工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
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魁!松田塾『パフォーマンス発揮のためのメンタルコントロール』 その3

2012年10月25日 14時57分16秒 | サッカー馬鹿
試合に勝つにはどうしたらいいか、良いプレーをするにはどんな準備をすべきか。結果に拘るあまり不安から消極的なプレーをしてしまうより、精一杯の準備をして不安を解消し積極的にプレーする方が、よりZONEに入りやすくなるのは明白です。



勝つためだけに戦うと、敗れた時にメンタルが持たない。何かを達成するためにプレーすれば、達成した時点で終わってしまう。選手である以上は試合に勝つ事もあれば負ける事もあり、目標を達成してもまた次の目標を見つけなければならないのだから、結果だけではなく常に成長するために練習をして試合をするんだという意識を持つ事、変化し続けてそれを楽しむ事が大切なのだと、熱く語っておりました。

最後はリーダー論。



全般的には選手に対してどう接したり、どう話をすれば説得力を持てるかというお話だったと思います。
印象に残ったのはお酒の話。お酒が好きな松田監督ですが、試合前日は絶対に飲まないそうです。勝負をする上で何かを我慢する事は重要だと。「監督がお酒飲まなくても何も変わらないとは思うんですけどね、試合前日は絶対に飲まないようにしています」と申しておりました。最後は深く祈るという事からも、試合においてメンタルコントロールをする前段階の準備も非常に重要なのだと認識しました。

最後は会場からの質問への回答。



Q)昨年まではスーパーサブ的な役割だった廣瀬選手を、今季スタメン起用している理由は?
A)簡単に言えばロボ選手とチェ・クンシク選手がいなくなったから。昨年はふたりのサブとして仕事をしてもらったが、ロボ選手はゴールという結果でチームを引っ張るタイプだったのに対し、廣瀬選手は試合をコントロールできる選手。ピッチの中では監督の代わりになれる存在なので、実は昨年もスタメンで使いたかったし、使えばよかったと後悔している。

A)三浦知良選手をどう見ているか?一緒に仕事をした際のエピソードは?
Q)ひと言で言えば「ナルシストでおめでたい奴」(会場爆笑)。良い意味で自分が一番好きなんだと思う。そうでなきゃあの年まで現役でいられない。やっぱりカズは素晴らしい選手だし、一緒に仕事が出来た事を誇りに思っている。
シーズン途中に神戸の監督に昇格した際、カズはすでにピークを過ぎた選手だったが、僕はいろんな意味で影響力の大きいカズをスタメンから外せなかった。就任初戦は0-1、2戦目は0-2、3戦目は0-3で敗れ3連敗。前監督の時から数えると4連敗だったし、次負ければクビになると思っていた。FWが結果を残せていなかったし、当時若手だった播戸にもチャンスを与えたいと思い、カズをスタメンから外す事にした。
その際、監督室にカズを呼び、外す理由を1時間30分かけて説明した。当時は延長Vゴールまであったので「最後に出てVゴールを決めてくれ」と言ったら「そうだね」と。目上の者に対してなんだからそこは普通「そうですね」だろと思ったけど(笑)、カズはいつも前向きな思考しかしていない。そして彼は本当に次の試合、途中出場でVゴールを決めた。「持ってる奴」はやはり前向きな思考、メンタルコントロールがしっかり出来るんだと思った。
あと、カズは自分の事以外は結構いい加減な選手(笑)。人の話を聞いてない(笑)。

これで講演は終了し、来場者へのプレゼント抽選会へ。



タオルマフラーやサインボールのプレゼントがありました。



聴講者数は300人前後だったようです。



私は終了後すぐに帰って来ちゃいましたが、クニさんのお店でサポーターと松田監督が語ってたらしいです。
しまった・・・残っていればよかった( ;∀;)
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魁!松田塾『パフォーマンス発揮のためのメンタルコントロール』 その2

2012年10月25日 12時59分14秒 | サッカー馬鹿
ZONEのお話の前に、松田監督の経歴から現在の思考に至った経緯のお話がありました。
他人や過去は変えられないが、自分が変われば未来が変わる。松田監督がこのような思考に至った経緯は、引退後にもう一度現役復帰した経験が大きな影響を与えているようです。



松田監督は1985年のユニバーシアード初戦のアメリカ戦、試合開始12分で大ケガをしてピッチを去りました。2年間も準備して来てたった12分で大会が終わり、非常に落ち込んだそうです。

