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ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「スペシャル・フォース」、命を懸けて守り抜く!

2025-07-19 19:14:48 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

劇場未公開  Unext鑑賞  2011製作

タリバンの人質になった女性記者を助けるため、6人の特殊部隊が派遣された。救出はうまくいったものの、いろいろなトラブルから救出機との待ち合わせ時間に間に合わず、徒歩で脱祝することになった。
タリバン側も面子に賭けて追跡を始め、6人と人質2人の脱出行が始まる。
過程で4人と1人が死亡し、2人は怪我をして歩けないようになる。二人は身を置き去りにし、一人で行けと女性記者を生かせる。
女性記者は無事基地にたどり着き、彼女の案内で2人を救出にむかう。
まず6人のチームワークの良さと、タリバンとの戦いが見もの。

ミリタリー・マニア必見の特殊部隊アクション!
ハリウッド作品にはない先の読めないストーリー展開。
しかしそのアクションシーンはハリウッド作品に匹敵するクオリティ!
続々と命を落として行く仲間達の中、果たして彼らは生き残り、無事任務を完遂することができるのか! ?
フランス特殊部隊決死の闘いを描くミリタリー・アクション超大作。

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「悪なき殺人」、人間は偶然には勝てない!

2025-06-11 16:39:53 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

フランス・ドイツ合作

ある失踪事件を軸に思いもよらない形でつながっていく5人の男女の物語を描き、2019年・第32回東京国際映画祭コンペティション部門で最優秀女優賞と観客賞を受賞したサスペンス。

フランスの田舎町でおこる女性失踪事件を5人の男女の視点で描くスリラー。

アリスはジョゼフと不倫をしているが、表面上は普通の夫婦を装っている。夫ミシェルはネットの若い女に熱をあげている。コートジボワールの青年、アルマンはネット詐欺を働いている。ウェイトレスのマリオンは人妻に恋をして彼女の別荘までおしかけてしまう。
それぞれの登場人物が欲望に動かされ、その結果、とんでもない事件が巻き起こる。

人の運命は、思いがけず他人の行動によって動く。ただ、その行動もまた意図されたものではなく、みんなの欲望とか孤独、満たされない何かから無意識的に生まれてて、それが無自覚にもいつのまにか他人に影響を与え、何も知らぬまま誰かの人生を変えてる。そこには善意も悪もなく、ただの結果を生んだだけ。それがあまりにも複雑で気づいたときにはもう因果関係なんてわからないし、真相は手の届かないところにある。

 

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「パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ」、人生はほろ苦くて甘い!

2025-06-08 20:02:59 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

22歳でパティスリー世界選手権チャンピオンに輝いた天才パティシエ、ヤジッド・イシェムラエンの自伝書をもとに映画化し、つらい少年時代を過ごした孤独な青年が極上のスイーツで奇跡を起こす姿を描いたフランス発のヒューマンドラマ。

実在の天才パティシエの半生を描いたドラマ。これも料理映画の一種であろう。もっとも映画の方はスイーツよりも恵まれない環境でもめげず夢に向かって突き進む主人公ヤシッドの生き様の方に焦点が当てられていた。

母親に育児放棄され、過酷な環境で暮らす少年ヤジッド。そんな彼にとって唯一の楽しみは、里親の家で団らんしながら食べる手作りスイーツで、いつしか自分も最高のパティシエになることを夢見るように。やがて児童養護施設で暮らし始めたヤジッドは、パリの高級レストランに見習いとして雇ってもらうチャンスを自らつかみ取る。田舎町エペルネから180キロ離れたパリへ通い、時には野宿もしながら必死に学び続けるヤジッド。偉大なパティシエたちに従事し、厳しくも愛のある先輩や心を許せる仲間に囲まれて充実した日々を送るが、嫉妬した同僚の策略によって仕事を失ってしまう。

映画としての見所は、様々なスイーツと、それを作り上げる職人の技……あと、意外にも思えるのが、美食の国であり、自国料理に誇りを持っているフランス人が、外国人に寛容な事だったりする。

 

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「午前4時にパリの夜は明ける」、80年代生まれ変わるパリ。もう一度、私は輝きだす!

2025-06-02 18:01:07 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

1980年代のパリを舞台に、ある家族が7年にわたって織りなす物語をつづった人間ドラマ。

シャルロット・ゲンズブール×ミカエル・アース監督(『アマンダと僕』)。孤独な少女との出会いが「家族」の絆を強くする──深夜ラジオがつなぐ、愛おしく大切な7年間の物語。

芸術の転換点ともいえる80年代のパリ。街並み、ファッション、音楽―― 彼らの生活を彩るアイテムと、散りばめられた当時のヒット曲の数々に心躍ること間違いなし。80 年代にフランス映画界をミューズとして牽引してきたシャルロット・ゲンズブールとエマニュエル・ベアールが、その時代に生きる等身大の女性を演じている点も見逃せない。

仲良くなり結ばれても、一緒にはなれない儚い人間関係などから目が離せないが、タルラたちが映画館で作品を間違えて見る「満月の夜」やその後に見る「北の橋」に出演した後に早逝したパスカル・オジェの存在が、深夜ラジオをテーマにした本作の夜のトーンと相互作用していると感じる。

 

 

 

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「パリのちいさなオーケストラ」、高い壁を乗り越えて、響け私たちの音楽!

