中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

外国人材を活用する、とは・・・

2013年09月23日 05時59分07秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 130ページの「海外市場を意識した外国人材の活用」をみましたが、今日は132ページの「機能別の海外事業展開の方針」をみます。

バリューチェーンの機能ごとに今後の外国人の活用意向を見ると、当該機能を自社で手がける企業のうち、今後海外での機能拡充を図る比率は「販売」が23.0%、「量産」が19.8%と相対的に高いですが、その一方、「製品企画・マーケティング」が12.3%、「設計」が10.3%と、バリューチェーンの上流機能においても海外での拡充を進める計画にあることが分かります。

また、自社で「製品企画・マーケティング」を手がける企業のうち、海外での機能拡充を図っていく意向の比率は12.3%であるのに対し、高度外国人材の活用を重視していく意向の比率は5.3%であり、今後は相応の企業が高度外国人材を活用していく意向であることが読み取れます。

外国人材を活用することによって、海外の市場や文化への理解を深めたり、日本人従業員の意識改革、人材の現地化など、海外市場の開拓を有効に進めることが期待できます。

また、国内拠点において外国人材の採用意向が高まる兆しもありますが、こうした障害を乗り越えるためには、具体的な行動を実践していくことが求められるということですね。

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