ひろの映画見たまま

映画にワクワク

日本映画「極道めし」、刑務所で話すうまいもの選手権

2012-12-31 17:31:59 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

料理を題材にした漫画を得意とする土山しげるの漫画が原作です。

刑務所の同室になった5人、極道というほどの悪ではないが懲役を食らった面々。

刑務所で一番ご馳走の出る正月のおせちを巡って、食い物の話バトルを開催。勝者は、他人のおせちをいただけるというもの。

奇抜なアイデアの庶民的料理が出てくるが、いずれも、娑婆時代のほろ苦いストーリーがついてくる。

一方で、主人公のはかないラブストーリー展開し色を添えている。

将来ラーメン店を開くのが夢の彼女のため、試食係を務める彼、傷害事件で刑務所に。

待っているものと思っていた彼女、果たして出所後は?

かなり予算の制約があって、いろいろと手(金)を抜いているなというシーンがそこここに。

でも、ファミリーストーリとしては結構よく出来ていて、泣かせるシーンが。

まあ、お手軽映画としてはいいかも。
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NHK山田洋次が選んだ日本映画100選 喜劇編 丸根賛太郎監督の「狐がくれた赤ん坊」

2012-12-30 15:06:01 | 日本映画
1945年作品。

終戦の年にこんな面白い映画が日本で作られていたのだ。

阪東妻三郎主演。

飲んだくれで喧嘩っ早い大井川の船渡し職人。彼が、町の噂の狐がでるという街道で赤ん坊を拾うところから物語は始まる。

7年間、酒も喧嘩も絶って育ててきた子ども、それが突然殿様の子ということに。

男手で育てて情が移るという設定はチャップリンの「キッド」のもじりらしいが、それなりに話になっているのはさすが。

時代劇でチャンバラを禁じられた男たちが、工夫してこしらえたチャンバラのない時代劇の傑作。

日本人らしい人情話で、感動ものだ。

津川雅彦が7歳の子役演じているのも愛嬌。

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アメリカ映画「フランケンウィニー」、子犬を描いた白黒アニメです。

2012-12-29 16:21:25 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆
    ティムバートン好き ☆☆☆☆

3Dも上映されているが、2D吹き替え版を鑑賞。

ティムバートンがすでに1984年に短編映画として撮っていたものを改めて、ストップモーションアニメという手法で映画化したもの。

フランケンシュタインは、小説の主人公で科学者、死者をよみがえらせた。一方、フランケンシュタインは雷の実験をした政治家の名前です。

で、この二つを掛けた題名かとも思うが、これは深読みしすぎか?

それにしても、ティムバートンワールド。それぞれの個性がきつい。そして、ダーク。

でも憎めないキャラ。

少年と犬との友情が、犬を死から蘇らせる。それも雷の実験というある種科学的な方法で。

それを知った、少年たちがそれぞれに死からの蘇りの実験を。それが大騒ぎのもとに。

隣の家の犬との恋愛話も絡んで、ほんわかとした物語展開に。

まあ、ありえない話ながら、科学への興味をそそられ、最後は怪獣ワールドに。

まあ楽しい一品ではある。

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NHK山田洋次が選んだ日本映画百選  中原俊監督「12人の優しい日本人」

2012-12-28 13:50:42 | 日本映画
1991年作品。

アメリカ映画「12人の怒れる男」は、評判となった裁判映画だ。

この映画をパロディにしたのが本作で、三谷幸喜の作劇術がきらめいている。

当時は、まだ裁判員制度もなく、目新しかった。

今日の目で見ても、裁判のむつかしさと、それにここでは、日本人という特異なキャラクターが見事に描かれている。

当然、一室の中での、討論映画なので、ちょっとなじめない人にはなじめないかもしれないが、演劇好きの方には、そのスリリングな展開と、周到に練られた作劇術に喝采を送りたくなる出ろう。

