おすすめ度 ☆☆☆☆
作家・中條ていの連作短編集「アイミタガイ」を黒木華主演で映画化し、親友を失った女性を中心に思いがけない出会いが連鎖していく様子を描いた群像劇。
題名「相身互い」。同じ境遇にある者どうしが助け合うこと。
親友を亡くした女性の周囲の人々との出来事と思いがけない繋がりを綴る物語。
物語は写真家とブライダルプランナーの2人の事から始まって行く。静かな流れから段々と、2人の関係が明らかになっていくが、いきなり写真家が海外の事故で亡くなってしまう。ブライダルプランナーの梓がここで人生を立ち止まってしまう。写真家の両親も同じく娘の死から立ち直れない。ある日両親の元に娘への手紙が届く事から徐々に関止めていた物が流始めてきた。人との出会い、ほんの些細な出来事がフィナーレに向かって伏線を回収して来ている。