いざ建設の準備に出かけたら、事前見学の時にわからなかった
4本の銀杏の木があり
設計を変更することになったそうです。
4本の銀杏の木の間には、朝礼台があり
かつての在校生の想い出の木を切る訳にはいかないという設計者青木さんの
考えでした。
住宅街にある体育館ですが、見渡す限り高い建物はなく、楕円形した大きな建物と、小ぶりの建物が
公園の中に建っているふうなのが意外です。
じぇじぇじぇ~ な 換気&排気筒。
ちなみに館内は撮影禁止です。
アリーナは地下2階にあり、地下1階、1階と壁は延び、その四面は吹き抜け空間と回廊に囲まれていて、
運動の歓声や掛け声などの音を外部へ漏らさない、直射日光が射し込まない
競技に集中できる構造になっています。
むらのある白塗りのコンクリートの壁は、緩やかに波打っていたり
プールのフチが曲線だったり
見ていても飽きない造りになっています。
地下2階の吹き抜け空間から地上階を見上ると
予想外の大空間で 神秘的な感じさえします。
「屋上運動広場」というお役所的なネーミングに騙されました。
屋上には なんと 原っぱがあります。
こんもりとシロツメグサが繁るふかふかした土の上を歩くと
子供の頃走り回った 懐かしい原っぱの感触そのもの。
良い体育館です。というより 凄い!。プールで泳いでみたいです。
竣工 2014年
設計 青木淳
所在 東京都杉並区南荻窪2-1-1(旧荻窪小学校跡地)
2008年コンペ審査結果
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