「第50回記念 京の会」が終了しました!

2023-09-12 23:10:59 | 日記

9月10日 お天気に恵まれて「第50回記念 京の会」が終了しました。

舞台も客席も熱気が溢れ、50年の歴史を感じました。思い出せば先代井上八千代師、先代西川鯉師が中心になり、協力しあって始められた会です。私は会合の場所であった師匠の稽古場にお茶くみに命じられて参加していました。1973年のことです。

その会に次代を背負っていただかねばならない西川鯉之門、鯉求さんと一緒に「俄獅子」で出演できたことは嬉しいことでした。「喜びあれば苦あり」で本番を迎えるまではお互いに大変でした。西川鯉芸廓師、西川矢右衛門さんのご助力をいただき何とか本番にこぎつけました。この経験は私ばかりでなく二人にとってもいい勉強になったと思います。又、そうあらねばならないと思います。

「俄獅子」はとにかく明るく楽しいおどりで、観ている方が楽しい気分になっていただける曲です。他の流派にもある曲ですが、鯉三郎先生はこんなに楽しい振り付けを考えられました。つくづく鯉三郎先生の偉大さ非凡さを感じました。単なる思いつきでこの曲を選びましたが50回記念に相応しかったように思います。

駒井先生のように怖い批評がなかったのはちょっぴり寂しいですが「あんたも立派なプロになったなあ」「今日が一番きれいやったわ!まだ十年はいけるわ」等とおっしゃっていただいたお言葉を半分信じて、又明日より東京、京都(ひょっとすると名古屋)の会に向けて稽古に励みたいと思います。

ご来場有難うございました。