Hさん、TVゲームと云われるものはPlayStation 2の「龍が如く2」で最後のバトルが何回やっても勝てずに断念して以来やった事がありません。
それから時代は進んで、今やゲームはTVの前でピコピコ?とやるのではなく、スマホやタブレットで、何時でも、何処でも、すぐに遊べる時代になりました。
最近、HさんがTVを観ていたら、その横で家人がスマホで何やらシュッシュ?とやってます。
いい大人がゲームなんてよくやるよ!まったく・・・
なんて思っていたら・・・
その家人から、”これ、面白いよ! やってみれば!”と薦められました。
それが「蒼の三国志」と云うゲームです。
最近のゲームは絵が綺麗ですね~!!
まあ、”百聞は一見にしかず”・・・何事もやってみなくちゃ判らないからな~!
柔軟な考えの持ち主のHさんです!
早速、Nexus7に無料ダウンロードして遊んでみる事にしました。
「蒼の三国志」は軍勢RPGと云われる戦略シミュレーションゲームです。
敵の軍勢を倒してご褒美?を手にいれて、自国の国力を上げる!
陣地内に色々な施設を建てて、それをどんどんレベルアップしてゆくのは、大昔に流行った「シムシティ」に何となく似ていますね~。
ゲームは本筋の列伝以外にも外伝や決戦などで色々なステージが用意されています。
まずは、味方の陣営を整えます!
イザ! 合戦開始!!
指で自分の軍勢をシュッとなぞるとその方向に動き出します!
Hさん、画面に触れた状態で指を滑らせる操作を”スワイプ”と呼ぶ事をこのゲームで初めて知りました!!
弓隊や槍隊、騎馬隊など軍勢それぞれに攻撃の特徴がありますので、効率良く戦わせないと、こちらが攻められる羽目になります。
さらに、背後からの攻撃の威力は3倍になります!!
合戦もラスト近くになると、お決まりの敵のボスキャラが登場!!
その頃にはこちらの軍勢もかなり減っているので、ボスキャラを倒すのは大変です!
このゲームはすでに300万ダウンロードを記録しているのだとか!
成る程~! これは嵌まる訳です!!
D1 警視庁暗殺部」を読みました。
法で裁けぬ悪人抹殺を目的に警視庁が極秘に設立した“暗殺部”。
射撃の名手・周藤一希、刃物遣いの天才・神馬悠大ら精鋭を擁する。
東京・吉祥寺の放火事件で遺体からエボラウイルスが検出された。
防犯カメラに映っていたのは白ずくめの集団だった。
さらに現場では女性の誘拐が判明―
やがて暗殺部が仕掛けた罠に獲物が掛かった時、恐るべき真の黒幕が浮上した!
人気作「もぐら」シリーズに続く、新シリーズの第一弾!と云う事で読んでみました。
”桜の名の下、極刑に処す!”・・・という決め台詞は現代版の遠山の金さん!
さらに、法では裁ききれない巨悪を退治するストーリーはまさに現代版の必殺仕事人です!!
登場キャラもそれぞれに個性的、魅力的です。
「もぐら」に比べて、いまいちハラハラ感には欠けましたが、このシリーズの今後の展開が楽しみです。
この小説の満足度:☆☆☆
「小さいおうち」を読みました。
昭和11年、田舎から出てきた純真な娘・布宮タキは、東京郊外に建つモダンな赤い三角屋根の小さな家で女中として働き始める。
家の主人で玩具会社に勤める平井雅樹、その妻・時子、2人の5歳になる息子の恭一とともに穏やかな日々を送っていた。
ある日、雅樹の部下で板倉正治という青年が現れ、時子の心が板倉へと傾いていく・・・。
それから60数年後、晩年のタキが大学ノートにつづった自叙伝を読んだタキの親類・荒井健史は、それまで秘められていた真実を知る。
山田洋次監督によって映画化されたと云う事で読んでみました。
山田監督の作品と云えば”泣ける話”だろうな~、なんて勝手に想像して読み始めましたが・・・
戦前~戦後までの市民の生活が意外に淡々と描かれていました。
戦時中の話もさらりとしていてほどんど暗い影が感じられません。
ひっそりと静かに進行してゆくストーリーは、”久々に文芸作品を読んだな~!”と云う感じです。
第143回(平成22年度上半期) 直木賞受賞作
この小説の満足度:☆☆☆☆
首藤 瓜於 著 「指し手の顔 脳男Ⅱ」を読みました。
元関取が愛宕市内で突然暴れて多くの死傷者を出し、精神科の入院歴が問題にされた。
他にも事件を起こした元患者たちが揃って直前に行方不明になっており、精神科医の鷲谷真梨子は患者の話から監禁に使われた小屋を探しあてた。
が、事件の鍵を握る医療ブローカーと小屋を監視していた刑事二人が殺される・・・。
映画化もされた『脳男』の続編です。
前作から1年後の話。
舞台は前作と同じ愛宕(おたぎ)市。
登場人物も刑事の茶屋、精神科医の鷲谷真梨子、そして脳男こと鈴木一郎。
三者それぞれに異常な連続殺人事件の真相に迫ってゆくと云うストーリーですが・・・
肝心の脳男の出番が少なすぎます!
