ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「スパイの妻 劇場版」、蒼井優がスパイの妻を演じる!

2020-10-22 18:15:08 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

ミステリアスな映画好き ☆☆☆☆

第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞。 黒沢清監督作品。

2020年6月にNHK BS8Kで放送された同名ドラマをスクリーンサイズや色調を新たにした劇場版として劇場公開。

一九四〇年。少しずつ、戦争の足音が日本に近づいてきた頃。聡子(蒼井優)は貿易会社を営む福原優作(高橋一生)とともに、神戸で瀟洒な洋館で暮らしていた。

物資を求めて、満州に出張した優作は、中国人を使った人体実験の事実を知ってしまう。

正義感の強い優作は、これを外国へ公表しようと考える。

聡子は、この事実を幼馴染の神戸憲兵分隊本部の分隊長・津森(東出)に告げる。

事実を海外へ公表しようとする夫、その夫についていこうと願う聡子。

なかなかサスペンスあふれる展開だが、地味といえば地味。

ラストの意外な展開になるほど。

NHKのバックがあるだけに、時代考証とか、撮影現場とか、かなり凝っている。

当時の上流階級の生活が垣間見れる。

だましだまされの展開の中で、夫を信じて行動する聡子。気がふれた擬態を演じる蒼井優。渾身の演技だ。

ひそかなる戦争批判映画。

 

 

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「海猫」、伊東美咲がきれい!

2020-10-21 09:15:08 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

2004年作品。 原作は谷村志穂の小説。

森田芳光作品だが、好き嫌いがある映画。

伊東美咲がきれいだが、官能映画とうたい、セックスシーンもふんだんな割には、乳首を見せないなど中途半端。

北海道漁師町、そこに嫁いだ美人妻。

荒々しい漁師の夫と、真逆の美術を愛する義弟。

子供も生まれるが、やがて、不倫。

漁村独特の封建制度。

そして、決定的な対立。

愛の映画だが、演出がぎこちない。

北海道の漁村風景がさみしい。

 

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「パラレルワールド・ラブストーリー」、東野圭吾原作のラブストーリー!

2020-10-19 08:45:46 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆★

恋愛映画好き、東野圭吾好き ☆☆☆

Unextで鑑賞 随分前のDVD公開なのに、追加料金がかかる

東野圭吾原作

「Kis-My-Ft2」の玉森裕太主演

吉岡里帆の背中ヌードがみられる。

三角関係の恋愛映画。

とかで、興行成績は何とか。

パラレルワールド(吉岡里穂が自分の恋人、吉岡里穂が親友の恋人)、この仕掛けの謎解き。

脳科学者とその実験。

といった風に、展開。

おかげで、恋愛要素が薄まり、盛り上がりに欠ける。

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「静かな雨」、忘れても忘れても二人の世界は失われない!

2020-10-15 16:59:06 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

静かな恋愛映画好き ☆☆☆★

原作:宮下奈都

監督:中川龍太郎

主演:仲野太賀と、「乃木坂46」を卒業し、これが映画初出演となる衛藤美彩。

たとえ記憶が消えてしまっても、ふたりの世界は少しずつ重なりゆく
大学の研究室で働く、足を引き摺る行助は、“たいやき屋”を営むこよみと出会う。
だがほどなく、こよみは事故に遭い、新しい記憶を短時間しか留めておけなくなってしまう。
こよみが明日になったら忘れてしまう今日という一日、また一日を、彼女と共に生きようと決意する行助。
絶望と背中合わせの希望に彩られたふたりの日々が始まった・・・。

行助の足のことや、こよみの収入のことなど、語られない。

あくまで、新しい記憶を失うこよみと、彼女を愛する行助の愛の物語だ。

淡々と、静かに物語は進む。音楽や映像は、物語に沿った作りだ。

日々を重ねて、記憶を改善しようと取り組むこよみと、それを受け入れようとする行助の物語。

 

 

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「影裏(えいり)」、綾野剛と松田龍平の共演で映画化したヒューマンミステリー。

2020-10-13 16:53:25 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

文学作品好き ☆☆☆★

原作は、第157回芥川賞を受賞した沼田真佑の小説「影裏」。

監督は、「るろうに剣心」「3月のライオン」の大友啓史。

芥川賞作品らしく、間接表現で淡々と描かれているので、ある意味退屈する。

ただ、綾野剛、松田龍平という役者の存在が、その裏を匂わせる。

転勤で岩手に移り住んだ今野、同僚の日浅に心を許し打ち解けていく。

ゲイでもある今野(綾野)は、日浅(松田)にキスを仕掛けるがかわされる。

前半の綾野は、パンツ一丁だったりして、男くささを匂わせる。

後半、日浅が失踪、現れたかと思えば互助会の勧誘。

そして、関東大震災。

行方不明になり、父や兄に様子を聞きに行くと、捜索する気もないという。

題名の「影裏」だ。

川釣りのシーンが多く、重要な役割を担う。

大友監督のスタイリッシュな演出は、あくまで間接表現に徹し、難解さを引き起こしている。

まあ、綾野と松田の演技を見るだけでもいいとするか。

岩手のご当地映画でもある。

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「ファンシー」、永瀬正敏の郵便局員+彫師と窪田正孝のペンギン!

