紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

美浜・日高両町で成人式 感謝胸に大人として第一歩 〈2022年1月5日〉

2022年01月05日 08時30分00秒 | 記事

 穏やかな正月日和に恵まれた4日、美浜町と日高町で令和4年成人式が行われた。美浜町では対象者67人(男39・女28)のうち53人(32・21)、日高町で96人(57・39)のうち67人(38・29)が出席。コロナ禍が続くなか、マスクに換気、消毒と感染防止対策を徹底し、極力出席人数を減らすなど制限を設けたなかでの開催だったが、新成人らは振り袖や紋付きはかま、スーツで正装して、晴れやかな表情で式典に臨み、久しぶりの同級生との再会を喜んだ。

 美浜町 昨年はコロナ感染防止の観点から中止し、2年ぶりの開催となった。
 新成人紹介、国歌斉唱に続いて、籔内美和子町長が式辞。まずは「今年の成人式も開催できるか大変心配しましたが、皆様とこうしてお会いできたこと、本当にうれしく思います」と無事の開式を喜び「この先、皆様にはたくさんの希望が待っています。私は未来に向かって進む皆様の応援者の一人です。辛いことや悲しいこと、つまづきもあると思いますが、皆様は決して一人ではない」とはなむけの言葉。「心が豊かになると、人のいいところが見えてくる」との片岡鶴太郎さんの詩を紹介し「皆様の心が豊かであることを祈っています」と続けた。
 谷重幸議長は「感謝の気持ちを大切に、それを伝えてほしい」と祝辞を述べ、新成人を代表して鈴木義幸さんと山本のどかさんが「二十歳の誓い」。最後に杉元陽菜さんが謝辞で、大人としての自覚を持ち責任ある社会人として歩んでいく決意を述べた。
 日高町 松本秀司町長が「コロナ禍でも前向きに歩み、連絡を取り合い、励まし合うことが大事。明るい未来を切り開くのは、いつの時代も若者の柔軟で斬新な発想と行動力。皆さんの前には無限の可能性が広がっている。若い力を存分に発揮し、失敗を恐れず、高い志と情熱を持って、一度しかない人生を心豊かに歩んでほしい」と式辞。
 辻村昌宏町議会議長や冨安民浩県議の祝辞の後、松本町長が新成人代表の柴田芽依さん(志賀)に記念品を贈呈。新成人代表の上畑季穂さん(荊木)が「未成年ということで許されたことも、今日からは、すべて自分自身で責任を取らねばなりません。それが一人前の社会人。私たちを育ててくださった親や家族、地域社会の皆様方に感謝し、社会のお役に立つような人間になることを誓います」と謝辞を述べた。
 外に出て、新成人の芝祥太さん(高家)の合図でバルーンリリース。花言葉の「門出」を意味するスイートピーの種が入った風船を飛ばして祝い、記念撮影した。


 その他の主なニュース

 2日 日高マリナーズが新春OB戦

 3日 御坊ジュニアタイガースOB交流戦

 日高川町議選 現職が引退表明

 管内7市町で一斉に仕事始め式