前作を読んで期待度が大きかっただけに、がっかりでした。
この小説の満足度:☆☆
絶海の孤島「青ヶ島」での仕事を終えたY平さん、再びヘリコミューターで八丈島へと戻りました。
標高854mの八丈富士が美しい!!
Y平さん、残念ながら周囲を断崖絶壁に囲まれた青ヶ島では大好きな釣りが出来なかったそうです。
しかし! 仕事:3割・釣り:7割!
まるで焼酎のお湯割りのような釣り好きがここまで来てだまって帰るはずがありません!
翌日からは八丈島の堤防で釣り三昧をしようとレンタカー屋さんへ行きました。
そこで香港と台湾から来た二人組と知り合い、フェリー待ちの時間を利用して一緒にレンタカーで島内観光をする事に・・・。
思わぬ所で国際親善を果たしたY平さんでした。
さて、さて、翌日は快晴で絶好の釣り日和となりました!! 早速、堤防へと出かけました。
水平線の向こう側に青ヶ島が見えますね~!
堤防での釣りは何と!ムロアジが入れ食い状態!!
次から次へと釣れます!
Y平さんによると、朝から晩までやっていれば、間違いなく100匹以上は釣れますよ~!!との事。
ムロアジ以外に釣れたものは・・・
こちらはブダイですね~。
そして、小型のサメです・・・。
この魚は・・・、ん~、よう判らん!
こんな感じで地元の人に混じって日が沈むまで釣りを楽しんだY平さんでした。
お~! 水平線に沈む夕日が沈む美しい!!
翌日は海が荒れていて釣りは中止して、再びちょいと島内めぐりに・・・
八丈神社です。
こちらは八丈島特産のアシタバ畑です。
アシタバは八丈島に原生しているセリ科の多年草で、今日摘んでも明日芽を出すといわれるほどの生命力の強さから『アシタバ(明日葉)』と呼ばれています。
そのアシタバを練りこんだ「あしたばうどん」です。
こちらは「あしたばラーメン」
特産品だけに色々な料理に使われています。
こうして、暫し都会の喧騒から離れ、浮世の憂さをはらしたY平さんでした。
釣りキチY平さんが先日、趣味?と実益を兼ねて「青ヶ島」へ行ってきたそうです。
今回はその「青ヶ島日記」を紹介します。
青ヶ島は、伊豆諸島の有人島としては最南端に位置する島で来る者を寄せ付けない独特な地形から「鬼ヶ島」とも呼ばれています。
住所は「東京都青ヶ島村」、日本国内で最も人口の少ない地方自治体で、その人口は2014年1月1日時点で170人だとか。
世界でも珍しい端正な二重のカルデラを一望できる島でもあります。
東京都心からは約360km、八丈島から南へ約70kmの位置で、本土から直通の交通機関はありません。
島の周囲は断崖絶壁に囲まれ、港は集落から遠く離れた断崖絶壁の下の「三宝港」のみです。
港への定期船は海が荒れやすい冬場は週に1度から10日に1度しか出ないそうです。
今回、Y平さんは羽田から飛行機で八丈島まで行き、さらにそこからヘリコプターに乗り継いで青ヶ島まで行ったそうです。
ヘリコプターは東邦航空のヘリコミューター『東京愛らんどシャトル』と云い、9人乗りで、八丈島を起点にして伊豆諸島のほかの島との間に開設されています。
八丈島から青ヶ島までは飛行時間20分で一日1往復のみと云う事です。
そして、こちらが周囲を高さ50から200メートルの直立する崖に完全に囲まれた絶海の孤島「青ヶ島」です。
島内の様子はこんな感じ。
Y平さんの話によると、この島ではTV番組「いきなり黄金伝説」の収録も行われた事があるのだとか。
島内の到る所で断層を見る事ができます。
Y平さんが泊まった民宿です。
その民宿でお土産品として売られていた芋焼酎の『あおちゅう』です。
サツマイモを原料とした独特の香りと味は全国の焼酎好きの間で「幻」とささやかれている焼酎です。
確かに、これはなかなか手に入らないですね~!
