おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2013年度ものづくり白書 140ページの「バリューチェーン上の競争力の源泉」をみましたが、今日は144ページの「IT投資に期待する効果・目的の日米比較」をみます。
我が国企業におけるIT投資の考え方をみると、日本は「業務コストの削減」と「業務プロセスの効率化」が突出して高いのに対して、米国は「顧客満足度の向上」など理念が日本と異なることが分かります。
これについて白書はIT投資の考え方が、日本では業務の効率化を図るツール程度にしか捉えられていない傾向にあり、顧客満足度の向上や高付加価値な製品を開発するといった積極的な面でのデータの利活用が不十分と言わざるを得ないと述べています。
「守りの投資」と「攻めの投資」のバランスを図り、収集されたデータをうまく利活用することで、製品そのものの付加価値を向上させ、これまでにない新分野への事業展開や製品に対応したサービスの充実化、生産プロセスの最適化などを実現することが可能になります。
最近ではる「ビッグデータ」の活用が期待されているので、中小企業も今後、単なる業務改善にとどまらない、製品やサービスの競争力を高めていくために積極的なデータの利活用を推進することが必要ということですね。
昨日は2013年度ものづくり白書 140ページの「バリューチェーン上の競争力の源泉」をみましたが、今日は144ページの「IT投資に期待する効果・目的の日米比較」をみます。
我が国企業におけるIT投資の考え方をみると、日本は「業務コストの削減」と「業務プロセスの効率化」が突出して高いのに対して、米国は「顧客満足度の向上」など理念が日本と異なることが分かります。
これについて白書はIT投資の考え方が、日本では業務の効率化を図るツール程度にしか捉えられていない傾向にあり、顧客満足度の向上や高付加価値な製品を開発するといった積極的な面でのデータの利活用が不十分と言わざるを得ないと述べています。
「守りの投資」と「攻めの投資」のバランスを図り、収集されたデータをうまく利活用することで、製品そのものの付加価値を向上させ、これまでにない新分野への事業展開や製品に対応したサービスの充実化、生産プロセスの最適化などを実現することが可能になります。
最近ではる「ビッグデータ」の活用が期待されているので、中小企業も今後、単なる業務改善にとどまらない、製品やサービスの競争力を高めていくために積極的なデータの利活用を推進することが必要ということですね。