ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「水は海に向かって流れる」、私一生恋愛しないから!

2023-12-31 16:56:39 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

広瀬すず好き ☆☆☆★

田島列島の同名コミックを、広瀬すず主演、「そして、バトンは渡された」の前田哲監督のメガホンで実写映画化。

高校に入学した直達は、通学のため叔父・茂道の家に居候することに。しかし最寄り駅に迎えに来たのは、見知らぬ女性・榊さんだった。しかも案内されたのはシェアハウスで、会社員の榊さん、親に内緒で会社を辞めマンガ家になっていた叔父の茂道、女装の占い師・颯、海外を放浪する大学教授・成瀬ら、くせ者ぞろいの住人たちとの共同生活が始まる。いつも不機嫌そうだが気まぐれに美味しいご飯を振る舞ってくれる榊さんにいつしか淡い思いを抱くようになる直達だったが、彼と榊さんの間には思わぬ過去の因縁があった。

国民的女優として常に飛躍をとげてきた広瀬すずが主演!いつも不機嫌で日々を淡々と生きる26歳のOLを演じ、感情を表に出さないクールなオトナ女子役で、新たなステージに挑む。

水は海に向かって流れる それは…元の鞘に戻るという意味にとれるかもしれない。

高校生の自分と父親を捨てて母は男と蓄電した。そんな女のサガを目の当たりにして男に不信感を持ち恋愛対象にしないことにしたようだ。

ちょっと複雑な役柄ゆえに、広瀬すずは、消化しきれていないように思う。

 

 

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「PERFECT DAYS」、こんなふうに生きていけたら!

2023-12-30 16:57:52 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆  (劇場鑑賞)

「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。

2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。

木漏れ日をテーマとした、東京の今を活写。

「THE TOKYO TOILET」のトイレには、代々木公園の西側に面した2つの公園に設置された「透けるトイレ」があります。昼間は遊具となじむカラフルな色彩で、夜は行燈(あんどん)のように公園を照らすトイレで、清潔さと安全さを確認できる画期的なトイレとして海外でも話題を呼んでいる。

「THE TOKYO TOILET」のデザインには、安藤忠雄、隈研吾、坂倉竹之助、片山正通など、世界で活躍する16名の建築家やデザイナーが参画しています。斬新な発想力で公共トイレのイメージを一新し、快適かつアーティスティックな公共トイレを次々と生み出してきた。

そのトイレ掃除夫にスポットを当てることで、現代の東京を掬い取る。

トイレ掃除夫の日々を、丁寧に描いていく。

変わらないようで変わっていく。

カセットテープの音楽、文庫本、古びた小型カメラなど、骨とう品にも、目が行く。

住まいのアパートからは、スカイツリーが見える。

まさに東京ラプソディ。

ラスト近く、役所広司の顔のアップが長々と続くが、その演技にうなる。

語れば語り切れない東京。ベンダーズのポエムだ。

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「聖なる復讐者」、法で裁けないなら俺がやる!

2023-12-29 16:59:44 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

PG12

サスペンス映画の名手のもと、パク・ジニョンが一人二役の新境地に挑む!本作で第59回百想芸術大賞 男性新人演技賞受賞!

凍てつくようなクリスマスの朝、屋上の貯水槽で無残な死体で発見された双子の弟ウォル(パク・ジニョン)。逃げた両親の借金返済と祖母を養うために、立ち退かせ屋で稼ぐ荒っぽい兄のイル(パク・ジニョン)とは真逆で、優しい笑顔を絶やさず知的障害のあった弟を殺したのは誰なのか。


殺害された夜のバイト先のコンビニの監視カメラには、不良グループに絡まれるウォルの姿が残されていた。事件の真相を探るため、そして、弟の復讐のため、イルは不良グループのメンバーを追って、周り中が敵だらけの少年院に入る。そこには壮絶な闘いと哀しく残酷な真実が待ち受けていたー。

復讐劇で、アクションを期待するが、むしろ、刑務所内での壮絶ないじめと暴力教官にうつうつとする。

優しい教官もいるが?

