ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ザ・ヘラクレス」、ギリシャ神話の映画化です。

2014-12-31 17:59:41 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

相次いで、「ヘラクレス」とこの「ザ・ヘラクレス」が公開され、ちょっと戸惑う。

「ヘラクレス」がドウェイン・ジョンソン主演で、怪獣らを倒すどちらかといえば神話的要素の強い映画だが、「ザ・ヘラクレス」は若手ケラン・ラッツ主演で、ラブロマンス調のファンタジー映画です。

神話からはちょっと変化した、義理の父との確執みたいな映画です。

ヘラクレスは、王妃の願いで神が降臨してできた男で、それを感じ取った王が、ヘラクレスを戦に追いやり殺したつもりだったが、そこは神の子、幾多の難関を乗り越え帰国。王とその息子の謀略に苦しむ。

戦争で負けたヘラクレスは、生き延びるが、奴隷として売られ、奴隷同士のバトルを勝ち抜く。

一人で六人を相手、それも、脚には鎖が付けられ対戦。その馬鹿力で勝利をものにする。

帰ってきてからも、囚われの身となり万事休すとなるが、神の助けでよみがえる。

美しい姫は、ヘラクレスと相思相愛だが、兄に横取りされ、最後まで悲劇のロマンスとなる。

主演のケランは、なかなかのムキムキマンで、力仕事に向いている。

肉体対決が主だが、血の量は少なく、むしろ、エレキテルで圧倒される。

まあ気楽に楽しめばそれなりに面白い。
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「かしこい狗は、吠えずに笑う」、持てない女子校生の友情の極みの物語

2014-12-30 17:32:31 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

青春映画好き、ホラー映画好き ☆☆☆☆

最近ツタヤだけレンタルの良作が目立つ。

本作品は、もともと自主製作、だが、 ぴあフィルムフェスティバル 「エンタテインメント賞(ホリプロ賞)」&「映画 ファン賞(ぴあ映画生活賞)」受賞. 福岡インディペンデント映画祭2012 「120分部門 グランプリ」&「FIDFF2012最優秀賞」受賞など数々の評価を得て、やっとDVD化された作品。第23回日本映画プロフェッショナル大賞では、新人監督賞を受賞している。

監督渡部亮平、製作時24歳の作品。

ちょっと、不細工で、仲間からつまはじきにされている女子校生熊田美紗と愛くるしい顔立ちだがそれをねたまれている清瀬いずみ。

前半は、このふたりのちょっとエッチも含んだ、友情物語。骨だけの傘をさしてずぶぬれになる2人など、青春胸キュン物語だが、甘い劇場映画と違って、どこか針のある展開。それは、後半への布石なのだ。

突然現れる、生理痛のやや不細工な20代の女性。彼女は果たして、美紗の成人した姿か?

それにしても、しっかりした作りの展開は、自主映画の陥る自己満足とはちょっと違う。

そして後半、二人の関係はさらに怪しくなり、男性も加わって、意外な展開に。

話自体は、簡単なので、ストーリーをおうと、興味が失せるのでここまでに。

それにしても、あやしいいずみの行動と、それに悩ませられる美紗のふあんげなしぐさ。

色使いも音楽も、ラストへの展開の前触れなのだ。

周到に準備されて作られたというが、決して、話を散らかさないでまとめる力量は立派。予算150万円というからまた驚き。

歌手のmimpi*β(映画でも歌っている)とモデルの 岡村いずみが主演。ネット上での募集で集まったスタッフ。



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「パークランド ケネディ暗殺 真実の4日間」、オズワルドが真犯人か?