膝の前十字靭帯断裂というケガは、当時は手術せずに筋肉を鍛えて膝を維持する保存療法が一般的だったらしいのですが、医師から「現役としては数年プレーできるけど、生涯スポーツとして年を取ってもずっとサッカーを続けるのは無理」と言われ、それがイヤなので手術をしたと申しておりました。根っからのサッカー好きだったんですねぇ。

1991年。31歳の時、膝の状態が思わしくなく、チームから「コーチになれ」と引退勧告を受け現役を引退。母校である筑波大へフィジカルコーチ研修へ行き、トレーニング理論を学ぶ事になりました。
現役の頃はケガをすると焦りや不安でがむしゃらにトレーニングを行っていたそうですが、トレーニング理論を学んだ事、そして現役を引退していた事から、焦りもなく淡々とトレーニングを行った結果、なんと膝が治ってしまったそうです(笑)。

1992年。時はJリーグ開幕の前年です。広島は監督にバクスター氏を招聘。広島に戻りコーチ兼通訳となった松田監督はそこでバクスター氏に最も近い立場でゾーンディフェンスの理論を学びます。
第1回のJリーグナビスコ杯が行われたこの年、広島は守備陣にケガ人が続出。膝の状態も良かったので練習時に松田監督が代役でプレーしていたら、バクスター氏から学んだ理論を実践で具現化できる唯一の選手になっていたそうです。その後もチーム内はケガ人が多く、バクスター氏に「なんで辞めたんだ?」と声をかけられるほどのプレーが出来ていたそうで、ナビスコ杯で1試合だけ現役復帰する事になります。
コーチという立場から急遽試合に出場する事になった松田監督。まさに「次はない状態」でその1試合を必死に戦っていたら、結局残り3試合に全て出場する事となり、気が付けば翌年Jリーグが開幕。晴れてJリーガーとなっていたそうです。
一度は諦めたJリーガーになるという夢が実現し、まさに奇跡としか言いようがないと申しておりました。

現役引退を経験していたので、現役復帰後は試合に出られる喜びや感謝の気持ちを常に感じながら「常に幸せな気分でプレーしていた」との事。そういうメンタルでいられたからこそ良いプレーが出来て、その後36歳まで現役を続けられたのではないかと松田監督は語っていました。

それでは、ZONEへと思考を導くにはどうしたらいいのか?



自分の身に起きた出来事をポジティブに解釈出来るかどうかが非常に重要だそうです。
例えばケガをした時、「あーもうダメだ」と思うのか、それとも「この程度で済んで良かった」と思うのか。ポジティブに解釈する事でメンタルを良い状態に保つ事が出来るとの事です。

次に、今出来る事を精一杯やるという事。



得点を決めた直後に失点するというのはよくある光景ですが、1点リードした事で気持ちにゆるみが出たり、ここからどう戦うかなど未来の出来事を考え始めたりして、目の前のプレーに集中できなくなる事が原因です。今自分は何をすべきか、今出来る事を精一杯やる事が重要なのです。極端に言えば死生観にたどり着くわけですが、今を生きる事が素晴らしいプレーにつながるというわけです。

ここで松田監督による、先日の日本vsフランス、vsブラジルについての解説が入ります。



フランス戦は過緊張の状態から少しずつZONEに移行した試合で、前半は固さもあってやられたけど後半からは徐々にボールを支配できる時間が増えて行った試合だったと申しておりました。
ところがフランス相手にでもやれたという自信を持って臨んだブラジル戦は、最初の5分が素晴らしかったせいで過信からゆるみを生じ、ZONEに入っていた覚醒水準を下げてしまった試合だったとの事。力の差も当然ありましたが、試合開始早々カウンターを許した場面ではブラジルが攻撃に5人をかけていたのに対し、日本のディフェンスは4人しか戻っていなかったそうです。結局このカウンターでは失点しませんでしたが、こういうちょっとした場面でのゆるみが先制点を許した場面のプレスのゆるさに繋がっているとの指摘がありました。

その3に続く。
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魁!松田塾『パフォーマンス発揮のためのメンタルコントロール』 その1

2012年10月25日 12時00分01秒 | サッカー馬鹿
足利で行われた松田監督の講演会に行って参りました。演題は『パフォーマンス発揮のためのメンタルコントロール』。戦術的な内容ではなく、メンタル面でどうサッカーと向き合うかという内容でした。