2025-05-29 19:32:39 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

パリの名門音楽院への編入を認められたアルジェリア系の少女が世界中で6%しかいない指揮者への夢に挑む姿を、世界的指揮者チェリビダッケに師事して自らオーケストラを立ち上げたザイア・ジウアニの実話を基に描いたヒューマンドラマ。

姉のザイヤはヴィオラ、妹のフェットゥマはチェロを学んでいた。二人はパリ市内の名門音楽院に編入が認められた。パリ近郊のスタンの音楽院からパリへ、夢のようなジャンプだったが、甘くはなかった。
しかもザイヤは指揮者志望に切り替えて挑戦しようというのだ。周りは名家の子弟ばかりで、超高級楽器を当たり前のように持っている。彼らはスタンの音楽院の存在さえ知らない。アルジェリア移民二世の姉妹に吹く逆風は厳しかった。

やがて彼女は特別授業に来た世界的指揮者セルジュ・チェリビダッケに気に入られて指導を受けることになり、道がわずかにひらき始める。

 

 

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「エマニュエル」、彼女の新たな扉が開く!

2025-05-24 16:16:36 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆

1974年に映画化され日本でも大ヒットを記録したエマニエル・アルサンの官能小説「エマニエル夫人」を、「あのこと」でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したフランスのオドレイ・ディワン監督が、舞台を現代に移して新たに映画化。

エマニュエルは仕事でオーナーからの査察依頼を受け、香港の高級ホテルに滞在しながらその裏側を調べ始めるが、ホテル関係者や妖しげな宿泊客たちとの交流は、彼女を「禁断の快感」へといざなう―。

本作のヒロインも探し求めているのは表向きは「官能」なのかもしれないが、実際にはデッカード同様の「自分探し」だと考えると案外腑に落ちやすい。

官能面では、本家のシルビアクリステルの奔放なセックスにはほど遠い・

 

 

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「蒼い衝動」、お坊ちゃんいけませんわ、そんなこと!

2025-05-24 09:47:02 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

Unext 鑑賞  1987年製作  フランス・イタリア合作

詩人であり美術評論家でもある作家ギヨーム・アポリネールの「若きドン・ジュアンの冒険」という、有名な作品の映画化。

大人になるって、そんなにイイこと?” 1914年の夏。男たちは戦場に行った。

 

童貞少年の筆下ろし映画。
湿り気は一切なく開始直後からToLOVEるみたいなアホエロハプニングが続く。
中盤からは屋敷の女性全員抱いて挙げ句の果てには妊娠させ急いで結婚相手をあてがう等、あまりにも倫理観なさすぎておもしろい。

 

明るいコメディタッチのエッチな作品。
知らぬが仏。DNA鑑定がなかった幸せな時代。

 

 

 

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「それでも私は生きていく」、病気の父親の介護、仕事、子育て、新たな恋、懸命に生きる女の話!

2025-05-18 16:37:27 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

フランス・イギリス・ドイツ合作

これは、娘と暮らすシングルマザーと、記憶と視力を失う神経変性疾患を患う高齢の父親の面倒をみなければならないという、美しくも胸を締め付ける家族の姿を描いた物語。彼女は仕事、人間関係、そして子育てと、徐々に自分を忘れていく病弱な父親の世話という母親としての役割を、いかに両立させているのだろうか。
彼女がボーイフレンドのクレマンに、もし自分が父親と同じ記憶喪失の病気になったら、完全に自分を見失ってしまう前に安楽死させてくれると約束してほしいと頼む場面は印象的、ただただ、レアセドゥの魅力に圧倒された。
 
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「ベルナデット 最強のファーストレディ」、カリスマファーストレディ対亭主関白大統領!

2025-05-17 19:02:57 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

仏映画界を代表する俳優カトリーヌ・ドヌーヴが演じるのは、実在する元政治家で「シラク大統領夫人」としても親しまれたベルナデット・シラク。「事実を自由に脚色」したユニークなアイデアと、
ベルナデットの知られざる姿にフランス中が熱狂!

ベルナデット・シラクは夫ジャックを大統領にするため、常に影で働いてきた。ようやく大統領府エリゼ宮にたどり着いたものの、夫やその側近、そして夫の広報アシスタントを務める娘クロードから「時代遅れ」「メディアに向いていない」と軽視され、大統領夫人としての仕事すら与えられない日々を過ごすことに。そこで彼女は、かつて知事を夢見ていたエリゼ宮の職員ベルナール・ニケを参謀に、「メディアの最重要人物」を目指してひたすら任務に励む。時代に寄り添いながらポジティブに変化し発信を続ける彼女の姿に、国民は熱い視線を寄せ始める。

 

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「ボレロ 永遠の旋律」、終わらないリズム、陶酔の17分間!

2025-05-05 17:16:46 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

フランスの作曲家ラベルによる不朽の名曲「ボレロ」の誕生秘話を描いた音楽映画。

1928年、パリ。スランプに苦しむモーリス・ラベルは、ダンサーのイダ・ルビンシュタインからバレエの音楽を依頼される。彼は失ったひらめきを追い求めるかのように自身の過去に思いを馳せながら、試行錯誤の日々を経てついに傑作「ボレロ」を完成させる。しかし自身のすべてを注ぎ込んで作り上げたこの曲に、彼の人生は侵食されていく。

名曲誕生秘話だけでは尺が保てないので、母との絆とかローマ大賞落選、大戦への志願、アメリカ公演の様子、悲劇的な晩年といった彼の伝記には欠かせないエピソードが散りばめられている。

民族音楽的で魅力あふれるフレーズが繰り返し演奏され、飽和点に達しかと思うと、強制終了させられる15分ほどの楽曲。人工的な構成は20世紀の機械文明を象徴している。劇中、ラヴェルが工場見学に歩くシーンもある。バレエ曲として作曲されただけに、エロティシズムも感じさせる。映画でも官能的なバレエが展開される。19世紀のバレエとは一線を画した革新的な振り付けだ。

 

 

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