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マルセリーノのチームとは

2008年05月31日 16時18分03秒 | Preseason 2005,06,07,08,09,10
マルセリーノが監督に就任して以来、日に日にアイマールはサラゴサから遠ざかっているように見えますね・・・。EquipoやPeriodicoにも出ていますが、Asにもまとまった記事が出ています:Aldo Duscher, objetivo para el medio centro Marcelino pide también un central y dos extremos 
まとめますと、マルセリーノのリクエストはセンター・バック一人と両サイドのスペシャリスト二人。フォワード四人(ディエゴ、オリベイラ、セルヒオ・ガルシア、エベルトン)のうち少なくとも二人はいなくなるとすると、ここにも二人が必要。ただし、アガピトはディエゴ、オリベイラ、セルヒオ・ガルシアの三人を可能な限り引き止めることをマルセリーノに約束したとのことです。オリベイラについてはすでに代理人に残留を求めることを伝え、来週中にもオリベイラは決断をすることになるそう。
AsによるとCBの有力候補はアルゼンチン人のアルド・ドゥーシェル。(代表にも何度かいましたよね?) 現ラシンなので、二部のサラゴサにわざわざ来るのかは未知数です。サイドの選手についてはデポルティーボからラシンにレンタルされているPablo Álvarezという選手とやはりラシンのÓscar Serranoが有力視されていましたが、マルセリーノはあまりラシンの選手から引き抜かないことをラシンの会長に約束したため、ないだろうとのこと。(まるでサラゴサがラシンより格上のチームみたいな移籍話ですね。実際は二部のクラブと一部のクラブの話なのに。)

このような移籍の噂からもはっきりわかるとおり、マルセリーノは常にサイドの選手を置き、メディアプンタ(中盤前目)の選手は好まないそうです。というわけで、アイマールは売られる可能性が高いでしょう。先週までは80%残留かなと覚悟していたのですけれどね。
まあ、ビクトル・フェルナンデスが解任された時点でこうなることはわかっていたというか、パブロのサラゴサは終わっていたんだと思います。怪我をしている間だったのは本当に残念ですけれど・・・受け入れるしかありません。それに良く考えれば、クラブの最大の権力者はアガピトなんだもの、アイマールが切られるのは当然でもあります。

評価の高いマルセリーノ監督の下でのアイマールもちょっと見たかった気もしますが、Aupaでこんな風に書かれています。
Marcelino representa el perfil mas solido, todo controlado, mas ermetico sin casi espacio para la imaginacion, a mi eso me parece perfecto, pero es lo que a la Romareda no le ha gustado nunca.

マルセリーノはとても堅固ですべてをコントロールするタイプで、ほとんどイマジネーションの余地がないほどだ。私にとってそれは完璧なことに思えるが、ロマレダでは好まれたことのないスタイルだ。
sin casi espacio para la imaginacionね・・・。それでは、パブロは窒息してしまいそう。イマジネーションはパブロのサッカーにとって本質的なものだと思うので・・・。マルセリーノは(長いからマルとか訳したくなります)モウリーニョのチェルシーのようなサッカーを目指しているのでしょうか?! とにかくそういうタイプのチームにアイマールの居場所があるとは思えません。ムニティスのようなセカンド・トップでという意見もありますが、バレンシアでさんざやって限界を感じたからサラゴサに来たのではなかったっけ?

マルセリーノの戦術は守備的なのではないか?とほんの少しだけ心配がサラゴシスタたちの間に広がっているようです。でもみんなわかっているとおり、今必要なのは美しく勝つことではなく、どうでもいいからとにかく勝つことです。

ふー、それにしても早くアイマールの去就がはっきりしてくれないと、サラゴサのニュースを読むのにも宙ぶらりんな気持ちで困ります。この所属チームがどこにもない感じは本当に嫌なものですよね、二年前にも経験しましたけれど。

ところで、マルセリーノのサラゴサ行きはラシンのファンたちの憤激を買っているらしいです。「どうしてラシンでUEFAを戦わずに、二部のサラゴサを選ぶ???」って。Aupaでの推測は、ラシンでの二年目は一年目より上手く行かない可能性が高くリスクが大きいのに比べ、サラゴサを昇格させるほうが簡単に思えたのでは?というもの。そうなんでしょうか?! 普通二年目のチームでUEFAを戦うほうが魅力的だし、一部昇格を賭けて戦うチームよりもリスクだって少ないように思えます。ま、昨シーズン6位だったサラゴサが今これですから、リスクは高いことを身を持って示したわけですけれど。