ひろの映画見たまま

映画にワクワク

カンナさん大成功です!

2007-12-25 19:46:35 | 映画
「カンナさん大成功です」は、鈴木由美子原作の漫画だが、

先に韓国で「美女はつらい」の題名で映画化され、日本でも公開となった。

日本でも、山田優主演で映画化されることが決まっており、日韓競演だ。

韓国映画も日本では題名が「カンナさん大成功です!」で、整形の話だと

推測される。スリムな美女で歌もうまいキム・アジュンが初主演で

整形前後を演じ、韓国で映画賞を受賞している。

カンナさんは、95キロという設定で、おまけに不美人と来ているから

男から振り向かれない。歌がうまいので、歌手の吹き替えを担当している。

そして、その音楽番組のプロジューサーにひそかに恋をしている。

そんな彼女が、思う人も太って醜い人は嫌いだと、はっきり言われ、

整形とダイエットに挑む。

1年間姿をくらまし、スリムで美貌になった彼女は、
 
スタッフの前に出て、皆の称賛を受ける。

それから、整形の事実を明かせない苦悩を抱え悩む。

好きな人に、真実を告げられず、でも徐々にその真実がばれていく。

手術成功までは、テンポよい喜劇で、大変面白いが、

真相がばれないか悩むところから、

だんだん映画のトーンも低下して、

最後は、恋人を手に入れるのだが、

もうひとつ盛り上げにかける。惜しい作品だ。



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題名のない子守唄

2007-12-23 19:56:14 | 映画
題名とチラシではこの映画の面白さは伝わらない。

これは、脚本と監督の手連の映画だ。

冒頭、下着姿の女性3人が登場。

だめで、次の3人が登場。

そしてまた次の3人が登場。

そして一人が選ばれ、全裸になる。

それを、節穴から覗く目。

なんとえぐい冒頭のシーン。

これは、売春婦を選ぶ儀式だ。

でも、この映画の主役は、そんな過去を持ちながら

ある夫婦を徹底的にマークして、

家政婦に入り込む。

その理由が分からぬまま、その行動に釘づけになり、

エンリケモリコーネの音楽に心を揺さぶられる、

そして、夫婦の娘と家政婦の異常な関係にまた引き付けられる。

ミステリーというのか、謎ときというのか、

常に知りたい欲望にさいなまれる。

というのも、挿入される過去のイメージが売春宿と

サドの世界が垣間見せられるからだ。

女主人公がウクライナ人というところにエキゾチックなイメージが

その美貌と、強さ、一方では、サディスティックな展開が。

そして子を思ういちずなこころ、でもどんでん返しが。

事件は思わぬ方向へ。

罪を贖い出てきた彼女を待つものは。

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マリア

2007-12-17 20:35:58 | 映画
これは、まじめに聖母マリアを描いた映画だ。

キリストについては、すでにいくつか映画化されているが、

聖母マリアについては、初めてだとか。

そして、キリストの出産シーンが崇高に描かれている。

神のお告げで、神の子を身ごもることを告げられ、

一方、マリアの夫にも啓示がある。

王の専制のため、迫害を受けながら、

聖地へ旅する夫婦二人の長い旅が始まる。

川で流されながら、又ひもじい思いをしながら、そしてやっとたどり着いて

出産するシーンは、予言者どもが寄り集まり、祝福する。

しかし、そこからがまた苦難の旅だ。

受難という試練は、我々生きる者に与えられた試練なのだ。

キリストが受けてくれる大きな試練。

だが、我々にも試練は与えられる。

映画はそういう崇高さを描いて、宗教色が強い。

時代背景と言い、娯楽作とみるとつらい。
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タロットカード殺人事件

