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とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

シリーズ逆行の旅 ~名古屋近郊篇1日目

2010年09月27日 | とのさまの漫遊
#17 名古屋鉄道尾西線(冒頭写真

  

  「旅」とは己の未知の領域に足を踏み入れることにある。今回は嫁はんの実家へ向かう前段として名古屋近郊に散在する未乗路線制覇を試みる。(嫁はんはすでに実家へ行っているため一人旅であります)

  その前にさっそく未知の領域が現れた。東海道新幹線乗車は実におおよそ8年ぶり、そして700系は今にして初乗車だ。(300系は「ひかり」で1回乗っている。500系も未乗) 新横浜駅もなんか雰囲気が違う。あぁそうか、通過列車がなくなったからホームドアがホーム端直前に移動しているのだ。雁行する「のぞみ」を差し置いて、そのホームドアがある3番線から発車。ここだけ気分は「ひかり号」だ。「ぷらっとこだま」の一等車プランとはいえ、存分に楽しもうではないか。ドリンク券で引き換えたヱビスビールで旅の出立とし、前途の安全を願う。昼食は崎陽軒の「横浜チャーハン」。拙者の好きな駅弁ではベスト3に入る。

    

  今日は生憎の天気のため富士山は見えず(写真右)。車内はガラガラ。「こだま」に3両もの特別車輌は無駄ではなかろうか。といって昔の四国のように普通車指定席として売るわけにもいかないだろうけど、のんびりしたい向きには好都合ではある。

  駅ごとに何分か停まっては追い越され。鈍行旅行の風情をも楽しめる。「鶴見線ファンクラブ」に続いて「こだま号愛好会」も作ろうか。(笑)

  それにしても車内チャイムが今やマヌケになってしまった感がある。そろそろ昔の「ぴ~んぽ~んぱ~んぽ~ん」に戻してもよかろう。“流行歌”という言葉があるように、長命な曲というものはなかなか輩出されるものではない。

  そういえば友近氏は新幹線の座席について、今はどう感じておられるのだろう(2009年2月1日付)。拙者の感想としては、座り心地はそこそこ。フルリクライニングさせると腰を押されるようで落ち着かない。本当にいったいどんな人の体型に合わせているのだろう。フルに倒さなければいいだけなのだろうが。

  それ以外は存分に“鈍行新幹線”の旅を楽しみ、名残惜しいけれど名古屋で降りる。改札を出て駅前をぶらぶら。タワーズ内局は無関心ながら名古屋中央局第二豊田ビル内分室の関心度が高く、制圧に向かう。かつて名古屋中央局だった場所にある同局駅前分室にも関心はあるのだが時間の都合で次回に。そう一度に回ることもなかろう。

  行程メモについ「新名古屋」と書いてしまう名鉄名古屋から電車で。先に2200円券のトランパスを買っておく(発売額2000円)。今朝方に岡崎公園前駅で事故があったため、いささかダイヤが乱れている。所定1408時の特急新岐阜(?)行きは5分遅れで来た(下記の行程表は実乗のもの。以下同じ)。走り始めれば快調に飛ばし、名鉄木曽川(?)には3分延まで回復する。

  駅を出ると、周辺の雰囲気は四半世紀前の高崎線沿線に似ている。半世紀もののような民家に商店が並び、畑があったり真新しい店舗があったり、道路も歩道が用水路に蓋をしたものだったりというぐあい。少し歩いた木曽川郵便局で経験値1とゴム印1を求める。局からまっすぐ北上して銀行の前にバス停がある。一宮市i-バスのもので、ここを走るのは「木曽川・北方コース」という。所定1511時だが3分ほど遅れてきた。先客はなし。名鉄が受託しているがトランパスは使えない。やはり埼玉のような風景の中を走って5分ほどで玉ノ井駅東に着く。運賃は100円なり。

  

  バス停が“東”というからには駅は西方向なんだろうなと見当をつけて適当に歩を進めると、木曽川玉井局にでくわす。すると駅は目と鼻の先だった。経験値(略)してから駅へ。かつては先へと線路が続いていたらしいが、今ではすぐにそれと分かる形跡はない。

  

  相変わらずのんびりとした雰囲気の中を走って8分で一宮へ。津島方面へは降りて前方の電車にすぐの連絡だがいったん改札を出る。駅構内にある一宮七夕局が、我ながら意外や未訪なので制圧する。番号札を取ると現時刻表示が1600時とあり、ずいぶんと進んでいるものだ。間違っても直前アポ入れ突撃(※)なぞ行なっていないと申し上げておく。

  下校の高校生が目立つ電車で津島へ。ここでまた降りて名古屋へはバスで向かう。名古屋へは中村公園経由と岩塚経由があり、どちらも程なく出るようとあっては本数の少ないほうに乗るのが性分である。よって後者に。運賃は同じ。ところが時間になってもバスが来ない。目の前の待機所にいる車の中から運転手が出てきて、「ちょっと待っててください!」とこちらに声をかける。ややあって回送の表示を出したバスが現れ、それが岩塚経由名古屋(名鉄バスセンター)行きとなった。先ほどの運転手が乗り込み、「すいません。車輌が故障したので…」と。バスの車輌故障というのは初体験ではないかな。

  昼間は上がっていた雨がまた降り出した。バスは駅を出てすぐの東柳原町から右折して生活道路のような道に入り込む。今回は地図を持参していないため、どこを走っているのかさっぱり分からない。濃尾平野の平坦な道を走り、やがて東名阪道や名古屋高速1号の下を走る。岩塚を過ぎると近鉄や関西本線の線路を跨ぐ黄金橋を渡り、名古屋客車区を一望できる。東海道線などの線路をくぐって左折し、小一時間でバスセンターに着いた。運賃は620円だがトランパスでの乗継割引適用で引去り額は540円だった。