そして、こちらは島特産のとうがらしと黒潮の海水を地熱蒸気でゆっくりと結晶化させた自然塩の「ひんぎゃの塩」です。
青ヶ島から八丈島に向けてヘリコミューターが離陸する際には、送迎の島民が手を振り、駐在所の警察官が敬礼する風景がみられます。
成る程、警視庁の車が止まっていますね~!
こうして、釣りキチY平さんの青ヶ島日記は終了したのでした。
あれ~? 釣りは!?
藁にもすがる獣たち」を読みました。
大金の入った忘れ物のバッグをネコババしようとするサウナで働く初老の男。
暴力団に2000万円もの借金をして返済に窮する悪徳刑事。
FXで失敗した借金を返すためにデリヘルで働く主婦。
金の誘惑におぼれ、犯罪に手を染めていく獣たち・・・。
追い詰められて、破滅への道を突き進む彼らを待ち受ける驚愕の結末とは?
一癖も二癖もある三人が繰り広げる物語。
それぞれにストーリーが展開されていきますが、最後はみごとにまとまります。
最後に笑うのは一体誰なのか、それとも全員破滅なのか。
テンポの良い描写にぐいぐいと引っ張られて・・・
最後は、見事に予想を外された!!
この小説の満足度:☆☆☆☆
「スター・トレック イントゥ・ダークネス 」
公開:2013年
出演:クリス・パイン, ザッカリー・クイント, ベネディクト・カンバーバッチ
宇宙歴2259年。
平和を謳歌する地球に、突如訪れた史上最大の危機。
それは、USSエンタープライズのクルーの一員ジョン・ハリソン司令官によってもたらされた。
復讐を誓い、たった一人で戦争を仕掛けてきたハリソン。
地球規模の脅威を前に、若きリーダー、カークはエンタープライズを率いて、敵が潜む宇宙の戦闘地帯へと旅立つ。
ハリソンの過去と復讐の真の目的とは──?
地球の存亡と引き換えに、カークが、エンタープライズのクルーが払わなければならない犠牲とは──?
新スター・トレック、シリーズ第2弾です。
と、言っても、Hさんは、これまでに旧シリーズも、新シリーズも観ていません。
大昔にTVで放映していたのをちらりと観ただけです。
本作はそんなHさんでも十分に楽しめました!
VXF映像の素晴らしさに圧倒されます!
ダイナミックでスピーディな展開で最後までハラハラドキドキでした。
本来感情を持っていないはずのスポックが終盤に怒りを爆発させるシーンが圧巻です。
この映画の満足度:☆☆☆☆
シャイロックの子供たち」を読みました。
ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。
女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪…!?
“たたき上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績…
事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。
銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮すことの幸福と困難さに迫った傑作群像劇。
架空の都市銀行の大田区にある東京第一銀行長原支店に勤める行員たちの姿を描く短編集です。
副支店長や女子行員、新人、検査部員、パートタイマーなどそれぞれ別な主人公の短編が10話収録されています。
傍から見ると整然としているかに見える銀行も、出世、地方転勤、社内恋愛、ノルマ達成など中ではいろいろあって・・・
銀行員って結構大変だな~!、なんて読んでいると・・・・
あれ、あれ、あれ~!
最初は別々の話かと思い読んでいたのに、最後はつながって・・・
こう云うオチかよ!!
流石は、半沢直樹!? 面白い!!
この小説の満足度:☆☆☆☆
偽りの血」を読みました。
最愛の兄の自殺から六年、ライター深沢の前に兄の妻と名乗る女性・朱実が現れる。
そして、自殺の三日前に結婚していたこと、多額の保険金がかけられていたことを知る。
保険金の受取人だった実父、朱実を連れてきた弁護士、担当刑事だった元同級生…。
ひとり真相を探り始める深沢の元に、死んだはずの兄から一通のメールが届く。
これまでに読んだ笹本作品の中では『天空への回廊』、『フォックス・ストーン』、『太平洋の薔薇』、『グリズリー』、『極点飛行』などいずれもスケールの大きい冒険・謀略小説でした。
本作はそんな冒険小説のような派手さはありませんが、じっくりと読ませるハードボイルドなミステリー小説です。
フリーライターの深沢章人が兄の死の謎を解明する中で次々明らかになる驚愕の事実。
なかなか面白い!
さらに、結末に向けて物語は加速する・・・。
おっと! ラストがこれか・・・。
読後感は爽快!と云う訳には行きませんでした。
この小説の満足度:☆☆☆