ひろの映画見たまま

映画にワクワク

のりちゃんのり弁

2009-10-30 18:43:38 | 映画
のりちゃんは女の子。

この映画は、のりちゃんのお母さんの物語。

だらしない夫に愛想を尽かして、離婚届を置き実家へ帰ったものの

幼稚園児ののりちゃんがいるため、普通の勤めはできず

どこも雇ってくれない。

で、スナックに勤めようとするが、気が勝って客を怒らしてしまいパー。

幼馴染の写真屋の手伝いをして、おいしい小料理屋が気に入り

そこへ弟子入りしようとして断られるが、

一念発起、弁当屋を始める。

気の強い、それでいて融通の利かない娘を小西真奈美が好演。

良いことがなく、落ち込む女と、

夫と夫婦げんかして、料理屋をむちゃくちゃにしてしまう

とんちんかん。

でも子供に作る弁当は評判で、料理のセンスはある。

行き当たりながら成長していくドラマがすがすがしい。
コメント (1)

パンドラの匣

2009-10-27 19:50:24 | 映画
太宰治原作の映画化だ。

第二次大戦終戦後、若い男が結核の治療のため

療養所に入る。だがそこは、

若き女性たちによる、体のブラッシングという特殊な方法での治療だ。

あいさつも独特の掛け声がある。

その療養所での出来事。

文学であれば、繊細な描写で、ぐんとひかれていくが

これは映画、ちょっとぶった文体のナレーションやセリフがあっても

引き込まれない。

監督の独りよがりという典型の映画だ。

恋の物語でありながら、遠慮してか

当時の雰囲気のつもりなのか

手紙のやり取りのまだるこしいこと。

おまけに、結核という病の陰湿さ。

すなわち喀血という暗いイメージがなんともそぐわない。

太宰自身がこんな暗いイメージなのか、

私自身があまり興味を持っていないせいなのか?
コメント (1)

あの日欲望の大地で

2009-10-22 19:31:25 | 映画
シャーリーズセロンがまたまた、影のある女性を演じる。

彼女のけだるくでもどこかはかなげなそんな女がこの映画の主人公だ。

主人公の母と娘。関係のない二人を彼女が紡ぐ。

当然、若き時代は別の女性が演じるが、

その母は、また肉体派のキムベイシンガー。

二人は存分にヌードシーンを見せてくれる。

でもこの映画は、ずっしりと重い愛欲の映画だ。

事件と事故が、それぞれのシーンで起こる。

母子の愛情もまた、この映画のもう一つの柱。

一度は拒絶してしまう娘との交換。

でも自らのトラウマによるさみしさは娘しかいやせない。

再び、安らかな生活が戻るのだろうか?
コメント (2)   トラックバック (1)

私の中のあなた

2009-10-19 20:05:02 | 映画
これは、生と死を真剣に考えた壮大な実験だ。

白血病の姉を救うために生まれてきた妹。

だが、妹にも生きる権利がある。

そんなとき、どんな選択があるのか?

温かいホームドラマのようである。

実に楽しげな家族。

その絆は堅い。

それが涙を生む。

しかし問題はそんな生易しいものではない。

これは一種の尊厳死なのだ。

自ら選ぶ命、それこそが正解なのか?

でも、かなしい、人は生まれて死ぬ。

それだけのことがなぜこんなに人を苦しめるのか。

裁判を起こした妹に何があったのか。

その回答がずっしりと重い。

明るいホームドラマ調で、涙を誘う。

それが感動を呼ぶ。そして考えさせる。

コメント (1)

愛のむきだし

2009-10-14 20:38:38 | 映画
4時間の大作。

劇場では、一般料金より高い料金だった。

DVDも2本にわかれている。

園子温監督が、オウム真理教から脱出させたという知人の実体験をもとに

映画化したもので、

それこそ愛のむき出しのような

神父と信者の壮烈なラブストーリー。

カメラで、女性の下着の盗撮。

勃起など、かなりきわどい映画だ。

一方で、一図な愛が描かれ、

基本的にはこれがテーマなのだが、

男女、家族、キリスト、新興宗教など

テーマ自身は壮大だ。

4時間という時間を感じさせないほど

緊迫の画面が続くので、引き込まれるが

意味あるセリフもあって、けっこうしんどい。

若者が中心の映画だけに、荒っぽく感じるが

それなりに計算された作りだ。

中で、神父に愛を迫る女の豹変の演技は

けっこう引き込まれる。

コメント (1)   トラックバック (1)

空気人形

2009-10-13 20:09:48 | 映画
「空気人形」ときくと、何かロマンチックに聞こえる。

たしかにロマンスなのだが、結局はダッチワイフなわけであって、

それが、心を持ってしまったというメルヘンなのだ。

でも、全裸といい、セックスといい、いずれにせよ

良質なポルノ映画だ。

それを承知で、面白く見てしまえばそれまでだが。

一応、是枝監督なりに

人生を語る。

最後は捨てられるはかない人生が

余の人々のはかない人生とだぶって、

それなりに、考えさせらる映画だ。

日本人に適当な配役がいなかったのか

韓国女優ペ・ドゥナが主演。

なんともあどけない、でもしっかりした空気人形を演じ

物語に花を添えている。
コメント (2)   トラックバック (1)

ブロークンイングリッシュ

2009-10-12 17:05:51 | 映画
題名から、片言英語って何って思ってしまうが、

これはなかなかのシリアスな恋愛映画だ。

ニューヨーク、友達は結婚したが

母親から結婚をせかされる30女。

ホテルのお客対応を任されているベテランホテルスタッフ。

で、母親の勧めがあったりして、

男性と付き合う。

が、彼女酒好きで、ついつい度を過ごし

男と寝てしまうが、結婚には結びつかない。

そんな時、フランスから写真を撮りにやってきた男に

どこかひかれて、一夜を過ごす。

で、彼は翌日帰国。電話番号を残して。

だんだん彼のことが忘れられなくなり、

思い切ってパリへ、だが電話番号を失くし

彼を探しようがない。

あてどなく探し続け、帰国の途に。

そこで、彼に出会う。

奇遇でしかない。

そんなラブロマンス。

現実的な描写が、年増女の焦りとあこがれが

何ともせつなく描かれる。

友人が離婚を考えているのも好対照。
コメント (1)

3時10分 決断の時

2009-10-07 20:16:41 | 映画
久々のアメリカ西部劇。

足をけがしてカッコよくない牧場主。

列車強盗の親玉。

その二人の不思議な友情が、この映画を面白くしてくれる。

めっぽう強い列車強盗の親玉が

保安官に捕まってしまう。

だが、彼はいつでも、そこから抜け出られる自信を持っている。

そんな親玉を3時10分発の列車に乗せるための

護衛を買って出たのが牧場主。

護送中にもさまざまな争いがあるが

やっと突破して駅に差し掛かると

親玉の子分たちが待ち受けている。

壮烈な打ち合い。

息子たちのためにカッコよいところを見せたい

牧場主は、カッコよく親玉を列車の乗せる。

要は、男の友情と、男の勇気ある生きっぷりだ。

最後には、涙があふれる、スカッとする。

さすが本場の西部劇。
コメント (1)