2020-10-12 06:51:23 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

変った映画好き ☆☆☆★

R15+

彫師の郵便配達員と詩人、1人の女性の奇妙な三角関係をエロスと暴力で描いた山本直樹の同名短編漫画を、永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子のキャストで映画化。

郵便局員でありながら、彫師という表裏のある男が主人公。常にサングラスをかけ、バイクで移動。

郵便配達に訪れる風変わりな邸宅には、詩人でペンギンを名乗る男が、そこは冷房の効いた部屋で詩人は氷風呂に入る。

そんな、処へ、詩人を訪ねて押しかけ女房がやってくる。だがペンギン男は不能。

一方で、彫師の世界はやくざ。殺し屋がはびこり、売春組織も。

そして、殺人事件が。でもヤクザ社会では、人目に知れず、葬られる。

押しかけ女房は、郵便屋と通じて、ラブホへ。

清楚な女が淫乱に。

撮影角度カット割りが斬新。

どことなくメルヘン。ファンシーなのだ。

ペンギンの窪田、押しかけ女房の小西。

わき役もユニーク俳優が固めて無難。

廣田正興の今後に注目。

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「最初の晩餐」、通夜のふるまいは卵焼き!

2020-10-10 18:43:48 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

父を亡くした家族が通夜に出てきたある料理をきっかけに父と家族の時間を取り戻す姿を描いたドラマ。

その家族は、既婚者同士の結婚で、それぞれの連れ子がいた。

父の葬儀に集まった家族。そこでふるまわれた料理は、父の残したレシピだった。手始めが目玉焼き。

それぞれの料理に引っ掛けて、過去の家族が明らかにされていく。

家族とは何かを、父の連れ子の麟太郎が悩むことで、物語が膨らんでいく。

途中、母の家出、父が母の連れ子シュンに告白、それを聞いて、シュンは家出。

謎が、物語に深みを与える。

そして、終わり近く、すべてが明らかになるが、それは、母の語りであり、その奥のことはわからない。

もう一度最後にどんでん返しがある。

丁寧に練られた脚本。

謎を引っ張りながら、徐々に明かしていく演出。

加えて、各役者の的確な演技があって、深みのある映画になっている。

高崎映画祭や、映画批評家大賞を受賞している。

染谷将太、戸田恵梨香、窪塚洋介、斎藤由香、永瀬正敏。

 

 

 

 

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「浅田家!」、実在の写真家・浅田政志の半生!

2020-10-08 17:36:18 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

家族映画好き ☆☆☆☆

自分の家族写真を筆頭に、家族写真のエポックを作った浅田政志の半生を描いた。

浅田本人も映画に参加、俳優陣による家族写真を改めて撮っている。

芸術家らしく、売れない頃があって、ニート。

やがて、木村伊兵衛賞を取って、一本立ち。

家族写真の希望を募り、家族と触れ合って、そこから写真を構成する巧みさ。

写真家浅田の助けがこの映画を成功させている。

関西弁のような言葉に、どこかなと思ったら、三重県津市。ちょっと大阪とは違う。

後半は、関東大震災。そこで、写真の復元に取り組む。

ここでも家族写真の大切さが心を打つ。

大震災時の避難箇所での撮影、CGなど含めかなり大掛かりなセット。

浅田政志を二宮、兄を妻夫木、父を平田、母を風吹と役者が揃った。

一応、恋愛話も。

監督は中野量太。

家族映画として成功している。

 

 

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「前田建設ファンタジー営業部」、マジンガーZの格納庫を作る!

2020-10-04 20:02:47 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

実在の会社のエピソードの映画化。

徹底したコメディ路線。

これが、成功かどうかの分かれ目。人によって評価が分かれる。

実話だと後で知ったのだが、それにしてはちょっとオチャラケすぎ。

「アニメ『マジンガーZ』の出撃シーン」に登場する地下格納庫を作るという、奇想天外な話。

だが、これを真面目に作ってしまう、ファンタジー営業部。

工事の難しさを章に分けて解説。確かに、この格納庫問題山積。

技術的な問題として、ある程度筋が通っているのがぐう。

配役の妙と、ベテランの脇とがあって、まあ見れる映画になっている。

高杉真宙が主演を務め、上地雄輔、岸井ゆきのが共演。

難関突破を時間内に収めて万々歳。

 

 

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「ハルカの陶」、OLが、備前焼にあこがれ、成長する話!

2020-10-02 17:38:22 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

「第13回岡山芸術文化賞功労賞」を受賞した同名コミックを実写映画化し、岡山県備前市で陶芸に情熱を燃やす人々を描いた人間ドラマ。

まあ、完全なご当地映画。

それだけ、エンドロールも含めて、備前焼の歴史など、丁寧に描かれている。

OLからぽっと出の女性(奈緒)と、偏屈で人付き合いの下手な陶工(平山浩行)。

この二人のコンビが映画の主体。

二人の描写が、ぎこちないので、盛り上がりに欠けるが、人間国宝の爺様役の笹野高史が、つなぎ役で、絶妙な味を出している。

備前焼の工程も丁寧に描かれ、備前焼の特徴など、備前焼の勉強になる。

町を上げて応援している姿が浮かぶ。

地味な映画だが、備前焼を知る上でも一見の価値がある。

 

 

 

 

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