とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

傘踊り黎明期

2012年09月29日 | 新聞×読み
  今日の朝日新聞別刷りbeの「うたの旅人」が『東京音頭』でした。

  プロ野球好きならスワローズが得点時のお囃子に用いていることでお馴染みだろう。岡田応援団長も没後10年ですか、早いものです。

  話は遡って四半世紀少々前、夕方に家でヒマしていると、幼なじみが突然やって来て「パチンコで勝ったから野球見に行こうぜ!

  そうして行く先は横浜でも川崎でもなく神宮球場。彼はスワローズファンだったのです。

  拙者がドラゴンズファンであることは知っていたはずですが、なぜか誘ってくれました。それでも気を遣ってくれたのかドラゴンズ戦に誘われたことはありません。

  優勝チームも決まったある秋のタイガース戦、ガラガラのスタンド、というかガラガラなのは右翼側だけで左翼側は人口密度が高いという、これもお馴染みの光景ですが、そこに腰を下ろして観戦と相成ります。(この日は応援団長の姿はなかったと記憶してます)

  彼は筋金入りですから選手の応援歌もお手のもの。「走れ走れ栗山自慢の足を飛ばして」(違ったらごめんなさい)などと試合開始からハイテンション。そんな彼の歌をいつも聞いていたので、応援歌の“使い回し”には敏感だったりします

  そして得点が入ると拙者に「おい、傘持ってないか?」 バッグから折畳みを出すと開いて振れと言う。そして“傘踊り”とともに東京音頭が始まるのです。

  当時は傘の振り方に規則性はなく、必ずしもビニール傘でなくともよかった(家にある小道具で応援というのがコンセプト)。しかも観客の中でも傘を振る人は少ない。後に現在のような光景があるなんて想像もしませんでした。実際にやってみるとけっこう楽しいものですな。

  ちなみに試合はというと、ランディ・バースの打球が拙者の遥か頭上を飛んで万事休す

  そんな彼も今は遠方に住み銀行員になったと風の便りに聞きました。そういえば今年も球場へ行くことなく終わってしまいそうです。また以前のように球場で他愛のない話に花を咲かせながら野球を楽しみたいものです。

  今なら酒も飲めるぜ!

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2 Comments

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Unknown (けんもつ)
2012-10-02 02:58:55
今はビニール傘オンリーですよねぇー
昨日の台風の時
東横線足止め3時間45分くらいました
皮肉にもメトロ7000でした(T_T)
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お疲れさまです (雲葉)
2012-10-05 16:21:07
南武線は間引きながら動いてました。
東急は軟弱になったものです。
よそ様の車輌を預かっているので、万一のことがあるといけないから止めてしまうのでしょうか(違
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