2014-12-29 11:15:00 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

1963年11月22日、テキサス州ダラスで、J・F・Kケネディ大統領は暗殺された。

当時の模様を、関係者に取材、それを再現したのが本映画。ドキュメンタリーではないが、それに近い映画だ。

題名の「パークランド」は、大統領が入院した病院であり、犯人と目されるオズワルドも暗殺され、この病院に運ばれている。

この事件の裏側を描いた本作は、そのような歴史の裏側に興味のある方には垂涎ものだ。

ただ、いまだ謎の残る本当の暗殺の理由、オズワルドの立ち位置などは描かれておらず、まあそれ自身謎なので、その点では不満の残る映画だ。

この映画は、大統領の遺体が運ばれ臨終を看取った病院のスタッフたち、たまたま暗殺現場をフィルムに収めていた写真愛好家、捜査に当たり、オズワルドと接触していた捜査当局、大統領警護を全うできなかったSPたち、そして犯人と目されるオズワルドの兄と母親のエピソードが、淡々とドキュメンタリー風に描かれる。

当時の映像とドラマを融合させながら、本質に迫っていく。

ケネディと、オズワルドの葬儀を、並行して描き、一方は、テレビ映像、一方は実写と巧みに使い分けて描いている。

もう50年が経ち、徐々に色あせる大事件を振り返らせてくれる貴重な一本だ。
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「醒めながら見る夢」、辻仁成の京都を舞台にした恋物語

2014-12-28 18:50:05 | 日本映画
おススメ度 ☆☆

辻仁成好き、京都好き ☆☆☆

辻仁成作品、京都が舞台というキーワードで借りてしまった。

舞台演出家を主人公とした姉妹との許されぬ恋をテーマの映画。

文学作家だけに、こここかしこに、芸術的雰囲気が。京都の路地裏の隠れ家風だったり、こじゃれた和風バーだったり。

でも、なぜか+15。

繩が出てくるのでそうしたとか。でもエロいシーンはありません。また、着物が多用されています。

観光映画風でなく、むしろ、人の知らないような裏道が描かれます。

でも、夏を現すだけに、祇園祭のよい山の雰囲気が。

それにしても、意味深な題名「醒めながら見る夢」からわかるように、この世とあの世の物語なのです。でもホラーではありません。

なのに、縄にはまるとは、縄は人を自由にするようだ。

登場する稽古舞台は、いたって現代風。ポールダンスが出てくるだけみたい。(もともと音楽劇の映画化だそうだ)

ラストは、川辺で石を積む、供養塔。死をイメージか?

CHEMISTRYの堂珍嘉邦、梨臨、石橋杏奈、村井良太らが出ている。

そこここに、辻仁成の人となりが出ているようにみえる。




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「バンクーバーの朝日」、日本移住者が野球で意地を見せる映画です

2014-12-27 18:15:31 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

基本野球映画ですから、野球好きにはいいでしょう。

1900年代カナダに移住した人の苦労物語ですから、そういう歴史好きにはいい映画です。

これは実際にあった話を、ドラマ化した映画です。

カナダにもロケしましたが、この時代の野球場や日本人街、白人街を再現した足利市のセットは、なかなかのもので金もかかっています。

おまけに豪華キャスト、ただ、キャスト人が多いだけに、たとえば宮崎あおいなど、友情出演としかみえません。

移民二世が作った野球チーム。あまりパッとしなかったのが、バントや盗塁(これイチロー野球ですね)で、勝ち上がり、リーグ優勝する物語です。

でも、貧しい日本人、それぞれに金銭面も含めて悩みを抱えています。その悩みを吹っ切ってくれたのが野球でした。

ただ、優勝した途端、第二次世界大戦が始まって、皆収容所行きとなってしまいます。折角の盛り上がりがぱあですね。(これやっぱり映画的にマイナス)

途中白人ピッチャーが危険ボールを投げて、騒動が起こります。

まあ、それぐらいが、盛り上げで、それ以外は淡々と話は進みます。

中で、主人公の父親(佐藤浩市)が、日本に仕送りばかりして、家庭を顧みないという昔堅気の男が描かれます。

監督は、「舟を編む」の石井裕也ですが、コマーシャルベースの大作は初めてで、戸惑いがあるようです。

バンクーバー国際映画祭の観客賞を受賞したのは、愛嬌でしょうか。
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「Monster モンスター」、有名なアメリカ未解決事件の映画です

