ひろの映画見たまま

映画にワクワク

イギリス映画「ルートアイリッシュ」、イラク戦争の、もう一つの真実!

2012-04-30 14:21:22 | イギリス映画
おススメ度 ☆☆☆

軍隊ではなく、民間で請け負う戦争処理会社の事件である。

題名の「ルートアイリッシュ」は、バグダッド空港と市内の米軍管理区域グリーンゾーンへの道で、2007年当時最も危険とされた道路である。

映画の主人公(ファーガス)の幼馴染で無二の親友(フランキー)が、ルートアイリッシュで、犠牲になりその葬儀の場面から映画は始まる。

ファーガスは、その死が不可解であると調査を始めると、預けられた携帯から、真実が見えてくる。

ミステリー的に物語は進行し、一方、二人の友情、フランキーの妻との心の交流など物語は膨らむが、コントラクターと呼ばれる民間の軍事会社のイラクでの暴虐があばかれ、さらには、主人公の暴虐的な性格からさらなる悲劇へと突き進む。

結局、被害者はイラク人であり、救い難いラストとともに、監督ケン・ローチは訴える。

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映画「デンデラ」楢山節考の監督の息子が演出!

2012-04-29 17:58:57 | 日本映画
おススメ度 ☆
     老人映画の好きな人 ☆☆☆

「楢山節考」自身結構暗い映画だったが、人生の悲哀が描かれていた。

本作は、楢山に捨てられ、いったん死んだはずの女たちが、集団で新しい共同体を作っていたという話。

そこには、男がいない。(ちょっと参るね、老女ばかりの映画は)

浅丘ルリ子ほか、べてらん、昔活躍した人たちが、大勢出演している。なにせ、50人の大集団だ。

ただ、なぜか、原始時代の生活。ぼろをまとい、狩猟で取った動物たちを食らう。

そして、自然の風景ときたら雪山ばかり。雪景色もまんざらではないが、話が話だけに。

さらに、50人そろったから、村を襲って、姥捨てした男たちを皆殺ししようというのだ。

まあそこまではいい。(以下ネタバレ)





















そして結局、村を襲撃する前に、クマに襲われる。十分な武器を持たないため、次々と殺される。血まみれの死体に、ちょっと引く。

次は、雪崩の襲撃だ。そこで突然リーダーが雪崩の正面に立ち流されてしまう。村を襲う計画はなんだったのか?

さらには、熊との争い。これがアクションとして面白ければいいのだが、中途半端。

老婦人が、立ち上がり運命共同体をつくるたくましさまでは面白かったのだが?

それにしても、浅丘ルリ子ほか、草笛光子、倍賞美津子、山本陽子ら、ベテランの必死の演技に感心します。
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日本映画「KOTOKO」、見るにはかなりの勇気が!

2012-04-28 15:59:37 | 日本映画
おススメ度 ☆
     変わった映画の好きな方 ☆☆☆☆

たまたま、観賞した日時に、主演のCoccoさんの舞台挨拶があった。

ほっそりした華奢な感じで、歌はもちろん、絵をかいたり色んな創作活動をされている方で、当日劇場では、Coccoさんの作品が展示されていた。

だが、映画の方は、揺れ動く映像、甲高い不快音の連続、血まみれの映像、リストカットなど、生理的に受け付けがたい作品だ。

塚本監督の「鉄男」ほかの作品でならされているのと、昨今のホラー作品にもやや免疫の私には、興味深く見られた。

新しいといえば新しい。

主人公コトコには、赤ちゃんがいる。

コトコは、現実ともう一つ別のものが見える。

で、前半、赤ん坊が泣き止まず、あやすのに苦労して、うろたえる場面。母子のきずなでありながら、コミュニケーション不良の場面が続く。

実際、赤ん坊の泣き声に辟易した経験があれば、もうやめてくれと言いたくなる。

で、幼児虐待で、赤ん坊は、沖縄の実家に預けられる。(その後は、子供とのコミュニケーションは続けられる)