12人全員が無罪とした、夫婦の揉め事による夫の殺人事件。だが、議論せず終わりそうになった場面で、一人が反旗を翻したために、討論は展開する。12人それぞれの持ち味を巧みに引き出しながら、殺意の問題とか、証言の曖昧さとか、人を裁くことのむつかしさが浮き彫りにされる。

一方で、人間のえごというか、頑固というか、得体のしれないこだわりがていねいに描かれ真実をついている。



中原俊はこの群像劇を見事に御しきっている。

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アルゼンチン映画「ルコルビジェの家」、迷惑な隣人の話です。

2012-12-27 19:10:29 | 映画
おススメ度 ☆☆
    ちょっと変わった映画好き ☆☆☆

ルコルビジェは、19世紀に活躍した有名なフランスの建築家だ。だが、この映画は、アルゼンチンにあるコルビジェの家を舞台に繰り広げられる隣人トラブルをテーマにした人間模様だ。

コルビジェの家に住むインテリアデザイナー。妻と娘がいる。

ある夜、突然壁を打ち破る音が、眠気を覚まされ、2階に上がってみると隣の家の壁に穴があけられている。

翌日抗議に行くと、ちょっと胡散臭いおじさんが、で、彼は部屋に日が射さないので窓を作るのだという。しかし、デザイナーは法的に隣人に断りなしに窓を作ってはいけないという。また、プライバシーの侵害だと抗議。

隣人は、とりあえず黒いビニールで窓をふさぐ。

こんな状態の迷惑話が、デザイナーの日常生活に忍び込み、徐々にデザイナーの日常が明らかにされていく。

冒頭から、壁を壊す音など不協和音の連続で、かなりイライラさせられる。

でも、物語の進展とともに、隣の人は何する人ぞの野次馬根性から、話の進展が気にかかる。

コルビジェの家と、デザイナーの作品などアーティスチックな背景に、少し変わったアングルの映像が挿入され、美的に刺激される。

隣人との争いがテーマで、そのいさかいが、意表を突いた展開を見せ面白い。

そしてラストの衝撃。


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韓国映画「ただ君だけ」、ちょっと泣ける映画です

2012-12-26 17:17:08 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆
   恋愛映画好き ☆☆☆☆

韓国ドラマは、女性の人気だが、この映画は、女性より男性に人気らしい。

だって、男はたいてい泣くよ。

盲目の女性と、ちょっと内気なボクシング男性のピュアな恋。

命を賭けて男性が女を守るその姿に感動なのだ。

話は、シンプルだが、いろいろ仕掛けがあって、最後まで目が離せない。(ネタバレ)




























男のトラウマは、自らの力で取立をやっていて、男を自殺に追いやったこと。そのため、刑務所に4年3ヶ月服役していた。その後ボクシングから足を洗い、肉体労働と駐車場の管理に甘んじていた。

女は、その自殺した男が落下したおかげで交通事故に遭い、両親を失い、失明したのだった。

その二人の接点が、男を無謀な賭けにのめり込ませ、瀕死の重傷を負う。

女は男の助けで、失明を免れる。

傷ついた男と、初めて男を見れる女の再会シーンは、涙なくしては見られない。

ボクシングで体を絞り込んだソ・ジソブと、盲目の演技を勉強したハン・ヒョジュ、二人の演技が映画を成功させた。

ただ、難点は、韓国映画らしい強引な状況設定だ。まあ、あり得ない話だよね。

それにしても、感動のラストだ。

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アメリカ映画「ホビット 思いがけない冒険」、ドワーフ王国奪還の旅です。

2012-12-25 18:30:04 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆
    冒険映画好き ☆☆☆☆

