私はどちらかと言うと「蕎麦党」です。
「饂飩」も嫌いじゃないですけど、「蕎麦」の方が好きですね。
ここで「蕎麦」のうんちくを・・・。
「蕎麦」は、蕎麦粉の使う部分や割合によって、風味や香り、食感がガラリと変わります。
「十割蕎麦」はつなぎを一切使っていない蕎麦で、蕎麦本来の香りと味が楽しめます。
「二八蕎麦」は蕎麦粉8割、つなぎ2割で、一般的な蕎麦がこれに当たります。
「更科蕎麦」は蕎麦の実の中心部のみを挽いた真っ白い粉で打った蕎麦でつるりとした食感が楽しめます。
「田舎蕎麦」は蕎麦殻も一緒に挽き込んである黒っぽい蕎麦でコシと香りが魅力です。
今年も早いもので、「もう幾つ寝るとお正月♪」の時期になりましたね。
皆様の家庭では「年越し蕎麦」を食べますか?
この「年越し蕎麦」はもともと江戸時代には月末に食べる「三十日(みそか)そば」という習慣があって、この習慣が大晦日にだけ残ったものらしいです。
何故、大晦日にだけ残ったかと言うと「細く長く達者に暮らせることを願って」という説がもっとも一般的だそうです。
また、その説以外にも
「蕎麦が切れやすいことから、一年間の苦労を切り捨て翌年に持ち越さないよう願った。」
「金細工職人が作業場に散った金粉を蕎麦粉の団子で集めたことにちなみ、金運を願った。 」
と言う説もあるそうです。
私的には
「蕎麦は少々の風雨に当たっても、翌日陽がさせばすぐ起き直ります。それにあやかって、来年こそは!と、捲土重来を期して食べる」
という説が好きですね。
「年を越す前に蕎麦を食べきらないと翌年は金運に恵まれない。」らしいですよ。
大晦日にTVで”紅白”と”K-1 Dynamite!!”と”ハッスル”と”やれんのか!”を見ながら、酒を飲み過ぎて、「年越し蕎麦」を食べ忘れたという事のないように御注意を!