2007-12-11 20:16:35 | 映画
殺人事件の犯人を、幽霊が示唆するというおとぎ話。

例によって、ウディアレンの映画は早口のオンパレードだ。

ちょっとでも、わき見しようものなら、セリフを聞き逃してしまう。

そのぶん映画に引きつけられるということか。

英語が理解できない日本人にどこまで、この洒落が通じるのだろうか。

ウディアレンの最高傑作と言われてもピンとこない。

たしかに、英国を舞台に、貴族社会を背景にしているから

しゃれっ気たっぷりで、今回はウディアレンが準主役で活躍するので

粋ではある。

題名通り、タロットカードが事件のカギを握るが、

このカードゲームがわからないから、現場に残されたカードの意味は何なのかわからない。。

ヒロインのスカーレットヨハンソンは、ウディのお気に入りで、

前作に続いての出演だが、彼女の魅力は、コメディでも発揮されている。

ウディとの掛け合いも見事だ。

ただ、殺人事件と言っても、死体は出てこないし、

殺人現場も写らない。なんともきれいな物語だ。

殺人犯との恋物語として見るのもいいのかも。


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「転々」

2007-12-09 15:29:22 | 映画
ローカルは公開が遅い。

まあ、東京散歩の話だから仕方がないか。

「時効警察」というテレビ番組があるのをはじめて知った。

その三木聡監督とオダギリジョーが、藤田宜永の原作を得て映画化したものだ。

もう一人の主役、三浦友和は、「3丁目の夕日」にも出ているが、

最近は、二枚目というより、ひょうきんな味を出して、喜劇畑に足を突っ込みつつある。

この映画は、金融の取り立て屋と、借金に苦しむ大学8年生が、

ひょんなことで、東京を散歩して回る不思議な映画だ。

主人公二人のひょうきんな演技というか、素というか。

それを、駄洒落の帝王というか、しゃれのめして、笑いを取る不思議な映画になっている。

目的地は、霞が関と決まってはいるものの、その間、あちこちを

歩き回り、中では、スナックのママの家に転がり込んだり、話題は尽きない。

三浦の扮する金融マンが、謎の男めいて、やることがよくわからないから

映画はその、次に何が起こるかの興味で、引っ張っていかれる。

さらに突然降ってわいたような、出来事が連発するので、目が離せない。

そのくせ、テンポはのろくて、のんびりする。

不思議な魅力で最後まで付き合わされる。


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氷の微笑2

2007-12-06 19:25:38 | 映画
これはDVDで見た。

前作「氷の微笑」から14年後に作られたこの作品。

前作を引き継いでいるらしいが、当方はシャロンストーンの色気ぐらいしか覚えていない。

そのシャロンストーン、もう50歳近いとあっては、どうなんでしょうか?

映画では、一部年を感じさせるが、技術でカバーされているのか、

結構色香はある。

ただ、冒頭から、彼女の乗った車が海中に飛び込んで、

同乗したサッカー選手が死亡するのが

わかるように作られているので、

前作みたいに、犯人を探す苦労はない。

その分興味が削がれて、

もっぱら、彼女に口説かれる精神科医に目が行ってしまう。

そういう意味では、神経質そうなデビッドの演技が目立つ。



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パンズラビリンス

2007-12-04 18:49:33 | 映画
少女のおとぎ話と思ったらとんでもない。

内乱終結後のスペインが舞台。

反抗するゲリラを討伐するため村に駐在する将軍のもとに、

妊娠した新しい妻がやってくる。

前夫との間に出来た娘、オフェリアがこの映画の主人公。

一方では、残酷な義父を嫌いながら、

一方では、迷宮をさまようファンタジアな少女だ。

現実は厳しい。

ゲリラに対する将軍は、サディスティックに征伐する。

容赦ない発砲、熾烈な拷問。

ファンタジーであるはずの迷宮は、

どろどろの世界だ。

巨大なガマガエルのおなかから鍵を取り出す試練。

そして、食べてはいけない、葡萄を二つ食べたために、

パンズ(牧神)の怒りを買い、

母は、子供を産むや死んでしまう。

一方、ゲリラに通じる将軍に仕える女性は、

逃げおおせるのか。

どろどろのメルヘン、過酷な争い。

しかし、最後はオフェリアの選択が生きる。

残酷だが、人間描写が確かなだけに

悲劇の重みがずっしりとのしかかり、

壮大な暗黒の空想劇となっている。





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