 

 

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「トランスフォーマー ビースト覚醒」、地球消滅、ビーストともに戦え!

2023-12-28 16:54:56 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

2007年にマイケル・ベイ監督、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮による第1作が公開されて以降、世界的大ヒットを記録してきたSFアクション超大作「トランスフォーマー」のシリーズ通算7作目。動物の姿をしたビースト戦士(マクシマルズ)が初登場し、新たな物語が幕を開ける。

新章突入! 宇宙最悪の災い〈ユニクロン〉の襲来に、動物からトランスフォームする〈ビースト〉が覚醒する―。

主人公の元軍人の若者と博物館の職員の女性が成り行きで加わり、彼らの視点での戦いが描かれる。

果たして、オートボットとビースト、そして人類は、ユニクロンによる地球消滅の運命を変えることが出来るのか―

次回作に期待が!!!

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日刊スポーツ映画賞発表!

2023-12-28 09:27:01 | 映画

昨日、日刊スポーツ映画賞が発表された。

 

作品賞 月(石井裕也監督)

監督賞 石井裕也(40)(「月」「愛にイナズマ」)

主演男優賞 鈴木 亮平(40)(「エゴイスト」「TOKYO MER~走る緊急救命室~」)

主演女優賞 松岡茉優(28)(愛にイナズマ)

助演男優賞 磯村勇斗(31)(「渇水」「月」「正欲」)

助演女優賞 二階堂ふみ(29)(「月」)

新人賞 井上雄彦(56)(「THE FIRST SLAM DUNK」)

外国作品賞 バービー(グレタ・ガーウィグ監督)

石原裕次郎賞 「THE FIRST SLAM DUNK」(井上雄彦監督)  

石原裕次郎新人賞 宮沢氷魚(29)(「エゴイスト」「はざまに生きる、春」)

 

The first slam dank の漫画家、脚本家、監督の井上雅彦が56歳にして、新人賞と石原裕次郎賞を受賞した。(見出し画像)

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「森の中のレストラン」、美しい森の奥に、人生最後の食事を振舞うシェフがいる!

2023-12-27 16:45:57 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

森の奥に建つレストランを舞台に、孤独なシェフと絶望を抱える少女の出会いを描いたヒューマンドラマ。

本人も自殺の経験のあるシェフが振舞う晩餐。

自殺者には、それ相応の理由があるのだが。

そんな中、少女が自殺にやってくる。

警察が介在し、家に帰るのだが、DVの父親に犯されかかる。

そこへシェフが現れ・・・。

自殺がテーマだけに、重い。

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「バレット・シティ 狂弾の絆」、死にゆく者どもへ、銃弾の盃を!

2023-12-26 17:16:06 | 中国映画

おすすめ度 ☆☆★

アクション映画好き ☆☆☆

中国ギャングVS警察の血を血で洗う総力戦! 「マトリックス リローデッド」のコリン・チョウ演じる無法無敵のアンチ・ヒーロー、そしてごまかし無しの生身のアクションに痺れる。

舞台は90年代後半の中国南方都市。残忍かつ大胆不敵な犯罪グループが、銀行や高級宝飾店などをターゲットに強奪事件を繰り返していた。冷徹なリーダー、ジーチアンのもと、血の掟で結ばれた強盗団。わずか数分の間に、狙った銀行に押し入り行員たちを撃ち殺し大金を手に立ち去る。その間に負傷した仲間も口封じのため容赦なく射殺する。警察も彼らの尻尾を掴むことすら出来ない有様だった。犯罪捜査隊長のソンは必死に彼らの跡を追うが、それを嘲笑うかのごとく犯行が繰り広げられる。しかしある日、ジーチアンの弟ジーハオが数年の刑期を終え出所、強盗団に合流することで風向きが変わる。意外な接点からジーハオたちの居場所を突き止めたソンら警察部隊はアジトを急襲、ついにジーハオを生け捕りにする。しかしそれは、警察とジーチアンたちとの血を血で洗う総力戦の幕開けに過ぎなかった……。

警察は警察で順繰りに警察官としてのお仕事を教えられて成長していく姿を見せてくれる。悪党は悪党なりの家族愛と友情を強い絆で結ばれてる姿をこの映画の中でしっかりと見せつけてくれる。
 
往年の香港映画の系譜。
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「せかいのおきく」、俺は、世界で一番お前が好きだ!

