「東京文化財ウィーク」と「中央区まるごとミュージアム」の開催にあわせて、11月2日(日)日本銀行本店本館見学会が開催されました。普段、日銀本館の見学は最低1週間前には申し込みが必要で、平日のみ。ふらっと思いついて見学というわけには行かない場所です。
午前10:10からの見学を事前予約して、行って来ました。
マークは、日本の「日」という漢字の古代書体からとったそうです。
HPを見ると、「日本銀行はわが国唯一の中央銀行です。日本銀行は、日本銀行法によりそのあり方が定められている認可法人であり、政府機関や株式会社ではありません。」とうたっています。喜怒哀楽の詰まったあまりにも身近なお札、日本銀行の銀行券だということを忘れていました。
西門から中に入り、受付を済ませました。市民講座も同時に開催されていますが、時間が合わず、残念だけど今回は見送りました。
中庭に、その昔馬車の馬が飲んだ水飲み場がそのまま残っています。
正面入り口の間口は、意外と狭いです。
建物内は、写真撮影禁止なので、HPのバーチャル見学を見てください。
約20分間のビデオによる「お金」と「日銀の役目」についてのレクチャーを受けて、見学に出発しました。
バーチャル見学ツアー
http://www.boj.or.jp/tour/index.htm
ドーム屋根内側の清楚な彫刻や、鋳鉄製の階段手すり、ゴールド色のエレベーターなど、建設当時の豪華な内装に感動しました。建物が使われていた当時は、始業と就業時間に拍子木が打たれていたそうです。旧営業場に響き渡る音を想像して、タイムスリップ。
地下の金庫室には、現在本物のお札は保管されていないそうです。米国ヨーク社製の扉厚さ900㎜、扉重さ25tの入り口から金庫室に入ると、煉瓦積みの回廊に守られた金庫室へと続いています。壁や天井には、保護のためビニールシートで覆われていました。
現在展示中の銀行券は、模擬札で1万円札にすると約1000億円。本物ではないと解っていても、札束の山を見ると、心臓がばくばくします。お土産に、お札をシュレッダーしたものを頂きました。並べても1枚のお札にはならないそうです。この金庫、一度も破られたことがないのだとか。
隣にある日本橋三井タワー マンダリン オリエンタル東京(ホテル)38階にのぼり、遅いランチでも…と思ったらお値段の折り合いがつかず(笑)断念しました。あまりにも洗練された都会的な内装に気後れしたのもあったかな。中央にある吹き抜けの階段室から、日銀を見下ろしました。確かにうわさどおり「円」の形に見えます。これは、偶然増築されて、こうなったそうです。
花崗岩と安山岩の外壁に包まれた建物は、中世の要塞のような強固な雰囲気。
午後から西門前広場に、着物を着た女性がたくさん集まるイベントがあったと、翌日の新聞で知りました。遭遇しなくて良かったです。
竣工 1896年
設計 辰野金吾
所在 東京都中央区日本橋本石町2-2
2008.11.2
バスに乗ると、首都高から見えるときがあります。
こういう建物はどちらかと言うと見るのが好きな方なので(建築方法とかはわかりませんが…)
気になっている建物だったんですよ。
以前テレビでやっていたことがあって、上から見ると円になっているとか、模造のお金が置いてあるって知ってました。
近くに住んでいたら、キット見に行っただろうなあと思います。
平日の見学会は、人気があって早めに予約申し込みが必要で、見学者全員登録しないといけないんですよ。なかなか決められなくて、昨年1回だけ行ってみました。
建築様式は、パンフレットを見て ベルギー中央銀行をモデルにした「ネオバロック様式」といわれてもピンときませんでした。こりすさんと同じです。
このショット、最高ですね。
建物も由緒あるものだし、見学できるのはいいですね。
大阪の造幣局には行った事があります。 硬貨しか作ってないですけどね。
いつもいいもの探してきますね。
きゃおきゃおさんのアンテナは、高度です。
暗い色の建物だけど、屋根の銅版の上品な緑色が素敵でした。
友人が、このイベントを教えてくれました。持つべき物は 友です。と 感謝~☆
社会科見学では国会議事堂とか裁判所には行っても日本銀行は行ったことがなかったので、知らなかったです・・
バーチャル見学ツアーにも行ってみました(笑)
内部も許可があれば是非きゃおきゃおさんの美しい写真で見てみたかったです^^
上から見ると偶然にも円の字になる・・というのも面白いですね♪
スケールは国会議事堂には負けるけど、お薦めします。
「円」に見えること、クイズ番組で、何度か取り上げられているのを見たことがあって、確かめてみました。とても綺麗でしたよ。