紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

新型コロナ 新規感染者初めての3桁 2日連続過去最多、117人確認 〈2022年1月15日〉

2022年01月15日 08時30分00秒 | 記事

 新型コロナウイルス感染症で県は13日、県内で新たに幼児から80代の男女117人が感染したと発表した。1日当たりの新規感染者確認数としては初めての3桁。前日12日の93人に続いて2日連続で過去最多を更新した。入院患者数は347人で病床使用率は58・7%に達し昨年9月9日以来4カ月ぶりに50%を超えた。累計感染者数は5645人。

 この日、県内で新たに感染が分かった117人は保健所別で和歌山市49人、橋本16人、岩出15人、田辺12人、湯浅9人、海南8人、御坊4人、県外1人。変異株「オミクロン株」の感染疑いは27人で累計119人となった。
 県内では第5波以降、小康状態を保っていた。新規感染者は10月7日を最後に5人未満の日が続き、感染者確認なしの日も多くなった。12月2日から29日までは28日間連続でゼロとなったが、全国的に第6波が懸念され始めた30日に1人を確認。今年に入って4日の2人を皮切りに5日4人、6日13人、7日8人、9日21人、10日45人、11日34人と増え始め、12日に過去最多となる93人と激増。昨年8月20日と24日の90人を上回り、117人が確認されたこの日、2日連続で過去最多を更新した。今年に入っての新規感染数は224人で御坊保健所管内では6日に1人、12日に1人が確認され、この日の4人を合わせて6人となった。
 クラスター(感染者集団)も相次いでいる。今年に入って7例(累計98例)発生しており、9日に開智高男子バレーボール部、10日に紀伊田辺ライオンズクラブと和歌山北高男子バレーボール部、12日には同校女子バレーボール部と岩出保健所管内の成人式後の同窓会のグループをクラスターに認定。この日、和歌山市の飲食店で友人の誕生会に参加したグループと湯浅保管内での相撲クラブの合同合宿を新たに認定し、それぞれ15人と5人の感染が判明したほか、岩出保管内の同窓会グループで参加者や店舗の従業員ら新たに11人の感染が分かり、計21人のクラスターとなった。バレーボール部の開智男子は東京での春高バレーに出場、和歌山北男子は神奈川県へ遠征し、同校女子は県内外の4校と練習試合を行っていた。
 県は原則全員入院の方針を続けており、591に増やした591ある病床数を620まで増やすとともに、濃厚接触者の待機などに使っていたホテルを回復した感染者らの療養先として活用したい考え。県保健福祉部の野尻孝子技監は「若い人たちの集まりやスポーツ関係から広まっている。このままでは医療体制がひっ迫する。大勢での会食は控えてほしい」と訴えた。


 その他の主なニュース

 博愛会 「デイサービスセンター春日」新築安全祈願祭

 御坊市役所3階 成人式写真展示

 日高川町 県支援金対象に交付受付

 籔内美和子美浜町長に区長会が要望書提出