011-12-27 19:11:07 | 日本映画
役所広司も、成長したもんだ、山本五十六を渾身の演技で演じきっている。

山本五十六の伝記だから、主役がかすんでは何にもならないが、

見事、他を圧倒して迫力がある。

第二次世界大戦開戦時の連合艦隊司令長官。

彼は、常に和平を求めていたことが強調されている。

実際はどうなのかわからないが、歴史に押し流された悲劇の将軍であることは確か。

最後、死を覚悟して前線に赴いたのは、本当だと思いたい。

ハワイ沖攻撃から、ミッドウェイ海戦、そして戦い半ばにして散った将軍。

だが、この映画は、悲劇ととらえるより、むしろ、リーダーとしての矜持を描いているようにとれる。

立派な上司。そんな感じだ。

今の世の中の閉塞時に求められる指導者像だ。

負け戦の最中、気分を落ち着かせるため将棋を打つ。

そして、負け戦の将軍に責めるなと訓示。

若い者に気軽に声をかけ、いつも励ます。

この映画は、背景を知らないとちょっとついていけないかもしれない。

だが、一応、新聞記者が回り舞台を仕切り、一方で、メディアによる情報でいかに国民が騙されたかを描いている。

戦争映画にしては、敵が見えない。航空戦のため斬りあいや撃ち合いの壮絶さはない。

一人の指揮官の生涯を描いているのだ。

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映画「君の名は 第一部」、NHK山田洋次が選んだ日本映画百選。

2011-12-24 16:52:57 | 日本映画
1953年作品。

大ヒットした菊田一夫原作のNHKラジオドラマを映画化。

真知子巻きなど一世を風靡した。

松竹大船といえば、メロドラマといわれるぐらいお得意の分野だが、流行作家菊田一夫の原作とあって、映画も大ヒットした。

後に「有楽町で逢いましょう」の歌にまでなった。

戦中、空襲下、若い男女が出会い、逃げ惑ううちに心を通わせるようになり、半年後の再会を約束する。二人はお互いの名前を名乗りあわなかった。それが題名の「君の名は」。

このロマンスは、イギリス映画「哀愁」をヒントにしたとされるが、その後の展開は、大船調メロドラマ。

今でいう韓流のお手本だ。

二人は、お互い惹かれているが、女の方は、佐渡島出身で、見合いの話が持ち上がって、当日はすっぽかした。

男は待ったが、まちぼうけ。

ただその後、男が雑誌に詩を書いて、それを読んだ真知子の友人が、それに違いないと探し出す。

だが、男は故郷に帰ってしまっていた。

真知子は結婚。この家族関係が、その後の展開を面白くしている。

真知子の夫が、東京に転勤、その部下に男がいたのだ。

そこから話がややこしくなり、お互い傷つけてしまう。

夫とその母親に、男のことでいびられ続ける。

いびられればいびられるほど、男に情が行く。で、男の元へ逃げることに。でも、男は真知子をさとす。そして別れ。

ラストは、離婚決意で佐渡へ帰った真知子を、男が追い。自殺寸前で再会。運命なのだ。

佐田啓二と岸恵子、さすが名コンビだ。

ほかに、メロドラマ適任の俳優たちが脇を固め盛り上げる。

当時の日本らしい情景だ。


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映画「ちづる」知的障害と自閉症を患った妹を1年間撮影した稀有な作品!

2011-12-23 15:46:29 | 芸術
なぜか、京都で意外に早く公開された。学生の町ゆえか。

この映画の監督は立教大学の学生、卒業制作だ。

指導教官を中心に公開されることになった。

実際に、その病の人を観察しないと、どんな病気なのか理解しにくい精神の病。

それも先天性。

20歳になったちづる。実に可愛い。

けれど、他人とかかわれない。

母親はきっと一生面倒を見続けるだろう。

しかし、感情はある。

犬をペットとして与えればどうなるのか、それは二人の実験だ。

この映画のもう一つの特徴は、撮影者が当事者であることだ。

父がすでに交通事故で亡くなっているので、どうしても妹とかかわりなしでは生きていけない。

母親とのやり取りもじっくりありのまま撮影する。

ちづるが、母のお金を自分のものにした一件でも、母親は、娘と真剣に向き合う。

そんな、激しいやり取りも含んだこの映画は、素の姿を描写するという稀有な映画となった。

そのくせ、淡々とした描写が、同情でもない当事者の温かい目が感じられる。

改めて世の中には、このような苦しみを抱えて生きる人がいることを実感した。
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映画「ミッションインポシブル ゴーストプロトコル」、スリル満点の力作!

