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ロボットフェス 2年ぶりの全日本小中学生選手権 資源エネ庁長官賞に久保愛琉さん(御坊小) 〈2022年1月30日〉

2022年01月30日 08時30分00秒 | 記事

 昨年秋から冬にかけて2年ぶりに実施した「きのくにロボットフェスティバル2021」第14回全日本小中学生ロボット選手権決勝大会の模様が29日昼にユーチューブ公式チャンネル「和歌山県インターネット放送局」でオンライン放送され、成績を発表。日高地方から唯一、小学生の部で久保愛琉さん=御坊小6年=が特別賞のコストパフォーマンス大賞(資源エネルギー庁長官賞)を受賞し「うれしい」と喜んだ。

 新型コロナ感染予防で国内最先端ロボットのスーパーロボットショー、きのくに高校生ロボットコンテスト、全国高専ロボコンパフォーマンスなどは2年連続で中止したが、全日本小中学生ロボット選手権は(1)地区大会は適切な感染症対策を講じることで実施可能(2)決勝大会は非対面方式の動画審査で行う(3)令和2年度、中学3年生だった選手の救済を行う-の観点から2年ぶりに実施した。
 地区大会は昨年秋に県内6ブロック、近畿地区、関東地区、東海地区など県外11ブロックで行い、各地区の上位入賞者(小学生、中学生各40チーム)が決勝大会に進出。決勝大会はそれぞれで撮影、提出された動画で特別審査員がタイムや得点を審査し、12月26日の審査最終日に3位以上、特別賞受賞者を決めた。
 小学生の部は徳島県板野町の1年生、中学生の部は姫路市の1年生がそれぞれ優勝するなど3位まで他府県勢が占めた。特別賞は小学生、中学生それぞれ10の表彰があり、管内勢で唯一、久保さんが省エネルギーの観点からコストパフォーマンスに優れていると認められたコストパフォーマンス大賞(資源エネルギー庁長官賞)を受賞。同賞はアイデア大賞(文部科学大臣賞)デザイン大賞(経済産業大臣賞)に次ぐ賞。
 小学生の部は「登って55(ゴーゴー)」と題し、ロボットを使って障害物を越え、その先にあるサイコロの目を変える競技。「ヘドバン君」と名付けたロボットで受賞した久保さんは「あまり装飾に凝らずにつくったので動きがよかったと思います。自信はなかったけど特別賞に入ったとお母さんから聞いて、まさかこんな立派な賞だと思わなくてびっくりしました。うれしかった」と喜んだ。
 オンライン放送ではスペシャルゲストに「ロボットゆうえんち」代表の岡本正行氏を迎え、地区予選会のダイジェスト、アトラクション、決勝大会のダイジェストを放送。2月13日午後6時30分からテレビ和歌山でも編集版を放送する。


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