とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

もういちど横浜放浪記 ~追いかけて横浜の果て

2014年01月27日 | 横浜市泉区
    『なつかしの店と家並みに、想いを馳せる。
     ポケットの小銭あつめて、あの街へ…


  不本意ながら越年となってしまった「横浜18区再訪計画」、気を取り直して残り4区、進めてまいります。

  横浜から「δ」に乗る前に秘密のきっぷ売り場へ。秘密乗車券を求めます。いずみ野線方面ならこれが安上がりです。不正な手段ではありませんので念のため。

  快速に乗り、弥生台に着くとドアが開くまでにタイムラグがある。下りの最後部1両分だけあるホーム柵の実地試験中で、車掌がそれを開けてからドア操作をするため時間がかかります。出発時も同様です。ゆめが丘に着くと、希望ヶ丘と対になっているかのように電車がお出迎え。

  7000系がお出迎え

  本線の二俣川以西に快速は存在しないし、なんで逆の種別になったのか。駅を出て、まずは車内から見えた「溶岩窯パン」の建物へ。見るからに民家の店に入ると、小ぢんまりながらもパンの種類はそこそこ多い。店名は「パン工房ホップ」といい2012年7月開店の由。下飯田店とあるので他にも思えば上飯田(≠名古屋)にもあるよう。後のおやつにと菓子パン3個買います。

  パン工房ホップ外観

  店の隣にはローソン、そして下飯田駅前にもセブンイレブンと、ベイスターズマートしかなかった未開の地にコンビニという文明が2店も進出する驚異的な変貌ぶりに目を見張るばかり。一方でそのベイスターズマートは姿を消したようだ。

  セブンイレブン横浜下飯田駅前店外観

  そろそろお昼と思ったものの、2007年12月に入った「しゃんぶ亭」は月曜定休、それではさっきのパンをと思うも公園は近くになさそう。一計を案じ、地図アプリを頼りにバスでいずみ台へ向かいます。

  下飯田駅前バス停に立つとポールが2本ある。片方は下和泉地区を循環する「Eバス」のもの。昨秋よりそれまでの会員制から路線化され、誰でも乗れるように。本数は少ないながら貴重な足になっているようです。(タウンニュース2013年9月26日付記事、時刻は横浜市道路局のサイトから)

  運賃は均一200円でこの地区の初乗り(170円)より高め。試しに乗ってみるかと時刻表を見ると、次は三丁目西止まりとあり、その後の予定に支障しては困るため見合わせた。バス停ポールはどうやら市バスからの発生品で丸板の下には「次は 上永谷駅前」とうっすら。

   磯子センター前

  神奈中下05系統をいずみ台で降りて公園へ向かうと巨大建築物が。そうかここはもはやドリームハイツの裏手だったか。和泉アカシア公園のベンチに腰を下ろし、パンをもそもそとかじります。

  裏手からだと偉容を放つドリームハイツ
  真新しい住居表示のプレート
  和泉アカシア公園外観

  

  さて買ったパンは、店のカードの左にあるコロネが「ふらのメロンクリーム」、その下が「焼きカレーパン」、もうひとつが「納豆パン」です。コロネが120円で他は140円でした。納豆には青ネギが入り、健康には良さそうだけど…

  この下和泉地区は近ごろ住居表示が実施されたほどなれど、環状4号道路や鉄道が開業する前からそこそこの住宅地でした。当時は戸塚と湘南台を結ぶバスくらいしか足がなく、しかもバス停からも距離があり、こんな交通不便なところになんで住み着くようになったのか、よそ者としては疑問に感じていました。鉄道開業前は拙者も調査に来るのを遠慮したほどでしたし。他で見聞きされるように、鉄道や道路ができるからと越してきたはいいけどできたのは定年退職後というパターンだったのだろうか。

  再び下05系統で、次は北上します。15~100分間隔なので前もって時刻を確認しておかないと大変なことになりかねません。その環状4号をひた走り、ひなた山で降ります。今では近くにバスの営業所ができてますけど、それ以前は1日4回だけというバス停でした。しかも近くを走るバスはみな戸塚営業所の担当なのにここだけ舞岡営業所の担当だったためバス共通カードが唯一使える路線でした。

  さてここへ来たのは、つい先日捕り物があったから、というのも僅かながらありますが映像で映っていた橋が気になったからです。



  捕り物があった橋
  この新幹線も今は昔

  橋に名称板などはないが横浜市の都市計画基本図によると「三家橋」というらしい。入口には車止めのポールが、その先は道があるのかないのか。基本図を見ると道が続いているようにも見えるけど歩くのはあまり推奨されそうにない。

  橋の先はこんな感じ

  詳しい人の話によると、もともと山に分け入る道があり、新幹線を通すので切り開く際に架けたはいいけど、もともとそんなに使われる道じゃなかったから今もこのままの状態ということらしい。田園都市線江田駅近くにある東名道の深坪橋も似たようなもので、無駄にも見えるけれどいつか使うときに新たに架けるとなると面倒なため画一的に作ったということだろうか。

  橋の上から

  “現場”を後にして徒歩でいずみ野駅へ。横浜いずみ野局前でなにやら琉球音楽が聞こえる。ささやかながら物産展が開かれ、酒類はないが名産品が売られている。品定めしていると通りかかりの人も覗きに。そのひとりはいちょう団地での販売会でも見かけたと店員さんと話しに。あちこち“巡業”しているわけだ。買ったものは後ほど。

  横浜いずみ野郵便局、右手奥に見えるのが販売開場

  いずみ野フォンテ外観

  駅前のショッピングセンター「いずみ野フォンテ」へ行くと、3月末にて閉店するとの掲示を目にする。そして6月に、建築中の新ビルにて新たに営業を始めるらしい。ここ出身の旧知には申し訳ないけれどずっと田舎町の風情だったし、少しは賑やかに変わるのだろうか。なお相鉄ローゼンと金融機関は4月以降も営業を継続するようなので差し当たりの不便はなさそうです。

  
  建築中の新ショッピングセンター

  最後に買ったものを。

  

  試飲させていただいたら美味しかったので。1050円とイニシャルコストは嵩みますが8~12倍希釈なので1回あたりならそう高くはないのではないかな。焼酎のお湯割りに加えたらなかなかでした。メーカーは(株)琉球フロント沖縄、バックラベルにURLが書いてあったのでアクセスしたらサイトが存在しないというのはぞっとしない。 検索したら出ましたけど。


〔横浜市18区再訪計画残り〕
  港南区、港北区、瀬谷区(以上3区)

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4 Comments

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Unknown (けんもつ)
2014-02-01 00:57:58
捕り物 笑
最近お店にメトロの運転手が来ますよ
お話しましたが楽しかったでした
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こちらにも (雲葉)
2014-02-01 12:54:22
近ごろ顔見知りになり、いくらか会話を交わすようになった駅員さんがいます。

年末年始は多聞に漏れず酔っ払いが多く骨を折ったようでした。
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ご同慶の至り。 (もそもそ)
2014-02-06 03:12:29
 ひなびたひなた山とは、なんとも芳しからざる環境のような気もするけれど、パンをもそもそとかじる場所があったようで、なにより。橋の上といえば、そいやそいやと歌って踊るヤングがいたことを思い出す。それにしても、いまどきはしょうが茶の話もインターネットとは!僕には周囲のヤングが理解できないのも、むべなるかな。僕だってやればできるだろうけど気にしないだけだと、声を大にしておく。
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もそもそ (雲葉)
2014-02-09 17:32:13
コロネと焼カレーはおいしかったんですけど納豆は…、好みが分かれそうでした。
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