"暮らしのリズム"的できごと

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粋な落語会のおはなし

2005年07月13日 17時07分27秒 | 芸能の催しごと

 毎月半ばに、日暮里駅近くの小さなホールでなかなか面白い落語会をやっています。『日暮里特選落語会』と題されたこの会の今月は11日(月)でした。お付き合いさせて頂いている立川文都師匠も出演されるので、ちょくちょく足を運んでいるのですが、他のメンバーも実力は折り紙付き、個性派揃いで、最初から最後まで淀みなく楽しむことができるのです。(写真は7/11にトリをとった文都師匠)
nipporitokusen 出演は春風亭柳桜、立川談幸、桂小文治、三遊亭吉窓、柳亭燕路に文都さんの6人。このメンバーでず~っと10年以上はやっているのだそうです。始めた頃はまだほとんどが二つ目の若手実力派、と呼ばれていたのが、今や中堅からベテランの域に入り皆貫禄も十分で、聞き手も身をゆだねて心地よく笑わせてもらえるのです。 
 100人程が入ると一杯になってしまうホールなのですが、このところは出演者の活動が充実しているからなのでしょう、たくさんのお客さんが来られています。時折チラシを見ることはあるのですが、派手に宣伝をしているようではありません。やはり継続は力なのでしょう。
(終演後はネタが貼り出されるんです)nipporineta
 これだけの落語を聞かせてもらって木戸は2000円。もっととっても良いのに、といつも思ってしまうのですが、落語の世界のこと、横並びがあるんだそうです。さらにこの会の開演時刻は18:30。普段の日に、日暮里に18:30に行くのが大変な人も多いかと思います。でも、見ていると最初から来て三席くらい聞いて帰る人、中入り頃に現れて最後まで聞いていく人、と結構皆自由な感じ。なので、気軽にふらっと聞きに来られるのをお薦めします。
『日暮里特選落語会』次回は8月6日(土)だそうです。トリは桂小文治さん。夏の夕方、谷中あたりを散歩してから落語会、なんて粋だねっ!