  今夜の宿は愛知県青年会館近くのビジネスホテル「J-ステーション」を。値段がオープン記念価格ながら2900円と格安なので選択した。予約していた旨を告げるとフロント氏は不可解な顔をする。ここへはトラベル経由で予約しており、念のためにと予約完了メールをプリントアウトしておいたので呈示すると、ややあって部屋のキーを差し出される。足を運ぶとツインルームで、手違いでもあったのだろうか。実は翌々日の晩にホテルから門限の案内という電話があった。どうやら27日と29日を間違えていたよう。メールには確かに「27日(月)」とあるのでこちらのミスではない。ホテルかトラベルか、どちらか分からぬが宿泊日の確認は基本中の基本なのでしっかりしてほしい。まさかトラベルは英語で連絡したわけではあるまい。


#18 名古屋臨海高速鉄道あおなみ線

  荷物を置いたら“夜遊び”に出る。大須観音駅が近そうなので、そこから地下鉄で名古屋港へ。駅近くの「四君子 むらさき」の暖簾をくぐる。

   

  タレが自慢という焼鳥に味噌串カツ、焼きナスなどを注文。大衆食堂という風情だが月曜日なせいかお客はそう多くなく落ち着いた雰囲気。料理も旨いし値段も良心的で、一人で入るのがもったいない店だった。「ぐるなび」の割引クーポンがあるので使い、適当に店を出てもう一軒と意気込むも、すでにお腹がくちい。酒も料理もそんなに口にしてはいないはず。でも思えば今日は夜勤明けであり、体がそろそろ休ませてくれと悲鳴を上げているのだろうか。

  近くのコンビニで新聞を買って人気(ひとけ)のないバスターミナルで過ごすことしばし、フェリーふ頭行きの市バスに乗り込む。バス停にはこの路線の営業係数が166とある。乗らないと廃止するぞという脅しなのか。

  

  乗客は拙者ひとり。ターミナルを出て交差点前で中年サラリーマンが乗せてくれと頼むも、運転手は手で×を作る。しかしこれは止むを得まい。築地口でそこそこの乗車がありやれやれ。降りしきる雨の中をひた走って金城橋で降りる。その雨の中をあおなみ線の線路と並行してとぼとぼと歩き、建設中の「新・須田記念館を横に見ると金城ふ頭駅だ。

  ここも人影はない。すでにトランパスの残額が少ないので買い足し、初乗車なのでキップを買ってみると、券売機にはバスとの乗継割引運賃が表示された。こちらもすれ違う列車も乗客は少なく、経営が厳しいのは手に取るように分かる。それでも駅ごとにひとりふたりと乗ってきてやれやれ。先頭車に固まっているのは名古屋駅での階段位置の関係か。

  無事に乗り終えて宿に戻る。名古屋駅の新幹線改札周辺には一部にロープが張られ、「STAFF」という腕章を付けた背広姿や官憲が目につき物々しい。多くのギャラリーが歌手だかダンサーだかのグループのお揃いのシャツを着ているため、おおよその見当はつく。当方には関心がないし、さっさと帰ってホテルご自慢という大浴場で疲れを癒そう。

(※)直前アポ入れ突撃:到着が16時を過ぎそうになる郵便局に対して電話でその旨を伝え、扱ってもらうよう頼んでおく行為。拙者ではないが過去には実行した者もいるという。当然ながら推奨はしないし、断られてもやむを得ない。

【行程】
[新横浜] 11:16(「こだま649号」8号車8D 718-12 =16両)13:46 [名古屋]~[名鉄名古屋] 14:13(名鉄名古屋本線 1561 =6両 440円)14:31 [新木曽川]~[新木曽川駅西] 15:14(一宮市iバス 100円)15:19 [玉ノ井駅東]~[玉ノ井] 15:32(名鉄尾西線 6246 =2両 220円)15:40 [名鉄一宮] 15:58(同 6245 =2両 440円)16:29 [津島] 16:43(名鉄バス 540円=割引後)17:36 [名鉄バスセンター]~(中略)~ 20:32(名古屋市営バス幹築地1系統 200円)20:53 [金城橋]~[金城ふ頭] 21:15(名古屋臨海高速鉄道あおなみ線444H 1303 =4両 270円=割引後)21:38 [名古屋]

シリーズ逆行の旅 ~第16回 多摩都市モノレール

2010年09月09日 | とのさまの漫遊
  我が家からそう遠くない場所に未乗の行き止まり線がありながら放置してきたのは我ながら遺憾である。よって制圧に出ます。

  中原駅0939時の立川行きに乗り、府中本町での武蔵野線への接続も良く、30分ほどで新小平へ。今回の行程をネット検索したら、ここから青梅街道駅まで歩けという勇壮な案を提示してきた。したがって半分だけ説に従う。

  駅を出て北へ進路を取ると、激安自販機がある。500mlのペット飲料も100円で、あれうれしやと喉を潤す。5分ほど歩いた小平郵便局で経験値1とゴム印1を求める。すると印が「ゆうちょ銀行小平店」とあり、こういうケースは初めてだ。

  

  青梅街道駅とは反対方向へ足を向け、小川駅方面へ。ブリヂストン前局、八坂駅前局と徒歩で進む。拝島線は立体交差化工事中。踏切を待っていると電車が徐行で通過していった。

  思ったよりも進行が早くまだ11時なので、八坂からいったん青梅街道へ。ワンマン運転の小平行きに1駅乗り、萩山では跨線橋を渡って国分寺行きにすぐの連絡。青梅街道駅を降りて局を探しうろうろ。いつの間にか一橋学園駅へ出てしまい、駅前局に立ち寄ります。

  多摩湖線電車

  再び多摩湖線で武蔵大和へ。先ほど「はまりん」氏にメールしたら合流希望とのことで、ここで落ち合います。彼は「おとぎ列車」に乗ってきた由。氏が薦める店で昼食の後(後述)、武蔵大和駅前局に立ち寄って近くの清水観音堂バス停から東大和市ちょこバスに乗り込みます。1248時の内回り便は2~3分遅れた程度。発車するといきなり住宅街の生活道路に入り込むのはコミュニティバスならでは。乗客は席が埋まるくらい。多摩湖に近いところを走るけど湖は見えず。20分ほどで上北台駅に着いた。運賃は100円なり。

  ちょこバス(上北台駅前にて)

