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日高川町議選 告示まで3カ月も依然低調 現11人は出馬、空白区で擁立も 〈2022年1月21日〉

2022年01月21日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(4月30日)に伴い4月12日告示、17日に投開票される日高川町議会議員選挙(定数12)まで3カ月を切ったが、新人出馬の名乗りはなく、無投票だった前回同様に低調なムードが漂っている。昨年末に現職・小畑貞夫氏(65)=皆瀬、3期目=が突然の不出馬を表明し、残る現職11人は出馬の意向を示しているが、現時点で定数に1人足らない状態。一方、議員空白区の江川区では新人擁立に前向きで、現職が引退する美山地区や中津地区でもうわさが聞かれ始めている。

 日高川町では新町誕生後、激しい町長選を3度繰り広げたが、その後は町長選が2期連続の無投票、議員選は、定数を削減した8年前に定数12で初めて執行されたが、わずか1人の超過。4年前の前回も無投票当選の極めて低調な選挙が続いている。
 同町議会は、管内では唯一、12人全員が60歳以上と高年齢化。現職の動向が注目される中、昨年末に小畑氏が「次世代の新人の入る隙間を空けたい」と不出馬を表明。小畑氏の後継候補はなく、現時点では地盤の中心となる美山・丸山地区から新人候補の具体的な名前は聞かれていないが、美山地区の保守系新人の擁立を模索する動きもある。
 小畑氏以外の現職では、高齢を理由に態度を保留していた現職が「若い人が出てくるような状況なら身を引くこともあるが、定員割れや無投票は避けたい」と話し、現職11人は出馬に前向きな意向。一方、新町誕生後議員空白が続き、3番目の大票田(526人)の江川区は久留米啓史町長の地元。前回も新人擁立の動きを見せていたが「地元として議員を誕生させて町長を支えたい」との思いから、擁立に積極的に動いている。このほか、中津地区でも出馬に前向きなうわさも出ているが、具体的な名前はまだ上がっていない。住民からは「競って選ばれてこその議員。2期連続の無投票なんて」と選挙戦を望む声も。両地域だけでなく、現職がいる川辺地区でも新人擁立のうわさもあり、動きが注目される。
 立候補を予定している現職は次の各氏。敬称略。原、山本喜両氏は共産、その他は無所属。○数字は当選回数。
 井藤満人(73)=三百瀬(3)=▽伊奈禎胤(64)=小熊(2)=▽入口誠(63)=平川(4)=▽熊谷重美(75)=山野(5)=▽龍田安廣(65)=船津(5)=▽原孝文(65)=坂野川(5)=▽堀辰雄(69)=土生(5)=▽堀江才二(67)=若野(3)=▽山本喜平(66)=初湯川(5)=▽山本啓司(60)=和佐(3)=▽吉本賢次(75)=皆瀬(5)=。


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