松田監督は神戸監督時代、元日本代表三浦淳選手とメンタルが原因で衝突した経験がございます。こういう問題も経験している方ですし、面白いお話が聴けるかなぁと期待して、大渋滞の中何とか開始前に足利到着。



まずは松田監督の講演会の定番、2006年のJ1-J2入替戦映像。



2006年夏まで自らが指揮を執っていた福岡をアウェーゴールで上回り、神戸がJ1昇格を果たした試合でございます。



結果が出なかった事で福岡の監督を解任されたわけですが、それに関しては受け入れていると。ただ、解任の際の事務的な手続きに「理不尽さを感じた」そうで、この試合は松田監督曰く「クラブに対する合法的な仕返し」だったそうでございます(笑)。
しかしながら決してチームへの愛情が消滅していたわけではなく、この試合は自分が育てたチームを自分がJ2へ落とす、つまり得点を決めると自分自身のサッカーを否定する事にもなる試合だったわけです。非常に複雑な心境だったと申しておりました。
この試合では普段は絶対にやらないような、考えられないミスから生じたピンチがありました。天国か地獄かというギリギリの心理状態では無理もない出来事だったのですが、こういう事が起こるのはメンタルコントロールが出来ていないのがその理由です。



プロに入ってくる選手はみんな「技術」や「体力」というハードウェアは備えている。しかしプロ入り後成功できるかどうかは「心・メンタル」というソフトウェアが大きな割合を占めているらしいです。ここが一番大きな差だと。
メンタルは入れ替えられる、プロ入り後でも鍛えられる部分だと解釈しました。



松田監督は筑波大を卒業後、当時のトップリーグだったJSL所属のマツダ(現広島)に入社します。仕事をしながらサッカーを続けていたそうですが、社内研修でケン・ブランチャードの『1分間マネジャー』という著書に出会います。そこには「気分の良い部下は良い成果を生む」という言葉があったそうです。サッカーに置き換えると「気分の良い選手は良いプレーをする」という事。

では、「良い気分ではない」とはどういう状態なのか?



ミスに対する恐れがあったり、心配事があって集中できなかったり・・・。メンタル面で消極性が出ると気分良く仕事が出来ない状態となります。これが「気分良くプレーできない状態」。

それでは「良い気分」とはどういう状態なのか?



自らの良いプレーを思い返したり、成功するイメージを思い描いたりすると、脳波にα波が多く現れる。逆に苦手な事、マイナスなイメージを持つと、β波が出て来て集中できない状態に。プラス要素を多くイメージする事で集中力が増し、リラックスしてプレーできるようになります。

ただし気分が高揚し過ぎてもダメ。



程よく覚醒し、高いパフォーマンスを発揮できるのは、「いわゆるZONE(ゾーン)に入った状態」。メンタルをここに持って行けるのが「メンタルが強い選手」となります。



結果を重視するのはプロとして当然なのですが、「勝利にこだわる」のと「勝利にしがみつく」のは全然違う。前者は気分良くプレーする選手の思考で、後者は気分がよくない選手の思考だそうです。

それでは、メンタルをZONEへと導く思考法とは?
その2へ続きます。
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サッカー漬けの一日

2012年10月25日 07時09分26秒 | 工藤家の日常
朝練からの学校からの部活からのクラブ。
今日は一日サッカー漬けでございます。
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終わったよ

2012年10月24日 20時19分27秒 | サッカー馬鹿
内容の濃い講演でした。
明日にでも内容まとめまーす。
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松田監督講演会

2012年10月24日 18時27分54秒 | サッカー馬鹿
足利市にやって参りました。
松田監督の講演会でございます。
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長崎は自動昇格?入替戦?

