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自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

横浜 三渓園

2022年02月23日 06時51分01秒 | 公園めぐり

もう数日前のことになりますが、たまには外出で息抜きをと思い、まだ行ったことが無かった横浜「三渓園」に家内と一緒にマイカーで出掛けました。
幸い道路は空いていて大した渋滞も無く2時間足らずで到着しました。
平日だったので三渓園自体も非常に空いていて、人影も疎らで「密」とは無縁の散策ができました。
詳しくは私が下手なご説明をするより、HPを見て頂いた方が遙かに良いと思います。
横浜 三溪園 - Yokohama Sankeien Garden -

感想を一言で言うなら「生糸で財を成した大金持ち”原三溪”の建物コレクションを兼ねた別荘」という事になるでしょうか。
入園料700円の価値はあると思います。

主に関西方面を中心に価値のある古い建物を次々に移築再建して展示したり利用したりしています。
建物の中には重要文化財も多く、原三溪のお陰でこれらの建物が朽ちずに保存されたと考えると非常に有意義な社会還元をされた訳で、現代の大金持ちにも見習って貰いたいところです。
(そのままの場所で修復保存されれば、もっと良かったんですけどね・・・)

原三溪のプライベート別荘であるエリア(内苑)と三渓園として一般に開放されていた庭園エリア(外苑)に分かれていますが、もしご来園されるなら、内苑の方も是非ご覧頂きたいと思います。
一通り見て歩いて2時間ほどです。
結構起伏もあるので程良い運動にもなります。
園内には食事ができるお店が3つあり、お蕎麦などの昼食を食べることができます。

主な建造物だけご紹介いたします。

先ずは外苑から

正門を入って直ぐに大きな池と公園部分の全景が見えます。
池には水鳥が沢山寛いでいました。
2枚目の写真の右手奥に原三溪の内苑があります。

京都木津川市の燈明寺から移築された三重の塔と灯明寺本堂です。
室町時代の康正3年・1457年に建てられ、園内の建造物中、最も古い建物でどちらも重要文化財です。

白川郷から移築された合掌作りの民家(旧矢箆原家住宅)もあります。

次は内苑です。

徳川家光の上洛に際し1623年に二条城内に建てられ、のちに家光の乳母であった春日局に与えられたといわれる聴秋閣です。
三溪園最後の移築建物で、重要文化財です。

内苑のメイン臨春閣。
江戸時代はじめの1649年に建てられた紀州徳川家の別荘・巌出御殿が、その後、大阪に移されていたものを1906年に原三溪が譲り受けて移築した物だそうです。
二条城を小さくしたような作りだと感じました。


月華殿
徳川家康が1603年に京都伏見城内に建てた諸大名の控えの間だったそうです。
これも重要文化財です。

石の土台に基礎柱を乗せているだけですが、石の形に柱を加工してズレないようにしてあります。😲

最後に、ここの池でオオバンを初めて見ました。
時間があれば横須賀港まで足を伸ばして入港中の空母ロナルドレーガンを見ようかと思いましたが、時間切れで行けませんでした。

早く温泉旅行に行けるようになってもらいたいですね。

コメント (10)
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