突然、作家(監督が出演)が、コトコの歌に惹かれて、近づき、結婚まで申し込む。

そこから、今度は夫虐待があり、夫は愛ゆえに虐待を受け入れる。だが、一方でリストカット。

ことほどさように、ありえない幻想的なそれでいてホラーな画面の連続で、いら立ちの限界に導かれるが、Cocooの歌に癒される。

ベニス映画祭で特別賞を得たというが、新しい映像としての価値は認められている。

ただ、一般の客がどうとらえるかは、難しい。

ラスト近く、Coccooが雨の中下着姿で歌い舞う姿は幻想的だ。

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NHK山田洋次が選んだ日本映画百選  「蒲田行進曲」、男と女の古い恋物語。

2012-04-26 14:27:01 | 日本映画
1982年作品

つかこうへい原作、脚本。深作欣二監督。

撮影所を舞台にした、男と男、男と女の物語だ。

銀幕のスター銀四郎と、彼を慕う大部屋俳優ヤスとの友情というか師弟関係というか。

その銀四郎の子どもを宿した女優小夏。銀四郎は、子供を産みたがっている小夏をヤスに一緒になるよう頼み込むことから物語は始まる。

一方で、主役競争が激しく、次回作で銀四郎は新撰組を演じ、階段落ちシーンがその花となるが、それを演じる役者がいず困っていた。

階段シーンがメーンとなっているが、それまでの、男女のやり取りや駆け引きが面白く。しがない役者の転がり込んできたあこがれのスターとの結婚、あこがれのスターを盛り立てるための勇気など、おかしくもあわれな庶民感情が切々と伝わってくる。

ラスト近くは、深作独特の演出で、あたかもやくざの討ち入りシーンよろしく盛り上がる。

なかで、松坂慶子の可愛さと演技の確かさにうならされる。名作の一つだろう。



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アメリカ映画「バトルシップ」、エイリアンとの壮絶な海の戦い!

2012-04-25 19:12:08 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆
     エイリアン、トランスフォーマー好き ☆☆☆☆

ただ、普通のエイリアンものに比べて、前半の軍隊ラブコメディは、ちょっとおふざけだ。

ハワイ沖といえば、太平洋戦争の緒戦、それも日本の奇襲によりアメリカが大敗した舞台だが、ここで、連合国というか、多くの国が参加して訓練が行われていた。

そこに、突如得体のしれない、建造物が現れる。

ゴムボートで偵察に行き、果敢にも、建物の一角にあったブザーを押してしまったがために、突然、エイリアンの攻撃を受ける。

そこから、バトルが始まり、息も継がせない展開となる。

エイリアンが、幕を張って、ハワイ沖を遮断してしまい、味方の応援が受けられず、電子機器が使えなくなる。

訓練に参加していた日本人将校が、力を発揮し攻撃の方法を編み出す。

そこで、クラシックな戦いを強いられ、苦戦する。(以下ネタバレ)
























一旦は、敵の攻撃を受け、船が破壊されるが、ハワイにある展示館ミズリー号が息を吹き返し、オールド戦闘員が参加して、クラシックな戦いをする。

一方で、リハビリに山に来ていて、エイリアンと遭遇する場面では、取っ組み合いの格闘技となる。

本来、近未来的な映画のはずが、なぜか、クラッシクな戦いがあり結構楽しめる。

日本とアメリカの友情や、ラブロマンスなども絡めて、気楽に楽しむ分にはもってこいの映画だ。

浅野忠信がいい役をもらっている。




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ディズニー映画「ジョンカーター」、アバター似の映画です。

2012-04-24 15:56:56 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

ジョンカーターって、人の名前だけど地味だね。

さらに、主演級が、もう一つパッとしない。

でも、これ、100年前の「火星のプリンセス」が原作のSFアドベンチャーです。

アメリカの富豪が、不思議な現象で、火星に迷い込み、そこで、争いに巻き込まれ大奮闘する物語。

地球と重力が違うので、飛んだり、ジャンプしたりの超能力を持ち、荒涼とした異星で大活躍する。異星には、4本腕の緑色人や人間に似た赤色人が出てくる。

3D映画で、「アバター」を髣髴とさせるが、実はアバターはこの原作に触発されたものだった。

なかで、巨大動物との1対1の戦いがあるが、これはよくある話、だが、3Dで迫力がある。

物語はしっかりしているので面白いのだが、それ以上のものではない。

美女も出てくるし、まあ、冒険談として楽しめば!
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映画「京都太秦物語」、山田洋次監督作品だが、立命館大学が共同制作。