「ロードオブザリング」3部作は、評判を呼んだ。

この映画は、その前の作品になるが、かなりかぶるところがあるらしい(未見のため不明)。

今回も3部作で、これが第一作。

こちとらは初めてなので、かなり物珍しい。

要は、怪獣というか、いろんな敵と戦うことになり、それぞれのキャラが結構面白いし、迫力あるシーンの連続だ。

2D字幕版の観賞だが、3Dで観たら面白かろうという場面が多い。

ホビット族のビルバキンズ、魔法使いに誘われ、13人のドワーフ達とドワーフ王国奪還の旅に出る。

旅先は、山あり、川あり、自然が美しい。

途中でゴラムという特異なキャラが出てきて、主人公を悩ませます。これ「ロードオブリング」にも出ていたようですね。

でもやっぱり、こういう冒険もの好きにはたまらない映画だと思いますよ。素人でも結構楽しめました。
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NHK山田洋次が選んだ日本映画百選  今井正監督「喜劇にっぽんのお婆ちゃん」

2012-12-24 15:27:46 | 日本映画
1962年作品。

喜劇と銘打っているが、シリアスドラマ。

老人がうんざりでてくる老人映画だ。

浅草のレコード屋で知り合った二人のお婆ちゃん。最初は生きのいいことを言っていたが、結局二人は、死すら考えていたのだ。

一方、その一人北林谷栄の演じるおばあちゃんは、老人ホームから家出していた。

その老人ホームでの日常が描かれ、二つの物語が巧みに絡まって、老人問題の深刻さを暴いていく。水木洋子シナリオ、今井正監督の社会派ドラマだ。

中で、芸達者の面々がそれぞれのエピソードを巧みに演じており、皮肉交じりの喜劇となっている。

この老人問題は今もさらに深刻になっているが、問題の本質をついて鋭い。

でも、北林と都蝶々のふたりのコンビは最高に面白く、彼女たちは、41歳と50歳という若年齢で老け役を見事に演じている。

喜劇というより社会派ドラマとして胸を打つ場面満載だ。
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フランス映画「サーカスストーリー」、地方のサーカスご屋が舞台の人生ドラマ!

2012-12-23 16:06:45 | フランス映画
おススメ度 ☆

劇場未公開映画。

ジェーンパーキン主演でなければ、見過ごしてしまう作品。

だからといって、63歳のパーキンに魅力が見出せるわけもない。

題名は、日本流の題名だが、要は、サーカスを舞台にした人生劇。

監督は、ヌーベルバーグの巨匠ジャックリベット

15年サーカスを離れていた女性が、団長の死により呼び戻される。でもなぜか気が進まない。

サーカスに行く途中で車の故障、そこで直すのを手伝ってくれたイタリアの男性。

なぜか、サーカス団に溶け込み事に。

で、サーカス団の日常と舞台が描かれ、一方、女性のトラウマの秘密が徐々に明らかに。

取り立てて魅力のない作品だが、東京国際映画祭、WORLD CINEMA部門で上映された作品。その時の題名が『小さな山のまわりで』。
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NHK山田洋次が選んだ日本映画100選 喜劇編 木下恵介監督の「カルメン故郷に帰る」

2012-12-22 15:29:38 | 日本映画
1951年作品。

日本初の天然色映画だ。今回はリマスター版で色は綺麗。

あの高峰秀子がストリッパー役で出ている。

当時の娯楽は、映画かストリップだったのだろうか。

でも、田舎ではストリップはなかった。

そのストリッパーが、田舎へ凱旋する話。

ストリッパー本人は、ストリップが芸術と思っているのに、田舎の大人たちは何か良からぬものに思っているというギャップが面白い。

まあ、話題は、ちょっと異様だが、これ、田舎(ここは放牧地帯か)に異端者(都会人)がやってきての騒動と解して良いのか。

例の「大鹿物語」の戦後版か。

ストリップといっても、ビキニにひらひら衣装。肝心なシーンは、写っていないのでどこまで露出したのやら、

ただ、村民の反応は、イカンという人と。面白いという人。様々

高峰秀子がストリッパーというギャップは面白いが、本来のストリッパーとは、ちょっと違った雰囲気。本当はもっと色っぽいのだが。

まあ、シェーンのように、田舎町に騒動を起こして去っていくヒロインというところか。

浅間山麓の自然はおおらかだ。

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