おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2013年度ものづくり白書 65ページの「人を通じた情報流出の実態」をみましたが、今日は68ページの「「技術」の流出防止に向けた取組」をみます。
我が国企業の競争力及び技術力低下の一因として、企業にとって競争力の源泉となる技術である「コア技術」が企業から流出しているとの指摘があり、コア技術の流出防止が求められています。
これについてアンケートによると、ブラックボックス化など特段の措置を取っていないとの回答比率が回答者の7割弱に達しており、一方、ブラックボックス化などの措置を取っている企業は全体の約3割にとどまっており、そのうち約3分の2がブラックボックス化などを行っても「ある程度の技術流出はやむを得ない」と回答していることが分かります。

続いて、ブラックボックス化などの措置を取っている約3割の企業に対して、どのような取組を行っているかを尋ねると、「ノウハウとして秘匿」が45.8%、「従業員と秘密保持契約や競業避止契約を結んでいる」が36.1%、「関係者以外の立ち入り禁止区域を設置」が31.4%となっていることが分かります。

これらの取組からコーラの原液や有名ラーメン店のスープなどの”秘伝のたれ”を思い出してしまいますが、企業の生死に直結する「コア技術」は創業者だけの秘伝とするという物理的なブロックがどんな時代であっても一番効果的なのかもしれませんね。
昨日は2013年度ものづくり白書 65ページの「人を通じた情報流出の実態」をみましたが、今日は68ページの「「技術」の流出防止に向けた取組」をみます。
我が国企業の競争力及び技術力低下の一因として、企業にとって競争力の源泉となる技術である「コア技術」が企業から流出しているとの指摘があり、コア技術の流出防止が求められています。
これについてアンケートによると、ブラックボックス化など特段の措置を取っていないとの回答比率が回答者の7割弱に達しており、一方、ブラックボックス化などの措置を取っている企業は全体の約3割にとどまっており、そのうち約3分の2がブラックボックス化などを行っても「ある程度の技術流出はやむを得ない」と回答していることが分かります。

続いて、ブラックボックス化などの措置を取っている約3割の企業に対して、どのような取組を行っているかを尋ねると、「ノウハウとして秘匿」が45.8%、「従業員と秘密保持契約や競業避止契約を結んでいる」が36.1%、「関係者以外の立ち入り禁止区域を設置」が31.4%となっていることが分かります。

これらの取組からコーラの原液や有名ラーメン店のスープなどの”秘伝のたれ”を思い出してしまいますが、企業の生死に直結する「コア技術」は創業者だけの秘伝とするという物理的なブロックがどんな時代であっても一番効果的なのかもしれませんね。