  ここからが本日のメインイベント(のはず)、多摩都市モノレールに乗り込みます。はまりん氏はただ暇つぶしについてきたわけではなく、立飛駅近辺に用事もあるとのこと。差し支えないようなのでこちらも同道します。それならとモノレールの1日乗車券を購入したほうがよかろう(850円)。日暮里舎人のときもそうだったが、1日乗車券の発行駅が終点駅というのも「逆行」の楽しみではある。

  はまりん氏曰く、立飛駅は開業時では完全に私有地内だったため一般客は外へ出られなかったそうな。今では一般道も通り、下車客もかなりいた。近くの宗教施設へと向かう人が多いようだ。

  氏の用を終えて立川幸局で経験値(略)し、こんどは泉体育館駅からモノレールに。そういえば全国の鉄道駅で下車したと豪語するマニ、もとい剛の者がいるけれど、拙者の場合は乗車しかしていないケースが山ほどある。こういうのはどう判断すればいいのだろう。

  はまりん氏は用務のため高幡不動で下車して京王線に。拙者はさらに進んで中央大学・明星大学で降りて中央大学内局へ。大学構内にあった簡易局の頃には来ていたけれど、駅前に移って特定局になってからは未訪だった。それも来ていたのは2003年2月6日で、廃局になったのは同月末とのこと。当時は廃局なんて知らず、運が良かったのだろう。

  さらに次の大塚・帝京大学駅でも下車して駅前局へ。今日はここまでで、9局と実に自然体であった。

  多摩センターから中原までは京王、小田急経由とも同運賃で、登戸駅の混雑を避けて京王で帰途につきます。やって来た調布行き各停は都営の10-300系。悪しき標準化を蔓延させた“走ルんです”を『国電の文明がもたらした害悪』と都知事は言い放たないのかどうか。


【今日の昼食】
手打ちうどん きくや(東村山市廻田町2丁目12-13)
 ☆LL冷汁天付き 600円
   はまりん氏ご推薦といううどん屋にて昼食を。武蔵大和駅から八坂方面へ線路沿いを南下。住宅地の中をてくてく歩き、こんなところにうどん屋なんかあるのかと怪訝に思うも、嫁はんの実家を思えば大したことない。7~8分ほどで着き、幸いにしてすいていた。「LL」とは量のこと。Lから5Lまで5段階。なにがどの程度なのか分からず、とりあえずLLの天ぷら付きに。足りなければプラス50円で追加できるのはありがたい。でもこれで充分足り、ずいぶんと小食になったものだ。はまりん氏は5Lを平らげ、さすがはヤングの食欲である。

シリーズ逆行の旅 ~第15回 芝山鉄道

2010年08月19日 | とのさまの漫遊


  インターネットなる文明の利器は、拙者のようなへそ曲がりの欲求をもいとも簡単に満たしてくれる。ということで小旅行に出ました。行き先は千葉、芝山鉄道と、先月開業したスカ、もとい成田スカイアクセスを視察します。

  小杉から横総線で千葉へ。万葉軒の「とんかつ弁当(480円)」を買って朝食にします。総武本線の発車案内は「5両」とあるので211系か。群馬からの流れ者車輌だ。他に埼玉からの流れ者車輌もいる。列車は上りの折返しで、ラッシュもピークを過ぎているとはいえ5両とは恐れ入る。勝手に乗車位置を作って平然と割り込もうとするババa、もといおばちゃんがいるのは定石というべきか。4人組かと思ったら2人組×2だった。駅員は目の前にいたって注意もしない。途中駅でも降りる人を押しのけて乗ってくる輩がいたりと、流石は千葉文化である。

  総武本線211系

  車内はロングシートなのだが佐倉を過ぎたら閑散としたので弁当を開く。このとんかつ弁当には「上」なるものがあったのだが今は売ってないよう。かつて聞いたら、カツが大きくてご飯の量が多いのだと。それは俗に“大盛り”と言わないか。

  

  成東の次の松尾で下車。(写真)駅前をぶらついて経験値1とゴム印1、さらに風景印1を入手する。ここから「芝山ふれあいバス」で芝山千代田を目指します。

  芝山ふれあいバス

  1003時の便に乗客は拙者とばあさまがひとり。なぜか時間になっても動き出さず3分ほど遅れて発車した。街道を走ったかと思えば鬱蒼とした雑木林の中の細道を往ったり車窓はバラエティに富む。30分近く走った福祉センターでばあさまは下車して拙者ひとりに。その後も乗車はなく、信号もないため無停車というより“無停止”で走る。役場などに芝山鉄道延伸を願うスローガンなどが見えるものの、果たしてどれほどの利用があろう。久しぶりに信号機を見たら千代田で、終点はもうすぐ。定刻に芝山千代田駅へ着く(冒頭写真)。これで200円は乗り得だった。

  駅前には観光協会だかが運営する食堂があるけど、まだ昼には早い。190円の乗車券を買ってホームへ。プツンと途切れた高架が先へと続く日は来るのだろうか。

  やってきた電車には官憲も乗っていてものものしい。「日本一短い鉄道」だけあって乗車はあっけなく終了。早々に東成田で降りて空港第2ビルへ向かいます。500メートルという地下連絡通路は東扇島への歩行者通路を思い出させます。こんなところ通る者もなかろうと思いきや、2人組のヤングとすれ違ったのには驚いた。第2ビル駅へ着き、キップを買えばそのまま電車に乗れるけど、せっかくなので外へ。それには関所で検査を受けるのだが、掛員は改札口ではない場所からの出現にみな意表を突かれたよう。座って談笑していたのが慌てたように立ち上がって挨拶してきます。

  関所は難なく抜けました。小杉で買った飲料に「Tokyu」なる文字が書かれたシールが貼られていたのを思い出し、密輸を咎められまいかと思ったが杞憂だったようだ

  

  羽田行きアクセス特急は京急の「氷金時」。新根古屋信号場で交換待ちして成田湯川でスカライナーに抜かれます。120キロで走っているのに、視界が広いせいかスピード感はそれほどでもないような。印旛日本医大で普通列車に乗り換え印西牧の原へ。ここまでのキップを買うのにちと手間取りました。券売機で千葉ニュータウン中央や新鎌ヶ谷などへはすぐに買えるのですが、アクセス特急通過駅は「印旛日本医大接続」というボタンを押さないと表示されません。