2012-04-23 17:24:40 | 日本映画
おススメ度 ☆☆
     学生参画映画として ☆☆☆☆

山田洋次が客員教授をしている立命館の映像学部。

そこの学生の実習をかねて、京都府の応援も得て製作された。

京都太秦は、映画の街だったが、今ではその面影は少ない。

東映映画村があって、その存在を知る人もいることだろう。

「羅生門」など、大映の華やかかなりしころは、にぎやかで、いまでも、大映通り商店街がある。

映画は、その商店街を中心に、立命館の図書館に勤める、クリーニング店の女性と、近くの豆腐屋の息子でお笑い芸人を目指す男の恋物語に、客員教授で来ていた男が横恋慕する話。

商店街の人たちは、実際のオッチャン、おばちゃんが演じて、ドキュメンタリー風だ。

京福電鉄の嵐山線が、モチーフになっており、京都の風景もあちこち出てくる。

京都育ちの私にとっては、とっても懐かしい風景だ。

山田洋次が絡んでいるだけあって、とってもきちんとした映画だ。

特集で、学生たちの感動の声が聴けるが、いい授業をしたと思う。
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映画「パレルモシューティング」、死神が出てきたり、とってもアートな作品だ!

2012-04-22 11:08:29 | 映画
おススメ度 ☆☆
     アートな映画好き ☆☆☆☆

ヴィムベンダースが、自身の故郷デュッセルドルフ(ドイツ)と、イタリアのパレルモを舞台にした、ミステリアスな作品だ。

主人公は、アーティスティックな写真家。妻とは別居中。

妊婦のモデルを撮影、その後パレルモへ向かう。

そこで、死神と宗教画の修復をする女性と出会う。

街中で、死神に矢で撃たれる。

死神にカメラを向け、海に落とされる。

とまあ、物語とは、別次元で話は進行する。

主人公は、不眠症で、よく夢を見る。

で、夢と現実がごったになる。

生と死をモチーフにしたロードムービーっていうとこか?

そこここに、芸術的な装いが凝らされ、流れるような映像とバックミュージックが心地よい。

眉毛のつりあがった主人公がなんともファニー。

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映画「海洋天堂」、自閉症の子と父の物語!

2012-04-21 15:38:47 | 中国映画
おススメ度 ☆☆☆
     ハートフルな作品好きな人 ☆☆☆☆

ジェットリーといえば、香港のアクションスターだ。ただ、ちょっと小ぶりでよく大漢を相手にするものだと感心したものだが、その彼が普通の人を演じる。

「海洋天堂」の天堂は、天国のことか?

21歳の自閉症の息子を抱える父親。母親は、息子が自閉症と分かったころ亡くなった。

父親は、水族館の電気係というか、設備面を担当している。

冒頭、二人の男性が、手足を縄で結わえて、大洋に浮かぶ船から落下する。無理心中だ。

父親はがんを宣告され、余命いくばくもない。自閉症の息子を父親なしで生きていけるかと考えたのだ。

だが、水泳の特異な息子は、縄をほどいて生きてしまった。

それから、父親の息子に対する生きるための特訓が始まる。

監督自身、自閉症施設で長年ボランティアしていたおかげで、自閉症の息子を巧みに描いている。

周りの人々の温かい支援もあり、ハートフルな物語となった。

父親には、隣の女性が、子供にはサーカスの女性が、それぞれ恋愛対象となり、すがすがしい、愛の物語でもある。

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映画「ブラック&ホワイト」、CIAを駆使してのラブバトル!

2012-04-20 15:43:38 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆
   ラブカップル ☆☆☆☆

CIAの捜査官が、失敗して、内勤となり、暇を持て余して恋に取り組むというラブサスペンス。

二人のCIAのイケメン。内勤のうちに恋を実らせようとハッスルするが、なんと、相手になるのが同じ女性。

相手をけん制しようと、CIAの技術を駆使して、調査しまくる。

ヒロインを演じるのがリース・ウィザースプーン。ちょっと年増だが、絶妙に二人の男を手玉に取る演技っぷり。

あの手この手のデート作戦で、恋人たちには、いい気晴らしになる。

ラスト近くで、取り逃がしていた悪玉が登場。恋人を巻き込んでのアクションが繰り広げられる。

結末もそれなりの結末で、安心してみていられる。
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