2023-12-25 16:45:00 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

恋愛映画好き ☆☆☆★

タイトルがでかすぎる。

「おワイヤ」、なんて言葉があったんだ。(糞尿を都会から田舎へ運ぶ)

全編おわいやの話。

まさにくそくらえだ。

おワイヤに恋するおきくが、せかいのおきくとは、ほら吹きすぎ。

白黒で描かれる長屋風情は、クラシカル。

佐藤浩市と親子共演の寛一郎は役不足。

実験的映画の体。

下水道が発達するまで、都会では、糞尿汲み取り業者が集めて、田舎へ運んだ。

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「ガンパウダー・ミルクシェイク」、新時代をぶち抜くシスター・ハードボイルド・アクション!

2023-12-24 15:17:42 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

アクション映画好き ☆☆☆★

フランス・ドイツ・アメリカ合作   PG12

ウーマン・パワーとオタク・パワーが奇跡の合体。渦巻く硝煙の中に芽生えた女たちの連帯と共闘を、CG に頼らない生身の格闘、壮烈なカー・チェイス、迫真のガン・ファイトの連続で描いたシスター・ハードボイルド・アクション。

暗殺組織に所属する凄腕の殺し屋サムは、ターゲットの娘エミリーを匿ったせいで組織を追われ、命を狙われてしまう。次々と送り込まれる刺客たちを蹴散らしながら夜の街を駆け抜けるサムは、かつて殺し屋だった3人の女たちが仕切る図書館に飛び込む。女たちはジェーン・オースティンやバージニア・ウルフの名を冠した武器を手に、激しい戦いへと身を投じていく。

殺し屋の協会組織、殺し屋御用達のダイナー、図書館を装った武器商店、歯科を装った闇病院などの存在はまるで『ジョン・ウィック』とよく似ていているが、ポップなプロダクション・デザインやファッション、強調されたネオン・カラーやどこか童話やお伽噺を思わせるような台詞回しや仕草など、よりコミック的。

飛び交う銃弾とほとばしる血しぶき、渦巻く硝煙の中に女性たちの連帯と共闘を描き、シスターフッドを盛大に讃えた、熱き「女たちの挽歌」。

 

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「THE WITCH 魔女 増殖」、哀しみが少女を覚醒させる!

2023-12-23 18:13:02 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆

R15+

人体実験で殺人兵器と化した少女の戦いを描き話題を呼んだ韓国映画「The Witch 魔女」のシリーズ第2作。

秘密研究所アークが何者かに襲撃され、1人の少女が生き残る。彼女は遺伝子操作で最凶のアサシンを養成する「魔女プロジェクト」の実験体だった。初めて研究所の外に出た彼女は、心優しい牧場主の女性とその弟のもとに身を寄せ、人間らしい感情に目覚めていく。しかし魔女プロジェクトの創始者ペク総括は少女を危険視し、抹殺のため工作員を送り込む。さらにアークを壊滅させた超能力者集団や地元の犯罪組織も入り乱れ、激しい戦いが始まる。

今回は野外戦。戦場が格段に拡張されており“より高く、より速く、はるかに強く”という言葉を基にした壮絶アクションが展開する。飛んで跳ねてぶっ飛ばしてもみくちゃになって、しかも致命傷以外は死なず……スピーディな銃撃、斬り合い、殴り合いを経て描かれる、圧巻のゴリ押し超能力。これはコミック的戦闘描写の理想形か!? 

 

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