  印旛(略)からの列車は次の牧の原止まり。先へはすぐの接続ですがここで下車します。開業間もないころに来たときは原野の中に駅だけがあるという風情でした。今はショッピングモールなどもありますが人通りはそう多くありません。

  

  昼食の後、「印西ふれあいバス」(写真)で千葉ニュータウン中央駅へ。なんだか「逆行の旅」というより『コミュニティバス愛好会』のようちばレインボーバスが受託していて、特筆すべきはバス共通カードが使えていたこと。ICカードも使えます。ここもコミュニティバスらしくあっちへこっちへぐねぐねと。住宅街の生活道路へ入り込んだり、どこを走ってるのかさっぱりわからない。でもこれで100円なら大いに楽しめました。

  その後は東松戸で武蔵野線に乗り換え西船橋へ。駅近辺の〒2か所を制圧します。駅前局の近くに秘密のキップ売り場があり、トーチカの回数券を扱ってました。270円券なら渋谷まで行かれるし、時差券もあったので秘密価格で購入し、東西線銀座線経由で帰宅しました。


【今日の昼食】
カフェオゾン(印西市原1-2 BIGHOPガーデンモール印西1F)
 ☆しらすDON 500円+スープ 150円
   今回は行く場所が場所なので昼食については下調べしておきました。クーポンも発見し、会計は10%引きに(表記は割引前)。オサレなカフェにシラス丼のミスマッチぶり、さらにポタージュという組み合わせが珍しいですけど、これがなかなかどうして。ただもう少し量があればなぁ。あくまで女性向きの店でしょうか。


【行程】
[武蔵小杉] 7:20(横須賀線600S 15両)7:39 [東京] 7:43(総武本線763F 15両)8:24 [千葉] 8:39(同333M サハ211-3077 =5両)9:27 [松尾] 10:06(芝山ふれあいバス 200円)10:41 [芝山千代田駅] 11:10(芝山鉄道 3016-8 =6両 190円)11:13 [東成田]~[成田空港第二ビル] 11:54(京成成田空港線 1137 =8両)12:16 [印旛日本医大] 12:24(北総線 3737 =8両 730円)12:28 [印西牧の原] 13:23(印西ふれあいバス 100円)14:09 [木刈中学校前]~[千葉ニュータウン中央] 14:48(北総線 3733 =8両 600円)15:10 [東松戸] 15:15(武蔵野線1409E モハ205-5022 160円)15:24 [西船橋]~以下略

バス共通カード消化作戦

2010年08月11日 | とのさまの漫遊
  去る7月31日土曜日、バス《共通》カードの利用終了を迎えるに当たり、残額の消化にいそしみました。

  所用で台場なんていう洒落た方面へ行ったため、帰りは土日のみ運行の都05系統で東京駅へ。東京テレポート駅1724時発の最終(!)便に乗客は10名ほど。系統名が「都」とあるからして基幹系統なのだろうけど本数といい寂しいもの。

  有明コロシアムの裏手を通り、将来は豊洲市場となる予定地の中を通ります。この間、晴海大橋を渡って晴海三丁目までバス停はなく急行便のような様相です。頭上にゆりかもめが通る他は未開の原野の中を走っているよう。その向こうに見える高層ビル群との対比がまた味わい深い光景です。

  東京駅は丸の内南口へ。そこから東98系統に乗り換え。1808時発は都営の等々力駅前行き。乗客は少ないなと思ったら、魚藍坂下で1本前の東急バスに追いついてしまった。あちらがだいぶ遅れていたのか。

  “ハイバックシート”の最後部でマターリ過ごして終点の等々力駅前へ。あとは電車で帰宅しました。

  そして川崎市営バスだけが10月末までの“延長戦”に突入。そこへ沖縄在住氏が帰省しているとのことで、昨日10日に市バス乗りつぶしと相成りました。

  武蔵溝ノ口駅で待ち合わせ、まずは7月31日に運行開始した溝19系統の延伸区間(おし沼~向ヶ丘遊園駅)に乗ってみることに。ところが今はまだ暫定運行ということもあり本数が少なく、ダイヤを調べて遊園側から乗るのが得策と判断。まずは電車で登戸ヘ。せっかく来たのだから「稲毛屋」という立ち飲み居酒屋の消息を尋ねてみよう。駅周辺には見当たらず、交番で官憲に聞いても判らないどころか店のことすら初耳だったよう。104の番号案内にまで電話して調べてくださったものの判明せず。えにっきの過去ログを調べると2006年3月31日の時点では仮店舗で営業しており、その後に廃業してしまったのか。礼を述べて遊園駅へ徒歩で向かう。

  いざバスに乗ろうという段になって、後のことを考え一日乗車券を購入しようということに。400円だから2回乗れば“もと”が取れる。しかしながら磁気券などはなくICのみ。遺憾ながら千円チャージする。この扱いは独禁法に抵触するのではないかとかねがね思っていたが、拙者以外は誰も疑問に感じないのだろうか。東急バスが磁気式を存続させているのも、そこが気になったからではないかと思う。

  1441時の便に乗客は10名ほど。次の駅入口でも乗ってきてかなり賑わう。需要はあったわけだが、おし沼近辺の峠越えの道が狭かったためバスが入れず、拡幅完成でバスの乗り入れが叶った。

  真新しいバス停や綺麗な道路を目にし、急勾配を上っておし沼へ。かつて自転車を押して歩いた狭い道とは見違えるほどだった。

  溝の口へ戻って次は1530時の溝25系統で高田町へ。ここは沖縄氏の希望による。なにせ横浜市内で唯一バスカードが使用できる場所なのであって。といっても当方には勝手知った場所しか走らない。それでも谷中から県営久末へ向けての急勾配や沿道に広がる畑など、計500万大都市を走るとは思えない風景も見られます。

  高田町からは1631時発の同じく溝25系統で。しかし井田営業所行きの出入庫系統です(冒頭写真)。久末谷戸から鷹巣橋までの区間はこの系統のみが通ります。尻手黒川線に出て1645時に営業所着。バスを降りて慌ただしく歩き始めます。目的地は山を登った上にある総合リハビリテーションセンターです。1700時の杉01系統小杉駅行き最終に間に合わせるべく、矢上川を渡って急坂に挑みます。

