
日曜日の23時40分頃(スペイン時間)AragonTVでLa Jornadaという番組があり、サラゴサの週末の試合が取り上げられます。カリフォルニアでは日曜日の午後3時前なのであまり見れないのですが、今日は見れました。
右の写真一枚目は前半7分に膝を怪我したときのもの。オリベイラがパブロの肩を掴んでとても心配そうにしていました。写真からだとあんまり軽傷には見えないですよね(涙)。また左膝なので、癖になっているのかも(涙涙)。ビジャノーバ医師はすぐにでも交代させたかったようですが、アイマールは「まだ続けられるから」と言い張り(監督は何度も大丈夫か聞いたそう)、結局後半9分までプレーしてしまいました。実際、前半7分の時点ではまだ1点差でしたし、レクレのルベンが退場となった二枚のイエローのうち一枚はアイマールが出させたものですから、サクリファイスは実を結んだわけですが・・・。
二枚目は交代のためにサイドラインに向かって歩いてくる途中、観客席に向かって「もっと盛り上がって!」と促しているところ。三枚目はチームのスタッフたちが差し出した手にタッチしているところ。
自分がどうなろうとチームの勝利を目指す怖いまでの真剣さ、自己犠牲、気迫に、サラゴサの人たちもようやく感動してくれたみたいです。パブロ・ファンからすると、それができる選手だということはとっくに知っているし、いつもいつもスピリットが肉体的限界を越えているのを見るのが辛くて悲しくすらあるのですけれど・・・。
Periodicoによると、膝の軽い捻挫の上に相変わらず恥骨の違和感があり、エスパニョール戦に出れるかどうかは回復の具合次第だそうです。次節は休んでほしいな。もう残りのホームの二試合だけ出場というのでもいいような気がします。二勝では充分ではないかもしれませんが、みんながレクレ戦のときのような態度で戦えば、結果はついてくると信じたい。

La Jornadaではパブロの試合後のインタ映像もありました。上の写真など俳優さんのようです。笑顔はなかったので、やっぱり膝や恥骨などいろいろ痛いんだろうなあと思いました。
日曜日のその他の試合結果なのですが、どのアラゴンの新聞もUn domingo redondoと見出しを付けています。パーフェクト・サンデーという感じ? 先週までサラゴサが負けても直接のライバルたちはみんな勝っていて、結果を見ては奈落の底に突き落とされる気持ちになったものですが、今週はライバルたちがみんな負けたんです! バジャドリードはビジャレアルに負け(2-0)、オサスナはホームでデポルに負け(0-1)、ヘタフェはレバンテに負け(3-1)、そして一日の締めくくりにバレンシアが5-1でビルバオに負けました。結果、順位はこんな感じに:
まあ別にサラゴサの順位は何も変わらないのですが、ビジャノーバ監督が「残留争いをするチームがたくさんあり、ただ一つのチームと戦わないですむほうが良い。」と話したとおり、先週までのレクレかサラゴサか?という状況よりは心理的に楽になるような気がします。
Aupaではバレンシアの試合経過にものすごく注目が集まっていましたが(実況されていた)、残念ながらバレンシアが降格することはありえないので、ここでバレンシアが落ちてきてもあまり意味ないかなと思います。メスタージャでのサラゴサ戦ではどうせサラゴサに不利なPKやらレッドやらが出るに決まっていますもん。目に見えるようです。(シニカルですみません、でもこれまでのことを思い出せばね。)
とにかく18位と同じポイントしかないのはサラゴサ。後のチームはみんなサラゴサより多くのポイントを持っています。次節レクレが不戦勝で3ポイントを足すとすると、一番厳しい状況なのは間違いなくサラゴサ。それを忘れないで、でも昨日ぎりぎりの状況に追い込まれながらも決して降参せず勝つことができた自信を胸に、なんとか後5試合頑張ってほしいものです。
(それにしても、得点44点というのはリーガ7位なんですよね。失点さえ減らせばUEFA圏争いは充分できたはずなのに・・・。)