70スープラの部屋

70スープラをいろいろチューニングして,サーキット走行を楽しんでいる黒70です。

JZA161の低中速トルクアップ?

2007年02月20日 08時04分29秒 | JZS161アリスト
アリスト161は、ご存知の通り2JZのシーケンシャルツインターボエンジンだね。このシーケンシャル方式はプライマリータービン低中速時に働く小径タービンと、セカンダリータービン高回転に働く大径タービンとの組み合わせで吸入空気量を決定しているんだ。この切り替えをシーケンシャルポイントを決めるアクチュエーターでコントロールしているんだよ。排気の圧力はエンジン回転数とエンジン負荷によって大きく異なるけど、ターボだからあくまで高負荷時の話にしておこう。シーケンシャルポイントをコントロールするアクチュエーターはアイドリング時はストッパーによりプライマリー側とセカンダリ側の比率が固定されている、たとえばプライマリー:セカンダリーが8:2と仮定してエンジン負荷状態でエンジン回転数が上がっていくとこの比率を5:5さらに、高回転になると1:9というようにセカンダリー側に多く排気を流してコントロールしているんだ。銀161は街乗り仕様にしているから低中回転のトルクを増やす方向でシーケンシャルポイントをセッティング、これは実に簡単な事なんだけどプライマリータービンにもっと働いてもらうようにストッパーを緩める方向にすると比率が限りなく10:0に近づくんだ。これをする事によってプライマリータービンの排気の量が増えるからレスポンスも良くなり加給の立ち上がりも良くなり低中速のトルクもアップすることになるんだよね。銀161はサーキットは走らないけど、サーキットを走る場合なら全く逆のことをすれば低中速のトルクはノーマルよりかなり落ちるけど、高回転はピカイチになるからね。シーケンシャルをうまく使えば楽しいクルマになると思うよ。写真は見づらいけどフロントパイプ付け根のそばにストッパーはあるよ!


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