  登りきって右手へ進めば10分もかからず着きました。バス停は(仮称)中央療育センター建設中のため若干移動しています。井田病院から来た小型の車輌に乗客は3名ほど。沖縄氏が息を切らして登ってきたのに下りるのはあっけないほど。バスは品鶴線小杉駅へ寄ってから南武線側へ。市内在住の高齢者で南武線、東横線⇔品鶴線の乗り換えにバス利用という人もいるのではないかと意見が一致した。

  拙者は実家へ行く用事があるため区役所前で降りて沖縄氏と別れました。パチンコ屋の前にお馴染みのポチくんがいて、拙者を見てそわそわしだすも、今日は遊んであげられないんだよ~、ごめんね~!(でも写真だけは撮る

  

  結果としてバスカードの残額がいくらか残っており、10月31日に使い納めを目論んでおります。

昨日のおみやげ

2010年04月20日 | とのさまの漫遊
  では昨日のおみやげを紹介します。

  右は「ネモフィラの風」というお菓子です。山芋や米粉などで作った皮の中にカスタードクリームかブルーベリーの餡が入ってます。(写真はカスタード) 海浜公園入口前の売店で売ってました。値段は12個入りが1000円、8個入りが700円でした。お味はまぁまぁ。コーヒーよりお茶が合うかも。見た目は洋菓子、味は和菓子といった感です。

  次いで左に並ぶは日本酒です。そのうち右は根本酒造の「奥久慈水郡線」。もう銘柄だけで買いました。左は酔富銘醸の「きぬひかり 生一本」、共に純米酒です。そう一度に飲めないので、またのお楽しみとします。

  ちなみに昨日、水戸駅構内の蕎麦居酒屋で飲んだのは吉久保酒造の「一品 生酒」です。後に酒屋で買ったら1本400円で、先の居酒屋では750円だったので良心的なほうでしょう。

シリーズ逆行の旅 ~第14回 ひたちなか海浜鉄道湊線

2010年04月19日 | とのさまの漫遊


  前回の日暮里舎人からおおよそ2年ぶりとなる「逆行の旅」です。でもなにせ盲腸線でないと実現できない旅なのでして…。

  今回のキップは「ひたち往復きっぷ」のグリーン車を。都区内から勝田までだと9400円です。普通車用が7000円なので、片道あたり1200円の追加でグリーン車に乗れるわけです。中原で西大井まで160円の乗車券を買い、小杉ではいったん改札外へ。30分以内なら改札を出ての乗換えが可能です。その間に朝食を調達というのは自然体であります。上野駅の売店で湯沸しポットが見えたため味噌汁を買い足し、ちょっと豪華な朝食です。

   (右)デッドセクション通過中(写真は復路)

  グリーン車向けサービスの膝掛け毛布を使って朝から優雅に過ごし、もっと乗っていたいのを我慢して勝田で降ります。今や数少ない「特別急行」と称せる列車ではないかな。ここからはひたちなか市スマイルあおぞらバスなるコミュニティバスを。便数は少ないものの運賃が100円と安い。車内はほぼ満席で中学生と思しきヤングが多く、いずれも私服姿で、都内でも見かけたが昨日が行事か何かで代休なのだろうか。
  街道を走ったかと思えば細い生活道路へ踏み込んだりというのは、こういう路線ならでは。平凡な風景の中にも変化を見られておもしろい。

  

  シネコンもあるジョイフル本田東でヤングたちは降りた。お目当ての映画でもあるのだろう。こちらは次のファッションクルーズで下車。店内を見物したり、ハガキを買って友への通信文を書いたりして過ごし、ひたち海浜公園へも足を運んでみます。でも中に入るほどの時間はないため外観だけで。

  

  公園からのバスは「那珂湊コース」と称する路線。先ほどのは「市内循環コース」といいます。(行程の詳細は最後に) 車内はお年寄りで満席。足を踏み入れると車内に膏薬だろうか薬のニオイが充満している。言っちゃ悪いけど車内環境はよろしくない。海が見える場所を走ったりしながらいったん阿字ヶ浦駅を通り越して磯崎郵便局で降り、ここで今日初めて経験値1とゴム印1を求めます。

  阿字ヶ浦駅近くから

  再び湊線の線路を越えて農協が受託する阿字ヶ浦簡易局へも。そして駅へ戻り、今日のメインである湊線を試みます。やって来たのはあれあれ、古豪キハ2004ではないか。
  
   
  

  カラカラと乾いたアイドリング音にマニュアル進段、そして自動ブレーキと、もうこれだけで幸せです。(笑)
  せっかくなので那珂湊で途中下車を。硬券入場券やひたちなか海浜鉄道開業1周年記念乗車券を求めます。詳細は後述しますが昼食でのんびりしたため殿山からの列車は駆け込みに。駅員氏がタンマ(死語)をかけていてくれたため乗れました。それでも殿山簡易局でしっかり経験値(略)しているのですが。
  再びキハ2004の客となって勝田へ。10‰程度の勾配でも直結段ながらエンヤコラ上るのは旧型気動車らしい。金上駅では交換設備の設置工事が行なわれており、増発の計画でもあるのだろうか。

  無事に“逆行”を終え、これでまたひとつ「乗車しかしていない終点駅」を増やしました。その後はもうひと仕事。普通列車で赤塚へ移動し、ここの国鉄バスを制圧します。赤塚駅南口へ入る便もあるのですが夕~夜間の2本だけ。しかもバス停ひとつ分なので“徒歩代行”しました。スッキリしないようなら改めて制圧に来ましょう。

  1612時から僅か6分後と高頻度運転に驚くも、常磐大学前で学生が大挙して待っていた。下校時刻に合わせているよう。茨城交通利用も多いようで立ち客が出るほどでもない。女の子ばかりなのは短大が併設されているせいか。
  赤塚~水戸は所定350円のところ、ICカードで支払えば2割引きとの由。先月チャージした分があるためそれで支払いました。

  赤塚から乗ってきたバス(水戸駅北口にて)