2012年10月23日 22時59分06秒 | サッカー馬鹿
先日のエビツリーバーガーに引き続き、本日は絶品タワーチーズバーガーを購入致しました。
エビの反省を生かし、今回は2つだけにしてみたのですが、これこそ5つ買っても食べられる!うまい!(^^)b
また来週も買いそうな勢いでございます(笑)。どちらを購入するか迷ったらタワーチーズバーガーがおすすめ♪

はいこんばんは、院長でございます。
今日はJ2昇格を狙う長崎の話題を。

『長崎のJ入会、債務超過解消の根拠求める』(SANSPO.COM)

『J2加盟申請でV長崎からヒアリング 』(スポーツナビ)

先日の試合は廃部が決定している3位SAGAWA SHIGA FCに完敗を喫したV・ファーレン長崎でしたが、依然首位をキープ。3位との差は勝ち点9、2位との差も勝ち点5。残り4試合なので、早ければ次節にも2位以内を確定させ、J昇格にぐっと近づくというこのタイミングで出て来た債務超過解消問題。長崎側は大丈夫と説明しているようですけれど、書類不備があったり債務超過を解消するための入金時期が不透明だったり、Jリーグ側の信頼を得られる内容ではなかったのだと思います。
おそらく問題なく債務超過は解消される事と思いますが、現場が結果を出しているんだからフロントが足引っ張っちゃダメ。現場を不安にさせないためにもこういう仕事はフロントが責任を持って行うべきです。クラブとしての資質が問われる事態ですから、長崎のフロントはもう二度とこういう指摘を受けないようにして欲しいものです。

残り4試合、勝ち点59で首位を行く長崎の対戦相手は佐川印刷、MIOびわこ滋賀、Y.S.C.C.、ソニー仙台。勝ち点54で首位を追走する2位長野はMIOびわこ滋賀、ブラウブリッツ秋田、藤枝MYFC、Y.S.C.C.。長崎の2位以上はほぼ確定でしょうけれど、優勝できるかどうかはまだまだわかりません。
いちサッカーファンとしては入替戦でJ2最下位との実力勝負で決着をつけていただきたいですけれど、さてさてどうなりますやら・・・。
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来季もJ2なのか・・・!?

2012年10月22日 23時07分20秒 | サッカー馬鹿
昨日は栃木SCが負け、日本ユニシスBULLSが負け、今朝はベンガルズが負けました。
この週末は応援しているチームが全敗という有様で、大変ヘコんでおります。

どうもこんばんは、院長でございます。



昨日の東京V戦に関しては、あれが今のチーム力なのだと思います。
2点目を決められた時点で前がかりにならざるを得ない状況なので、4失点にもさほど驚きはありません。
それよりも何よりも、試合後の選手達の表情を見て正直がっかりしたというのが本音です。
昨日の試合がどれほど大事な一戦だったか、選手達だってよく理解していたはずです。
それなのに悔しがっているのはサポーターばかりじゃないですか。
いやいや、悔しくないはずないってのはわかっています。選手達だって当然悔しいでしょう。
でもそれがプレーからも試合後の表情や態度からも伝わって来ない。
私としてはそれが余計に悔しいですし、選手達に対する腹立たしい気持ちもあります。

勝ちたくないの?負けても悔しくないの?J1行くんじゃなかったのかよ!?

今シーズン残りは3試合。H松本、A岡山、H北九州と残っております。
栃木も含めたこの4チームは偶然にも順位が非常に近いので、勝てばそれだけ順位は上がります。
それでは順位をおさらいしておきましょう。

01位 甲府 81 +26 J2優勝
02位 京都 67 +14 1試合未消化
――――<J1自動昇格ライン>――――
03位 湘南 66 +17
04位 大分 64 +15
05位 横浜 64 +12
06位 千葉 63 +21
―――<プレーオフ進出ライン>―――
07位 東京 63 +20
08位 山形 61 +09
09位 松本 58 +06
10位 岡山 58 +04
11位 栃木 57 +02
12位 北九 55 +02

プレーオフ圏内の6位との勝ち点差は6。残り3試合でこの差があり、そして現在の得失点差も考慮すると絶望的な数字です。
残り3試合を全て勝つというのは当然の話。しかしそれでも上位チームを勝ち点で上回る可能性は非常に低い。
可能性は残っている・・・というのは数字上の話だけであって、昨日の結果を受けて事実上の終戦となったと考えて良いと思います。
ここからの現実的な目標は「J1昇格」ではなく「ひとケタ順位」になると思います。

諦めたくはないですし、とっても悔しいですが、これが現実です。
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試合終了

2012年10月21日 18時00分26秒 | サッカー馬鹿
1ー4

泣きたい。
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前半終了

2012年10月21日 16時57分20秒 | サッカー馬鹿
0ー1

おい!負けてんぞ!?
勝て!勝て!勝て!
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