タミヤ1/48と1/72の三菱零式艦上戦闘機二一型の同時製作が完成しました。
模型サークル例会での放出品で1/48を頂いたので、1/72を買い足しての同時製作です。
今回は前作の九九軍偵で成功した48地上姿勢の電動電飾と既に何度も経験済みの72飛行姿勢の電動を組み合わせて、真珠湾に向けて空母を発艦するシーンをジオラマ風に製作することをテーマにしました。
48と72の組み合わせで遠近感も表現できたかと思います。
1/48はかなり古いキットでモールドも凸と凹が混在していますし、ディテールも少し古さを感じます。
パーツの合いも主翼と胴体の間に結構大きな隙間ができるなど、若干手直しが必要でした。
1/72は新しいキットなので、「これが72!?」と驚くほどの細かいディテール表現で、パーツ精度も完璧でパチピタの極地です。
但し、余りにも細かいパーツがある等、老眼モデラーには辛い面もあります。
製作については電動電飾以外は基本的に素組みですが、1/48の凸モールドのうち、主なパネルラインは凹にほり直しました。
その他、48は排気管と20mm機銃の銃身を真鍮パイプに置き換えています。
1/72はパイロットのフィギュアが付いていないので、ジャンクパーツの中から「それらしい」物を探して乗せました。
プロペラ電動は48が6mm径、72が4mm径のマイクロモーターを使いました。
48は3mm砲弾型LEDを胴体後部に仕込んで光ファイバーで左右の翼端灯を光らせるようにしましたが、何故か、完成時には点灯しなくなってしまいました。😢
完成直前のテストでは点灯していましたし、同じ電源を使っているプロペラがちゃんと回っているので、今の所は原因不明です。
ちょっと凹んでますが、まぁ、偶にはこんな失敗もあります。
最初から無かったことにしましょう・・・
展示台は空母赤城の甲板をイメージして、0.5mm厚の樺材を6mm幅に切って張り込んでいます。
みずさんから「艦載機繁止用の眼環」について教えて頂いたので、ピンバイスで大凡1/48縮尺で穴を開けました。
みずさん、ありがとうございました。
その他、展示台は内部の配線も含めて全て自作しました。
電源は全て展示台内部に仕込んであり、72は3mm径のクリアパイプの中にリード線を通しています。
48は左右の主脚のブレーキパイプは電源を取り込むリード線になっていて、主脚のタイヤ内を貫通して展示台内の電源と機体内を繋いでいます。
機体の塗装とマーキングは、真珠湾の第二次攻撃隊です。
1/48が空母赤城の進藤大尉機、1/72が空母蒼龍の飯田大尉機です。
空母赤城から発艦しようとする進藤大尉機の上空を、後方に位置する蒼龍から先に発艦した飯田大尉機が飛行するシーンです。(本当にこういうシーンがあったかどうかは判りませんが・・・)
機体の基本色はタミヤラッカー33番の灰緑色を使いましたが、クレオス4番の黄色をほんの少し足して黄色味を足しています。
48の進藤大尉機の機番デカールが付いていなかったので、「102」の「2」だけ筆で手書きしました。
これに伴って、48の垂直尾翼の黄色帯だけ塗装です。
その他は全てキットのデカールを使用しています。
製作期間24日で、正味製作日数12日くらいです。(2日間くらいが展示台です)
今年9個目の完成、40代でプラモデルに出戻ってからの通算では177個目の完成です。
5ケ月で9個なので順調なペースですが、これもコロナの影響でしょうか。🤔
それでは完成写真です。 屋外の自然光での撮影です。
本当は海をバックに撮りたかったんですが、緊急事態宣言が解除になってからにします。
ちょっと悪戯した写真です。
支柱をデジタル加工で消してみました。
8枚目の写真を加工してみました。