  水戸駅からはもうひとつ、城東車庫へのヒゲ線もある。夕方のみの運行で1811時であることを確認し、駅構内の蕎麦居酒屋で一杯。18時ごろに乗り場の前を歩いていると「城東車庫」の表示を出したバスが乗車口の扉を開けているではないか。入庫系統なのでダイヤなんかあってないようなものなのか。いそいそと乗り込み、那珂川にかかる水府橋の手前で右に折れ、10分足らずで車庫に。ここも所定160円のところICカードで130円でした。駅への便は明朝までないため徒歩で戻ります。それでも15分くらいでしょうか。

  奥が乗ってきたバス

   

  最後に上の写真から。(左)「JR関東鉄道バス」って、2~3社混じってるような…。
  (右)今日は7局(内、簡易3)で貯金をし、実に自然体でした


【今日の昼食】 
酒坊ひころく(ひたちなか市和田町1丁目5-10)
 ☆日替りプレート 880円
   今日はまぐろ刺身とチキンカツ。那珂湊駅を降りて市場へ行ってあちこち店を見るも、観光客相手ともあってかちょっといい値段。諦めて勝田まで我慢するかと殿山方面へ歩き出したところ、通りから引っ込んだところに見かけました。暖簾が出ていたので足を向けると「営業中」の札が。先客は三十路と思しき女性客3人組だけ。小さなお店ながら店内にはジャズが流れるなど小洒落た雰囲気です。料理は先述のメインのほかに、魚介のマリネ、蓮根のきんぴら、そしてドリンクとデザートも付いてました。那珂湊駅で提携店の割引などが受けられる湊線乗車証明書をもらっていたのですが、それを使うよりも安くて美味しいものが食べられたかもしれません。写真のニャンコはここの「店長」とのこと。でも入れてもらえないんです。

【行程】
[武蔵小杉] 6:57(横須賀線522S サハE217-18 =15両)7:14 [新橋] 7:19(京浜東北線 モハE233-1437 =10両)7:32 [上野] 8:00(7M「スーパーひたち7号」 サロ651-8 =11両)9:25 [勝田] 9:40(ひたちなか市スマイルあおぞらバス市内循環コース ¥100)10:14 [ジョイフル本田・ファッションクルーズ] ~[海浜公園西口] 11:28(同那珂湊コース ¥100)11:53 [磯崎郵便局]~[阿字ヶ浦] 12:39(湊線126列車 キハ2004 =1両 ¥260)12:51 [那珂湊]~[殿山] 14:03(同130列車 キハ2004 =1両 ¥380)14:21 [勝田] 15:24(常磐線 1428M サハE531-15 =10両 ¥230)15:37 [赤塚]~[赤塚駅北口] 16:18(JRバス関東水都東線 M527-94307 ¥280=割引後)16:51 [水戸駅北口] 18:02(同 M527-96308 ¥130=割引後)18:09 [城東車庫]~[水戸] 19:27(58M「スーパーひたち58号」 サロ651-1 =7両)20:35 [上野] ~以下略

夜勤明けなんのそのⅡ

2010年03月13日 | とのさまの漫遊
  夜勤を終えて、せっかくなので今日開業した小杉新駅を視察するという実に自然体であります。

  用務客や物見遊山の人々に加えて、ひとりでニヤケ顔の見るからに鉄ヲタ多数というのは毎度のこと。仮設のため狭い通路はそこそこ歩きでがあります。でもその狭い通路に立ち止まって“会議”やら撮影やらは考えていただきたいもの。今日じゃなきゃ撮れないわけでなかろうに。

  家に帰ってからしばし、旧知からメール。今日中に新改札をICカードで出場し、履歴印字すると面白いものが表示されると。それならと他に用もあるので再度出撃を。

  せっかくなので向河原へ。新改札から南武線乗換えならこっちのほうが近いんじゃないかな? 普通乗車券ではムリでもフリーきっぷ類や、例えば錦糸町~小杉~平間などの定期券ならこちらを勧めたい。

  南武線に一駅乗って再び新改札へ。履歴印字すると、なるほど…

  

  利用駅表示が「----」ですか

  結果報告のメールを送ると、別の旧知から「逆パターンだとどうなるのか」と。はいはい、行ってまいります 結果としては…

  

  通常どおりでした。なお先の「----」は今日限りで、明日以降は通常の表示になるそうです。

  向河原へ向かう電車には新駅開業記念のヘッドマークがありました。冒頭写真は向河原で。警笛を鳴らされるほどの小杉に比べてこちらは拙者ひとり、静かなものでした。

  向河原からは線路に伝うようなかたちで小杉へ。高さ140cmほどの通称“児童通路”の跡は塞がれ、隣の道に広くてエレベータもついた新しい通路ができていました。24時間通行可能になったのが今月からという掲示があり、前は夜間閉鎖だったのね。

  イトーヨーカドーで買い物して徒歩で帰宅。向河原から歩いて帰ってきたのか いい散歩になりました。

おみやげ其の弐

2009年10月05日 | とのさまの漫遊
  信州のおみやげ第2弾です。左が蚕のさなぎ、右がハチノコの、それぞれ甘露煮、奥はイナゴの旨煮です。

  イナゴは嫁はんの実家の自家製。他もスーパーでフツーに売られてます。ハチノコは今や高級品でいささか値も張りますけど(でもひとパック千円ほど)、さなぎやイナゴは手頃な価格です。

  気になるお味は、拙者は好きですけどね。さなぎはやや苦味がありますけどビールのつまみにも適してます。

  来年10月には「信州目的地期間」が実施されるそうで、すでにプレイベントとして記念駅弁が開発・販売されているそう。でもこれらはまず入らないでしょうなぁ。

  どうせなら中身がイナゴやハチノコもアリという「ロシアンおやき」なんていかが? ハチノコだと当りかハズレかわかりませんが。

  ちなみに虫を食べるのは長野県でも中南信地方、おやきは北信地方の名産なので一緒になることはないのだとか。

おみやげ其の壱

2009年10月02日 | とのさまの漫遊
  では信州のお土産を紹介します。

  左からおなじみ五一わいんの「シャルドネ2007」、松本は岩波酒造の「岩波」純米吟醸、そして辰野は小野酒造の「夜明け前」純米吟醸生一本です。

  ぜんぶ一度には開栓できないので、シャルドネをまず試してみました。醸造から2年もたてば酸化防止剤のえぐみも消えて、まろやかで芳醇な口当たり。願わくばジンギスカンやイナゴの佃煮で一杯といきたいところです。



