おすすめ度 ☆☆☆★
明石幸次は父の自殺で実家へと戻ってきた。明石の父は大手企業の不正を内部告発したことから自殺にまで追いやられ、家族も崩壊寸前となっていた。
そんな明石に手を差し伸べたのは北村という男だった。
北村は児童養護施設のオーナーとして、父親同然に孤児たちを養いながら、「子どもたちを生かすためなら犯罪もいとわない」という清濁を共存させた道徳観を持っていた。
児童養護施設で生活する少女・奈々は、北村に傾倒していく明石を案じていた
善と悪について考えさせられる映画。
設定がやや突飛で、惜しい。
明石に阿部信之介、少女に清原果耶。
意欲作。