2014-12-26 16:51:56 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆

“切り裂きジャック"や“ゾディアック"と並ぶ、アメリカの有名未解決事件“リジー・ボーデン事件”の映画化。

といっても、これテレビドラマなのです。

シャーリーズセロンの「モンスター」は有名ですが、それに並ぶ作品かと誤解して見てしまった。おまけに、主演のクリスティーナ・リッチは、この作品にも出ていますしね。

主演のクリスティーナ・リッチが、ちょと品があって、なおかつミステリアスに見えて、それだけで、見てはいけませんね。

それにしても、未解決事件ですから、どんな解決があるのかと期待してみるのですが。

この映画は、むしろ、裁判主体の映画で、ミステリアスなところはあまりありません。

ましてや、きゃしゃなクリスティーナ・リッチにモンスターを期待すべくもなく、血を浴びた姿の描写で犯人を浮かび上がらせるような。

ただ、父親の娘への態度は、どこかいけ好かない感じ。

それにしても、斧で複数回殴りつけるというから、復讐とすればよほど根強いというか。

結局未解決事件は未解決なんです。

まあ、アメリカの未解決事件の一端を知るにはいいでしょうが。

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「リーガルマインド 裏切りの法廷」、精神的に病んだ弁護士の奮闘記です。

2014-12-25 18:37:19 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

少数の映画館で公開済み。

ケイト・ベッキンセイル主演による法廷サスペンス。

担当した被告人の冤罪事件のトラウマと、娘の親権争いで、精神を病み、アル中になった敏腕女弁護士。

親権を有利にするには、正常であることを証明しなければならず、再審事件の弁護を担当することに。

持ち前の調査能力とさわやかな弁舌で、警察と検察のウソを暴き、無罪を勝ち取ることに。

ところが裏があった。

ケイト・ベッキンセイルは、クールで美人、その弁舌さわやかさで、敏腕弁護士を見事こなしている。

一方で、アル中の誘惑を絶てず、苦しむ姿を演じなければならず、イライラ顔でさわやかさを演じなければならない実に難役。

また、娘を愛しているが、アル中はそれを阻害する。一生懸命な姿が切ない。

まあ、愚痴の聞き役はいるのだけれど、物語としては、すっきりとはいかない。

その点が、法廷ものでありながら、面白さには今一歩なのかも。

それにしてもこれが事実なら、アメリカの警察もずいぶんやましいものだ。

話自体は面白く、テンポも速く進むので、見よい作品ではある。


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「毛皮のヴィーナス」、二人芝居のエロスです。

2014-12-24 16:03:34 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆

演劇好き ☆☆☆☆

非常にシャープな映像で魅せてくれたロマンポランスキー監督、彼も今や81歳。

しかしこの老齢で、いやこの老齢だからこそ出来る、二人芝居の妙。

演じる女性は、ポランスキーの三番目の(今の)奥さん、エマニュエル・セニエ。

原作はマゾヒズムの語源となったレオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホの小説「毛皮を着たヴィーナス」。だが、マゾヒズムというより、男と女のSM的関係と、その逆転。

男が威圧的になるか、女に屈服させられるか。

それが劇中劇と現実の入り交ざる描写の中から浮かび上がる。

劇場の中に一人いる、演出家なのか脚本家なのか、主演女優のオーディションが終わり、フィアンセと次の約束をしているさなか、一人の女性が入ってくる、彼女はオーディションに遅刻してきたという。