  そしてこちらは一段と廉価な“農民菓子”です。そういって売られているわけではなく、我が家で勝手に称してるだけです。

  何種類かのお菓子が詰め合わされ、それぞれ個包装なので、農作業の合間に汚れた手でも食べられるというもの。もちろん家庭でのお茶請けにもバッチグー!(死語)

  どこにでもありそうな感じですけど、近辺のスーパーでは見かけません。ヤング向けではないのは確かでしょうから。

ただいま

2009年09月29日 | とのさまの漫遊
  26日より行っていた嫁はんの実家から戻ってまいりました。

  帰りも高速バスですが、塩尻からは電車で。115系のボックス席に腰を下ろすも、時間になっても電車が動かない。ホームでは何人かの駅員がせわしなく動き回り、車内に向かって「辰野方面の方いらっしゃいますか?タクシー代行します!」と声を大きくしている。

  これはただ事ではないけれど詳細は不明でした。

  辰野からの電車の接続を待って、8分ほど遅れて発車。これでは岡谷の発車時刻には間に合わず、下諏訪も微妙。よって上諏訪まで“鉄道代行”とする(運賃は別途)。

  上諏訪でバスを捕まえてやれやれ。帰りは国鉄下諏訪自動車営業所の担当。諏訪バスに比べて座席はしっかりしているけどフットレストがない。走りもゆとりが感じられ、時間厳守なのか早着はない。時間厳守しすぎて新宿到着は5分ほど遅れました。

なにがある?なにかある!

2009年09月28日 | とのさまの漫遊
  せっかくの平日に何もしないのはもったいない。よって散策に出ます。塩尻駅から中央本線の電車でひと駅、小野で降りてみます。

  その前に家を出たらニャンコに遭遇して3分ほどロス



  塩尻駅の3,4番線ホームの松本方には新聞に出ていた葡萄棚があります。このホームには通常、1~3両編成程度しか停まらないため、空きスペースの有効活用も兼ねているのでしょうか。



  そのホーム(3番線)から1両の電車で向かいます。(写真奥)形式はクモハ123、主に辰野‐塩尻の区間運転に充当される、荷物電車からの改造車です。登場直後は車内に飲料の自販機があったのですが、もうかなり前に撤去されました。拙者もこのクルマに乗るのは18年ぶりくらいか。そのころは自販機で喉を潤した記憶があります。



  全電動車編成(当たり前)ならではの高加速を味わい、善知鳥トンネルを越えて10分ほどで小野へ。かつて主要幹線だった名残でホームは長く、1両だけの電車が小ぢんまりと停まる様は栄枯盛衰を表すよう。それでも12両の停止位置があるのは、臨時列車や事故時の迂回路になるためなのか。

  駅を出て北へと進路を取ります。駅は辰野町に属してますが、小さな川を越えると塩尻市になります。その少し先の線路際に北小野郵便局があり、不退転の決意で正面突破して経験値1とゴム印1を求めます。



  局への途中に斯様な看板が。リニアができたとて中信地方にまで恩恵があるのかどうか。



  局を出て進路を変え、地図に「古田晁記念館」とあるので足を向けてみます。氏は筑摩書房の創始者でこの地が出身とのこと。記念館は入館無料ながら土休日のみ開館との由。残念至極であるが、もとより月曜でもあり、期待はしてなかった。

  拙者はよく「○○へ行ってきた」と言うと、何があるのかと問い返されます。何がなんて期待して足を運ぶわけでなし、なんかあるだろうとしか考えません。「なんにも持たず、ちょっとだけストレンジャー」と言うではないか。でも通帳くらい持って歩くのが自然体というものだろう。収穫がないのもまた旅の一興であります。

  その後も街をぶらぶら。辰野町へ戻って小野郵便局を正面突破する。こんなと言っては失礼だろうが、小さな町で2局もあるとは驚異に値しよう。

  駅前の食堂で昼食にして、13時の電車で塩尻へ戻ります。小野駅は15時半までは簡易委託のおっちゃんがいて短距離のキップを売ってます。もはや硬券なぞ望むべくもありませんが、記念にも1枚求めておきました。


塩尻の葡萄

2009年09月27日 | とのさまの漫遊
  朝日新聞9月23日付「青鉛筆」欄に、塩尻駅ホームに実る葡萄の記事が載っていました。(アサヒコムへは24日付で掲載)

  作っているのはメルローとナイアガラの2種類。紙面の記載には「ホームは水はけがよく、照り返しで畑より温度が高めのため、ブドウづくりに適していた」とあります。

  でもちょっと待ってね。サイトの記載には「果実は、地元のワイナリーや、観光案内所の試食用、子どもたちのブドウ狩りに提供する」(下線拙者)とあるけど、紙面には「(果実は)地元のワイナリーや観光案内所の試食用に提供するため、『ブドウ狩りはご遠慮を』と江守茂雄駅長。

  なんだ、結局はブドウ狩りするんじゃないか。無許可で狩るなってことでしょう。

  でも加工用品種のメルローはそのまま食べてもあまり美味しくないとは、地元出身の実家でブドウ栽培もしている嫁はんの談です。

  さて、今日はまず午前中に街へ買い物に。塩尻市は市制50周年とやらで、イトーヨーカドー前でイベントをしています。そのイトーヨーカドーへ。ちなみにここの1階食料品売り場はアップルランド(通称“松電”)系の「デリシア」という店舗なので、アイワイカードnanacoは使えません。そのかわり東京近郊でもおなじみ「八社会」ブランドが置かれています。

  午後は嫁はんの実家所有のブドウ畑へ。嫁はんは収穫作業、拙者は見学です。生食できるものもありますけど、大半はワイナリーに出荷されます。お許しが出た房は、直接むしって食べてみると流石にウマー

  

