中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

ものづくり補助金倍増へ

2013年09月27日 05時06分16秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 152ページの「国内生産拠点の役割」をみましたが、今日は159ページの「ものづくり中小企業の5つの類型」をみます。

ものづくり中小企業・小規模事業者の中には、機動力と柔軟性、ネットワークを活用して顧客ニーズへ迅速にきめ細かく対応する「対応力」を強化することが重要であり、今後の目指すべき方向性としては、以下の5つの類型に整理されます。

1.小口化・短納期化型
グローバル競争が激化し、顧客ニーズが多様化する中、他社との差別化を図るため、顧客からの他品種少量生産・短納期化のニーズに対応可能な体制を構築する。

2.ワンストップ化型
複数の技術を組み合わせた一貫生産体制の導入などを通じて、顧客の幅広いニーズに迅速に対応可能な体制を構築する。

3.サービス化型
長年培った知恵と経験を活用し、顧客のニーズに対して中小企業側から積極的な提案を行うなど製品以外の付加価値をつけた形での商品提供が可能な体制を構築する。

4.ニッチ分野特化型
潜在的なニーズがあるにもかかわらず、他社が気付かないまたは市場規模が小さいため参入しない隙間となっているニッチ分野について、ものづくり中小企業・小規模事業者の高い技術力と機動力・柔軟性を生かし、経営資源を集中して競争力を強化する体制を構築する。

5.生産プロセス強化型
新興国企業との競合や原材料価格の高騰などを背景に、低価格化のニーズに応えるべく、ものづくり中小企業・小規模事業者の柔軟性と技術力を活用して、従来の生産プロセスを見直し、生産性を向上させることで、品質を落とさずに低コスト製品に対抗しうる製品を生産する。

この5つの活動を具体的に支援する施策が「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」です。

平成24年度補正予算として1,007億円という大規模な予算が組まれ、計3回の募集で10,516件(742件+4,162件+ 5,612件)が採択を受けています。

弊社は13件のお手伝いさせていただきましたが、そのうち10件が採択を受けたので、極めて確率が高く狙い目な補助金であると同時に、次年度はこの補助額が1,000万円から2,000万円へ引き上げられるとのことですので、目が離せませんね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★