@ kill time

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スポーツ観戦、映画鑑賞、旅行紀、読書、食べ歩き等の身近な話題を紹介します。

奥田英朗/邪魔

2007年12月09日 | ○○な話
奥田英朗 著 邪 魔を紹介します。

2002年版「このミステリーがすごい!」第2位

第4回大藪春彦賞受賞



及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供2人と東京郊外の建売り住宅に住む。

スーパーのパート歴1年。

平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。

恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。

日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。

本作品には三人の主要人物が登場する。

平凡な主婦、暴力団から逃れられない少年、心に傷を持っている警察官。

一見関係ない彼らの人生が、小都市で起こった放火事件をきっかけに、交錯していく。

事件の進行よりも登場人物の変化、人間の変貌が、読んでいてグイグイ引きこまれます。

上下あわせたら約800ページですがスラスラ と読めてしまう良作!!

コメント
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