  これはスチューベンという品種で主に自家用に。冒頭写真コンコードという品種です。後者はジュースやワインの原料としておなじみですが、生で食べるのは貴重な体験とのこと。というのは、皮が弱いために少しの衝撃で破れてしまい、輸送に耐えられないのだそう。そのため店頭に並ぶことがないんだとか。値段は…、市販のジュースの価格から推して知るべしでしょう。ここぞとばかりにむしゃむしゃ食べました。ジュースと同じ味です(当たり前だ)。

  

  これは食卓に上ったものの正体不明の品種だと。そこで品種について記された業務用資料を見てみると、シナノスマイルという新品種ではないかとのこと。作ってる人が知らないって…。

  ちなみに今年の葡萄は出来がいいそうで、新酒(ヌーボー)も期待できそうだとのことです。(あくまで塩尻での話です。念のため)

  最後に“松電”で買ってきたコーヒー牛乳です。紙蓋にフィルムって久しぶりに見ました。昔は銭湯でおなじみだったんですけどね。

  

信州へ

2009年09月26日 | とのさまの漫遊
  少し休みができたので嫁はんの実家へ。嫁はんは先行してます。

  今回は寄り道はせず、往復とも高速バスを使います。往路は新宿西口の高速バスターミナルを1420時に出発する岡谷行きで。担当は諏訪バス。嫁はんもその友人氏も、異口同音に「高速バスならアルピコだよ」とのたまいます。

  諏訪バスは2度目ですけど、走りが快適で、勧められる理由が分かるような気がします。

  ところが隣に座ったジジ、もといご老体がとにかく酒臭い上に裂きイカをしこたま食べたような臭いを漂わせ、さらに股の蝶番が壊れたのか短い足を精一杯長く見せたいのか、大股を広げて拙者のテリトリーにずいずい侵食してくる。これがヤングなら怒鳴りつけるところであるが(笑)、双葉での休憩時に運転手に申し出て席を移らせていただく。幸いにして最後部が空いているとのこと。

  岡谷へは15分ほど早着。駅前の「ララオカヤ」で時間つぶしを。相変わらず1階だけ営業中の中にインターネット体験コーナーがあり、この記事はそこで下書きさせていただいた。申し込み制ですが無料で60分使えます。

  他にも館内をうろうろ。「うなぎのまち岡谷」という幟を出す店があります。好物のうなぎの骨を求めます。塩味を買ったら、タレのを少しおまけしてくれました。これで酒のつまみを確保できました。

  電車で塩尻へ。駅で嫁はんと落ち合い、嫁はんの昔なじみの店「五千石茶屋」で一献。馬刺しや山賊焼き(※)といった郷土料理などを楽しみました。


(※)山賊焼き:味付けした鶏モモ肉を、細かく切らずにそのまま唐揚げにしたもの。シンプルだけどうまい。

ひかり313号とこだま473号

2009年09月23日 | とのさまの漫遊
  「そういえばあれから10年たったのか」

  意外とその10年が短く感じられなかったのは、それが昨年暮れまで存在していたからかもしれない。

  “それ”とは世界の鉄道史上に残る名車、いわゆる0系新幹線電車であります。でも拙者は日本の高度経済成長を下支えしたのは、ウグイスやオレンジなどに塗られた「国電」の象徴、103系電車ではないかなと思う。

  それはさておき、拙者は「葬式」というものを好まない。好きな人がいるかどうかは別として、路線や列車の廃止だ引退だというときに限って大騒ぎするのはどうかと思う。日ごろはオンボロだポンコツだのと言っておきながら、消えるとなれば掌を返す有様は虫唾が走る。

  そのように他人の家の棺桶を持ち込んで泣く趣味はないけれど、“身内”となれば話はまた違う。緑の東急3000系電車や、東海道線東京口の113系、東横線の横浜‐桜木町など、最終日までつきあったケースもあります。

  そして10年前の1999年7月31日、東海道新幹線で引退記念運行された0系使用の「ひかり313号」にも乗りました(冒頭写真)。

  当時は名古屋在住の知人とともに同列車の客となるべく、まずはなぜか五反田駅へ。というのも、当時は同駅4階にある改札口が自動化されておらず、キップに“鋏”を入れてもらうというのが目的だった。写真をご覧になれば、キップの下部に半円形の切り欠きがあるのがお分かりいただけるでしょう。

  東京駅で友人らの見送りを受けて憧れのひかり号へ。新幹線を仕事で使うことがほとんどなかった拙者にとって、新幹線にはセンチメンタルな想い出しかない。新横浜を全力で通過し、ふたりで「夢の超特急」に酔いしれた。

  そして同年9月18日、名古屋行き「こだま473号」をもって東海道新幹線から0系は姿を消した。このときは承前の名古屋在住氏を含めて8人で乗り込んだ。ホームには1200人の見送り(当時の報道から)、でも車内はようやく席が埋まるくらい。そんな拙者も時間と予算の兼ね合いから三島で降りた。ひとつの想いが消えていくようだった。

  最近の車輌はどれも画一的で個性に乏しい。0系も画一的と評されたことはあったけれど、こだま号向け4列シートの指定席やビュッフェ(晩年は売店)など、今では見られない設備があった。もっとワクワクさせてくれる設備・サービスが登場しまいかというのは、永遠の鉄道少年たちにとって共通の想いではなかろうか。

  そしてそんな折、ひとつの鉄道趣味者たちの会が幕を下ろすという報に接した。この話はまたいずれ。

昨日のお土産

2008年10月13日 | とのさまの漫遊
  昨日買ってきたお土産です。宇都宮といえば餃子でしょうけど、嫁はんがあまり食べないので地酒にしました。

  写真左(外側)から、益子町は外池(とのいけ)酒造の「燦爛(さんらん)純米」、右(内側)は市貝町は惣誉酒造の「惣誉特別純米五百万石」です。

  どちらも値段は1200円弱ながら、燦爛は4合、惣誉は500mlです。お味はというと、前者は辛口で魚や天ぷらなどに合いそう。後者はやや辛なれど口当たりまろやかで、おでんなどの煮物や焼き鳥で一杯というのが最高かも。

  秋はお酒も魚もおいしくなりますなぁ。もっとも関係なく一年中飲んでるわけですが。