しかし、リストに彼女の名前はない。

そして強引に、オーディションが始まるが、朴訥で軽薄な女にしか見えなった女性がいつしか、知的でその芝居の本質を知り尽くした貫録。

徐々に虜にされる演出家。フィアンセとの電話も盗み聞きされ、女性は彼の人となりを探りに来たと。

会話劇に終始するので、緊張に襲われる一方、高度な会話に眠気も誘われて、見るものを選ぶ映画だ。

演出家を演じるマチュー・アマルリックの演技もこの不可思議な劇を引き立てている。

ラストには、それこそ毛皮のヴィーナスの踊りまで添えて、ポランスキーは懲りることはない。
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「ベイマックス」、ぷよぷよロボットの大冒険

2014-12-23 17:05:51 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆☆

ロボット好き ☆☆☆☆☆

舞台は、架空都市サンフランソウキョウ、サンフランシスコと東京が合体。そこここに漢字や仮名の勘弁がなんとなく懐かしい。

映画館の都合で、2D吹き替え版で鑑賞。まあ、この手の作品は、吹き替えのほうが気楽。

もう大評判なので、いうことなしですが、宣伝とちょっと違うのは、攻撃ができないはずのロボットだが、改良で攻撃もできます。

というのも、前半は、ロボットお宅の天才少年が、ロボットの賭け対戦にのめりこんで、困り果てた兄の指導で、大学の研究室に参加、ロボットコンテストで活躍、大学に入学するのだが、

その兄を、事故(火災時、大学教授を救いに行って帰らぬ人に)で失い、傷心しているところをベイマックスに励まされる。

ただ、この時は、戦うことのできないロボットで、様々なトラブル発生、大ピンチに。だが、空中でしっかり受け止めてくれるお助けロボットだ。

このベイマックスは、日本人好み、目が鈴みたい。

何しろやさしい、傷ができるとすぐ直してくれる。心の傷もだ。本当にこんなロボットがそばにいてくれたら心強かろう。

ただ、この映画はそれだけで終わらない。

実は、活劇のマーベルが、ディズニーの子会社になり、本作も、原作はマーベルコミックなのだ。

お蔭で、ベイマックスも戦闘可能に改良され、研究室の仲間たちと協働で、鬼の面をかぶった敵と戦うことになるのだ。

ロボット研究室の教授とその娘の話が絡んで、大激戦が繰り広げられる。これぞまさしくマーベルで、アクション好きにはたまらない。おまけに異次元世界まで体験できる。

兄弟愛、勧善懲悪、親子愛とヒューマンな土台が、観客の心をつかんで感動ものだ。

ラストまできっちり見逃さないで。
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「バッドガイ 反抗期の中年男」、全米スペル大会に出場する中年の反抗

2014-12-22 16:32:39 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

劇場未公開作品。

『宇宙人ポール』などに出演、世界的にも人気のコメディスター、ジェイソン・ベイトマン初監督作品。当然主演も兼ねている。

「ドリームズかむトゥルー」でも取り上げられた「全米スペル大会」(スクリップス・ナショナル・スペリング・ビー(Scripps National Spelling Bee)。

これは、発音を聞いただけで英字のスペルを当てるという競技で、天才少年少女たちがこぞって出演するという。当然テレビ中継もされ盛り上がるらしい。

で、この大会に40歳にもなる大人が出演。実際は年齢制限があるはずだが、そこに落とし穴を見つけ出場することに。

会場の近くのホテルに宿泊するのだが、同じフロアの優秀なインド人少年と友達になり、街に繰り出し、悪ふざけをする。

まあ、その辺はお得意のコメディの連発だ。

原題が Bad Words で、汚い言葉やエッチなことも出てくる。

又、彼を取材する女性記者が、彼に付きまとい、恋愛関係にまで発展するが、本気があるのやら不明な行動。

スペル大会の中継では、難題のスペルが次々出てきて、これを見事にクリアする、中年男とインド人少年に手に汗握らされる。

結局、中年男の出場の理由が明かされ、めでたしの結末に。

スペル大会という不思議な大会に興味を惹かれるのと、ソフトなコメディに、人生ほのぼの。
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