スタッフが、マーク2を乗ってきました。
家族の車みたい、話を聞くとエンジンの調子が悪いらしい
走行距離は68,000キロ
ちょっとエンジンをかけてみると
あら、1本死んでいる。
吹け上がりは、その1本をのぞけば問題なさそう。
エンジンは、1Gの6気筒です。
エンジンチャックランプは点灯していません。
ダイアグを確認しても、不具合コードは出ません。
ということは、システムは正常に作動していることになるね!
なるほど~、システムが正常、ここで原因に上がるのは
システムに関係がないとされる部分になる
原因は3つに絞られるな~
1、スパークプラグ不良
2、ダイレクトイグニッションの2次コイルの不良
(1次コイル不良だとダイアグに記憶されます。今回は記録されていない)
3、インジェクターの作動不良
さて、このエンジンの不具合はどこかな?
まずはエアークリーナーケースを外して
Dジェトロなので、そのままエンジンスタート
パワーバランスで、どこの気筒が不具合なのか調べます。
6番がなにも変わらない。6番が不具合決定です。
エンジンを止めて、スパークプラグを外します。
すると、プラグがビショビショ、この時点で
インジェクター不良は消えました!
ここで、原因は、プラグかダイレクトイグニッションに絞られました。
う~ん!これほどプラグが外しにくいのに、白金じゃないのか~
プラグが減っているのでプラグを交換することに
その前に原因を調べます。
プラグを戻して、6番のダイレクトイグニッションを1番に移します。
ここでエンジンスタート、パワーバランスをみると
1番が何も変化がありません。
今回のトラブル、原因はダイレクトイグニッションの2次コイル不良で~す。
でもマーク2で、ダイレクトイグニッションが壊れたのは初めてみましたよ(笑)
今回点火系のトラブル、これ早く気づいたから良かったけど
このまま、走行を続けると排気温度警告灯(赤ランプ)が点灯し
さらに走り続けると、最悪車両火災になる可能性もあるから
車の異変に気づいたら、必ず早めに整備しましょうね。