2011-12-22 19:08:54 | アメリカ映画
ミッションインポシブルも4作目になるが、今作も飽きさせない出来になっている。

仕掛けが大がかりだ。特に予告などで評判のドバイの高層タワーでの綱渡りはスリル満点だ。最後に命綱が足りなくなって、窓ガラスを割って飛び込むなんて、手に汗いっぱい。

トムクルーズはもう50というのに、高所恐怖症という言葉をしらないのか?

さらに、冒頭、なぜか刑務所にいるが、逃げ出す際にクレムリンが爆発する。これも大仕掛けだが、つぎつぎと危険が押し寄せてきて、よくまあ、無事だと感心させられる。

物語は、トムクルーズだけでなくチームで事に当たるので中にはコミカルなシーンもあり楽しめる。

さらには、潜水艦と核爆弾、話は大きいが、次はインドの富豪が相手。

そしてラストは、駐車場タワーでの格闘シーンだが、この駐車場が曲者で、くんずほぐれつの超迫力だ。

まあ、話が盛りだくさんの割に、最後まで引っぱってくれるのはさすが。

まあ、気軽に楽しむには十分な映画だ。
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映画「源氏物語」、現実の世界と小説の世界が交差する歴史ロマン!

2011-12-21 19:13:42 | 日本映画
例によって、前もっての勉強不足。

かの有名な源氏物語も授業でかじったぐらい。

おかげで、話についていけずお手上げ。

まず、東山と中谷のラブシーンというよりかレイプシーン。

そして、光源氏の誕生物語。

この二つの関係がよく理解できないまま、見ていくともう頭が??

ただ、平安時代の豪華絢爛、生活臭のないまま、

男と女の話に。

そして、女の嫉妬が、怨霊となって、

ここは、ホラー映画の技術が駆使されて、

その恐ろしいこと。

もともと、源氏物語は女性向の物語。

それにしても、ハンサムでもてる男は浮気三昧なのに。

東山と生田のジャニーズコンビは、現代の光なのかな。

そして、女優陣も豪華。

中で異色は、狂いまくる室井滋。

滋賀県でセットが作られたというから、ひいきにしたいのだが。
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映画「北京の自転車」、貧しい中国の現状を二人の少年を通じて描く。

2011-12-20 15:40:52 | 中国映画
実はこれ、2000年の作品だ。

2001年ベルリン銀熊賞なのに、日本では公開されずやっと2010年公開された。

ただ、オリンピックを経た北京はたぶんもう少し豊かになっていると思うが。

農村から出稼ぎにきた17歳の少年。自転車宅配便の仕事にありつく。だが、自転車は貸与品。やっと、稼ぎで自転車が自分のものになろうとした矢先盗難にあってしまう。

自転車を探してもとめているうちに、宅配ができず会社を首になってしまう。

一方、あこがれていた自転車を父の金をくすねて買った17歳の高校生。(父が自転車を買ってやると言いながら妹の学資に回し、後回しにされた腹いせで)

友人と楽しく遊べ、恋人もできる。

宅配便の少年は、執念で自転車を見つける。それは、高校生のものだった。

そこから、二人の確執が、友人たちも絡んで争いとなる。

どうしようもない、貧乏、明日の食うには困らないが、ちょっと上を見ようとすると大変な社会。

北京の庶民の住む町、たぶん胡同だろうが、まがりくねった古びた家々。

一方で、雑踏の大通り。

当時の中国のありさまを、ドキュメンタリー風に描き、貧しさと喧騒の渦巻く大都会北京を浮き彫りにしている。

貧しいながらも、日々を生き抜く少年たちのたくましさ。

特に、宅配便の少年の意固地なまでの執念に脱帽。



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映画「ブルーバレンタイン」、ラブラブ夫婦のなれの果て、苦い恋の映画!

2011-12-19 17:39:11 | アメリカ映画
「毎日かあさん」の後で、これを見たら、もううんざり。

きりきり痛んでしまう。

ラブラブで結婚したはずの二人、

数年後、隙間風の吹いた二人の修復のつもりが、さらに傷を大きくして、破局へと向かう。

でも、この映画、破局へ向かうステップと、二人が出会って結婚するまでのステップが並行して描かれるのだ。

一方で、ラブラブを見せながら、一方で、やりようのない亀裂の夫婦。

亀裂を埋めようと、二人はラブホを予約。

以前の楽しい思い出を心に描きながら、言葉と行動で傷つけあう。そして、ラブホで、性的関係を持つが、亀裂は治まったのか?

医学を勉強し看護師をめざした妻と、高校も卒業せず運送屋で働く亭主。

彼女は、結婚前に妊娠した、相手は別の男。

でも、その子供を夫は可愛がる。

しかしそれとこれとは別。

話せばすぐ喧嘩。

アップ多様のドキュメンタリータッチで、生々しい演技。

最後まで目が離せないが、それだけ苦い映画。

恋愛映画なのに、恋人同士に勧められない矛盾。
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